NiVE(NicoVisualEffects)の導入手順
NiVE v1.xx系の導入手順を書いてみます。
説明で使用しているSSはNiVE v1.86のものです。
■.NET Framework の導入
NiVEを動作させるには、.NET Framework 2.0をインストールする必要があります。
自分のPCに.NET Frameworkがインストールされているかどうかは、
コントロールパネル→プログラムの追加と削除→プログラムの変更と削除
のところで、
Microsoft .NET Framework ~
が入っているかどうかを見れば確認することができます。
なお、Windows Vistaを使っている場合は、.NET Framework 3.0が最初から入っており、
.NET Framework 2.0も一緒に入っているはずですので、
あらためて.NET Framework 2.0をインストールする必要はありません。
Vista以外のOSで、.NET Framework 2.0がインストールされていない場合は、
.NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)
をインストールしましょう。
なお、インストールしたら、必ずすぐに「MicrosoftUpdate」を実行して、
最新の更新パッケージを適用するようにして下さい。
色々と更新されています。
※XPやVistaの場合は、MicrosoftUpdateによって「.NET Framework 3.5 SP1」が
インストールされることになると思います。
この中には「.NET Framework 2.0 SP2」が含まれます。
※Windows2000は、.NET Framework 2.0 SP1までしかサポートされていません。
(もしかしたらSP2も入るかもしれませんが未確認)
■NiVE本体の導入
NiVE公式Wikiの、「NiVEについて」のページの「ダウンロード」から、
NiVEの最新版をダウンロードします。なるべく最新版を落として使うのがよいでしょう。
ダウンロードしたファイルはzip形式になっていますので、Lhaplusなどの解凍ソフトで解凍します。
解凍する場所は自分の好きなところで構いません。
NiVEはインストーラ形式ではないので、解凍した場所でそのまま使うことになります。
■プラグインの導入
NiVEでは、プラグインと呼ばれる機能拡張プログラムを導入することで、
機能を拡張することができます。拡張できる機能は、
1.入力機能
2.出力機能
3.エフェクト機能
となっており、多種多様なプラグインがリリースされています。
プラグインは、NiVE公式Wikiの「プラグイン」のページから
それぞれのリンクをたどってダウンロードすることができます。
数が多いので大変ですが、とりあえず全部ダウンロードして、
インストールしておくとよいでしょう。
インストールにあたっては、それぞれのプラグインに付属している
ドキュメントをしっかり読み、その指示に従って作業を行なってください。
基本的には、
「プラグインのDLLファイルをNiVEのpluginsフォルダにコピーする」
という作業を行なうだけですが、Visual C++のランタイムライブラリなど、
別のプログラムのインストールが必要なものもあります。
なお、64bit版WindowsでDirectShow入力プラグイン等を使いたい場合は、
こちらのエントリの内容に従って、NiVEを32bitアプリケーションにする必要があります。
(NiVE 1.86よりも後のリリースでは、この作業は不要になるかもしれません。
NiVE 1.86ではこの作業が必要です。)
■NiVEの起動
とりあえず環境設定を行なうため、NiVEを起動してみましょう。
NiVEの実行ファイルは、「NicoVisualEffects.exe」です。
起動すると、以下のように
「アイテム」
「ヒストリー」
「プレビュー」
「タイムライン」
という4つのウィンドウで構成されるNiVEの画面が開きます。
■環境設定
使い始める前に、最低限の環境設定を行なっておきましょう。
メニューから、「設定→環境設定」を選ぶことで、環境設定画面が開きます。
上の画像はデフォルトの設定状態です。
導入直後は、以下の2つの環境設定を行なっておくとよいでしょう。
1.「操作ごとにプレビューを更新する」にチェックを入れる
エフェクト等のパラメータを変更した場合、すぐにその結果が
プレビューウィンドウに反映されるようになります。
慣れるまではこのチェックを入れておいたほうがわかりやすいと思います。
慣れてくると、
「ちょっとパラメータ変えるだけでプレビューが再計算されるのは
重くて大変なので、必要な場合のみ再計算を行なうようにしたい」
と思うことも出てくるので、そうなった場合はチェックを外しておくとよいでしょう。
2.「拡張子の関連付け」を行なう
NiVEのプロジェクトは、拡張子が「*.nvp」になります。
関連付けを行なうことにより、nvpファイルを開く場合に、
自動的にNiVEが起動されるようになります。
「拡張子を関連付ける」のボタンを押すと、関連付けが行なわれます。
新しいバージョンを使い始める場合は、必ずこの関連付け設定を行なうようにしましょう。
その他の設定についてはここでは述べません。
詳細はNiVEに添付されている「操作説明.txt」を参照して下さい。
とりあえず、これでNiVEを使う準備は完了です。
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コメント
はじめまして
結婚式の生い立ちビデオを手作りしたくて、ムービーメーカーでやってみましたが物足りず、動画と静止画を
合成するフリーソフトがないかと探したところ、理想的なNiVEを見つけました!
NiVEについて書いてあるサイトを歩き回り、ダウンロードの仕方やその後の進め方を徹底的に調べたのですが、
NiVEを起動するまでに至らず、とても困っております・・・
どうか助けてください!!!
ちなみに、説明できる状態としては
Windows7 を使っています
NiVEを解凍してフォルダまでは出来たのですが、起動させるにはNicoVisualEffects.exeをクリックするというようようなことが書いてあったのですが、NicoVisualEffects.exeというものがなく、どうしていいかわかりません・・・
NicoVisualEffects.exeとNicoVisualEffects.exe.configは違うんですよね?
どうしたら起動できるまでに持っていけるんでしょうか・・・
お願いします・・・助けてください☆
投稿: 困った☆_☆ | 2012年5月23日 (水) 09時08分
NicoVisualEffects.exeが見つからないという状況がちょっとよくわかりません。
可能性があるとしたら
・アンチウィルスソフトが誤検知して、NicoVisualEffects.exeを
隔離or削除してしまっている
・何らかの原因でダウンロードに失敗している
・何らかの原因で解凍に失敗している
といったところでしょうか。対処としては
・ダウンロードツール等は使わず、InternetExplorerでサイトにアクセスしてダウンロード。
・解凍ツールを変えてみる(うちではLhaPlusで特に問題ないです)
・アンチウィルスソフトのログを見て隔離や削除されているようなら
アンチウィルスソフトのマニュアルに従って対処
くらいしか思いつきません。これで解決するとよいのですが。
投稿: 金の髭 | 2012年5月23日 (水) 18時15分
はじめまして。Nive2の事で迷った時など、ここのブログやOHPの金の髭さんのコメントを参考にさせてもらっています。今回相談したい事があり、どこにコメントすべきか分からず、こちらの記事にコメントをさせて頂きます。当方、ノートの64bitでwindows7のPCを使用しています。その環境下でNive2を使用する場合、ffdshowは32bitと64bitの両方インストールしておいた方が良いでしょうか?それとも64bitの方だけが良いでしょうか?現在は両方インストールして使っているのですが、どうにも書き出しでdshow出力する際にsystem of memoryでおちてしまいます。今まではNiveのファイルを分割したり、VFWで出力してみたり、だましだましやってきているのですが、これがどうにかなればと思い質問させて頂きました。問題は他のところかもしれませんし、かなり漠然とした質問ですので、もし答えてもらえればで構いません。ご検討ください。
投稿: 名も無き道 | 2016年4月18日 (月) 10時32分
申し訳ありません、先のコメントに追加をさせてください。
Nive2を起動した時も、書き出しを行う時も、
タスクトレイには、ffdshowのaudioアイコン(青)だけで、videoアイコン(赤)は出ていません。
【追伸】
先の投稿では改行をしておらず失礼をしました。
投稿: 名も無き道 | 2016年5月10日 (火) 20時28分