動画製作に使っているソフトウェア一覧
ニコニコ動画用の動画製作で使っている主なソフトウェアをリストアップしてみました。
ぶっちゃけた話、動画製作にお金をかけるほどの気合いや覚悟がないので、
全部フリーソフトです。
でもタダってことは素晴らしいことだと思うんだ!! ヽ(゚ ヮ ゚)ノ
自分ではたまに解説動画を作る程度なので、あまり複雑なことはしていません。
作成手順を大雑把に言うと
NiVEで章ごとに動画作成・出力→AudacityでBGM作成→AviutlでまとめてMP4にエンコード
という単純なものです。
細かい音あわせや編集が必要な場合はもっと大変なんでしょうけど。
便利なツールはまだ他にもありますが、実際に自分で使ったことがない物も多いですし、
全部書いたらかなりの量になりそうなので、そのへんは後日リンク集として別途まとめてみたいと思ってます。
とりあえず今回は主なものだけ。(あまり使ってないものもありますが)
■コーデックチェッカー
扱う動画の正体を知ることはとても大事だと思うので、
一番最初にこれを挙げてみました。
●真空波動研SuperLite
メディアファイルのコンテナやコーデック等をシンプルにわかりやすく表示。
これ単体でも良いですが、MMName2のほうで連携設定をして使うと更に便利。
●MMName2
真空波動研よりも細かい情報がわかります。
メニューから真空波動研との連携設定を行なっておくと、
真空波動研での解析結果も一緒に表示してくれます。
■モーショングラフィックス
●NicoVisualEffects(NiVE)
モーショングラフィックス入門ソフト。
「Adobe AfterEffects」と同じ系統のソフトです。
様々なエフェクトをかけながら、動画の合成を行なうことができます。
ユーザによって様々なプラグインも開発されています。
◎去年作った、NiVEの機能概要を紹介した動画はこちら
サムネイル画像は、もっとまともなのにしとけばよかったなぁ・・・。
当時はなんか無性にネタを入れたかったんですが、今見るとちょっと黒歴史風味。orz
あ、でも内容はまともな解説ですのでご安心を。・・・まともですよね?
◎NiVEの関連情報を自分なりにまとめた
「金の髭のNiVEまとめサイト」
というサイトも作ってますのでよろしくどうぞ。
■3DキャラクターモデルのPV製作ツール
●MikuMikuDance(MMD)
「3Dキャラクターモデルを動かす」という点を重視して作られた3Dソフト。
これを利用して作られたPV等は、ニコニコ動画などで大人気。
ユーザによるモデルやアクセサリ、ツール等の開発も活発です。
自分でもいつかこれで何か動画を作ってみたいと思っていたのですが、
今のところは解説動画用の素材作りに使わせてもらってる程度です・・・。(;´Д⊂)
◎ユーザモデルやアクセサリ等
○VPVP Wiki
■動画編集・エンコード
●Aviutl
動画ファイルを読み込み、様々なフィルタをかけて出力するソフト。
ユーザによって、入出力や各種フィルタのプラグインが多数開発されています。
「高品質なエンコードを行なうためのソフト」として利用されることが多いようですが、
「拡張編集Plugin」の登場により、動画の合成なども行なえるようになっています。
自分は主にMP4ファイルへのエンコードで使用。
◎プラグイン
○DirectShow File Reader
DirectShowを利用して動画ファイルを読み込むための入力プラグイン。
○拡張編集Plugin
複数のレイヤーに動画や静止画、音声などを読み込み、合成できる。
アルファチャンネルにも対応。(Aviutl本体だけではアルファチャンネルが扱えない)
○x264詰め合わせ(拡張x264出力(GUI))
MP4ファイルへのエンコードを行なうための出力プラグイン。
○MP4Plugin
MP4ファイルを読み込んだり、カット編集を行なったりするためのプラグイン。
○UVダウンサンプリングフィルタ
MP4エンコード時に発生するYC48→YV12変換での劣化を抑えるために使用。
■動画フレームサーバー
●Avisynth
フレームサーバーと言ってもピンとこないと思いますが、この場合は直訳すると、
「映像フレームを供給してくれるもの」
という感じになるでしょうか。
大雑把に言うと
「メディアファイルを読み込み、指定されたフィルタ等をかけて加工した上で、
その結果を動画編集ソフトなどに渡す、仲介ソフトウェアのようなもの」
という説明になるのかな・・・。
使い方は、
1.Avisynthスクリプトと呼ばれるテキスト形式で、元動画の読み込みや
フィルタの適用といった処理を記述し、そのテキストファイルを
avsファイルとして保存する。
2.avsに対応したエンコードソフトなどからそのavsファイルを読もうとすると、
バックグラウンドでAvisynthがavsファイルに書かれたスクリプトを実行し、
その結果をエンコードソフトに渡す。
といった感じになります。
ユーザによって、おそろしいほどの数のフィルタ類やツールが開発されていますので、
その応用方法は様々です。
これだけではわかりづらいと思うので、「Avisynth FAQ」などを見ると良いと思います。
自分では、普段はNiVEへの動画読み込みに使ったりする程度ですが、
動画にモーションブラーをかけたりすることもできます。(以前作った解説動画はこちら)
◎Avisynth利用に便利なツール
○AvsP
Avisynthスクリプトの記述支援と、その結果確認などが出来るソフト。
初めて知った時は感動すら覚えました。超便利。
■音声編集
●Audacity
音関係は全然知識が無いので、ループ素材を組み合わせたり
フェードをかけるといった程度にしか使えてません。orz
■コーデック系
コーデックパックは個人的にあまり好きではないので入れてません。
●ffdshow tryouts
VFWコーデックやDirectShowフィルタ(デコーダ)の集合体のようなソフト。
個別にコーデックを入れる必要がありませんし、
設定で気軽に各コーデックをON/OFFできるので、再生環境への影響は最小限ですみます。
他にも画質調整などの処理もできるらしいですが、そこまでは使えてません。
●Haali Media Splitter
Matroska、MP4、AVI、OGG/OGM 、MPEG TS などに対応しているスプリッタ。
主にMP4ファイルをDirectShowで再生するために使用。
●FLV Splitter(MPC-HC版)
FLV(Flash Video)用のスプリッタ。FLVファイルをDirectShowで再生するために使用。
●UtVideo Codec Suite
可逆圧縮形式のVFW(VCM)コーデック。
ULRG(内部形式:RGB24)
ULRA(内部形式:RGBA32)
ULY2(内部形式:YUV4:2:2)
ULY0(内部形式:YUV4:2:0)
の4種類のコーデックが含まれている。
動画作成時の中間出力などに使用。
●Nero AAC Codec 1.3.3.0
MP4ファイル作成時の音声エンコードに使用。
■静止画編集
●GIMP2
「Adobe Photoshop」と同じ系統の静止画編集ソフト。
■ベクターグラフィックス編集
●Inkscape
「Adobe Illustrator」と同じ系統のベクターグラフィックス編集ソフト。
■ニコニコ動画へのswf形式ファイルのアップロード
●無料版ニコニコムービーメーカー(NMM)
ニコニコ動画の公式ツール。
Flash(swf)形式で動画を作成してアップロードすることができます。
swfファイル自体は別のソフトでも作成できますが、
アップロードの際にはこのソフトを使う必要があります。
■FLVやMP4ファイルの再生確認
●Flavie
FLVやMP4を再生できるプレーヤーは多数ありますが、
ほとんどのソフトはニコニコ動画にアップした時とは違った見え方になってしまいます。
ニコニコ動画では再生にFlashPlayerを使っているのですが、
このソフトも再生にFlashPlayerを使っているらしく、見え方が同じになるようです。
アップロードする前にこれで再生してみて、問題がないかチェックしておくと安心。
■動画再生
●Media Player Classic Home Cinema(MPC-HC)
ローカル環境での動画視聴に使用。
内蔵フィルタも豊富なので、あまりコーデックを入れてなくても、
たいていのファイルは再生できると思います。
なんだかんだで、結構色々なツールを使ってきてるんだなぁ・・・。
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