2010/4/5にAviutlの拡張編集プラグインversion0.81cというのがリリースされたんですが、
そのバージョンで「シャドー(カメラ制御)」が実装されていたので、サンプル動画を作ってみました。
3D空間に平行光源を置いて、他のオブジェクトに影を落とすことができます。
なにこれすごい。
動画の説明欄に書いてみましたが、作業手順は以下のとおりです。
1.Layer1に「カメラ制御(拡張描画)」を追加。
2.Layer2に「シャドー(カメラ制御)」を追加。平行光源の方向や影の濃さを設定。
3.Layer3にキャラのBB動画を追加。クロマキーで背景透明化。
設定画面右上の左側のボタンから「拡張描画」を選び、拡張描画オブジェクトにする。
これで3D配置が可能になり、カメラ描画の対象となる。
4.Layer4とLayer5に床と壁の図形オブジェクトを追加。3と同様に拡張描画オブジェクトにし、3D配置する。
大雑把に言うと、拡張編集では、素材を「拡張描画オブジェクト」にして「カメラ制御(拡張描画)」を使うことで、
素材を仮想3D空間上に配置してレンダリングすることができます。
AEやNiVEの3Dレイヤー(3Dレンダラ)と似たようなことができるわけですね。
「標準描画」が2Dレイヤー、「拡張描画」が3Dレイヤーといった感じです。
使い方次第で色々と面白いこともできます。ついでなので、前に作ったサンプル動画もペタリ。
少し前に出たv0.81からは、「カメラ制御オプション」というのも追加されており、
「特定のオブジェクトだけを常にカメラのほうに向かせる」ということも可能になっています。
なんか最近の拡張編集プラグインの進化っぷりは、おそろしいくらいですね。
作者のKENくん氏って、いったい何者なんだ・・・(((((((( ゚Д゚;)))))))
なお、拡張編集プラグインは、Aviutl本体のバージョンが0.99i5以上でないと動作しないので注意しましょう。
(ドキュメントでは0.99i4以上となってますが、0.99i4はバグがあったらしくリリースから消されています。)
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