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2012年9月25日 (火)

武雄市に図書館アンケート回答用紙の無断ネット公開の撤回を求めるメールを送りました

2012/9/26 6:00追記
 本記事の内容は、武雄市のアンケート回答用紙のネット公開に関する活動に利用する場合に限り、
 自由に転載・コピー・印刷・配布等していただいて構いません。
 ただし情報元を明示するため、記事のURLは記載するようお願いいたします。
 ただし内容については私見に過ぎませんので、責任は負いかねます。
 全てが正しいとは限らないということはご承知おきいただき、
 利用する方ご自身の判断と責任でご利用くださいませ。

2012/9/26 18:15修正
 上で記事のURL掲載をお願いしていましたが撤回いたします。
 掲載するかどうかは利用者ご自身でご判断下さい。
 主旨さえ正しく伝えていただければ問題ありません。


詳細は前の記事にも書きましたが、佐賀県武雄市で、
   「市が図書館アンケートの回答用紙を性別・年代・居住地域・記入筆跡などを含め
    そのまま丸ごとスキャンして、ネット公開についての回答者への事前説明がないまま
    既に一部(325件)の回答用紙をPDFファイルとして無断でネットに公開。
    うち1枚に実名が入っていたのが判明したのに加え、
    個人が特定されたという苦情が入ったため公開は一時中止された。
    それにもかかわらず、市はその後、今月末までに1120件全ての回答用紙を
    回答者の許可を取ることなく無断でネット公開する予定であると発表。」

という事案が発生しています。
詳細については以下の記事に参考URLを示しているのでご参照下さい。

    苦情で公開中断の図書館アンケ再公開へ 武雄市/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報サイト ひびの

    武雄市の図書館アンケート回答用紙のネット公開についての意見(暫定): さまよう金の髭

    武雄市は図書館アンケート回答用紙の無断ネット公開を撤回して下さい - Togetter

アンケート回答用紙の無断ネット公開は、個人的に非常に問題のある行為だと感じましたので、
2012/9/25 14:34に、武雄市役所 文化・学習課および樋渡市長宛に、
「アンケート回答用紙のネット公開」の撤回を求めるメールを送信しました

  ※2012/9/26 22:20追記
    ■送った先は以下のとおりです。
      ●武雄市役所 文化・学習課
          メール: bunka@city.takeo.lg.jp
          電話: 0954-23-5168
      ●樋渡啓祐 武雄市長
          メール:hiwa1118@yahoo.co.jp (ブログのプロフィール欄より)
    ■実名を名乗らず「金の髭」というハンドルネームで送ったため、
      回答をいただけるかどうかはわかりません。
      武雄市のHPによると、
         「下記に該当する提言等については、回答は差し上げておりません。」
      という条件の中に、
         1.ハンドルネーム等実名以外でのご意見・ご要望
         2.メールアドレス、住所、電話番号の記載がない場合
      と書かれています。回答をいただけるかどうかについては、
      明日にでも文化・学習課に電話して確認してみようと思います。
      なお、樋渡啓祐市長は、このツイート
         「匿名かどうかは別にしてまともな意見には対応する。」
      と仰っておられますので、「まともな意見」とご判断いただき、
      回答をしていただけることを期待しております。

  ※2012/9/27 17:55追記
    ■武雄市役所 文化・学習課に電話して確認したところ、
      私が送ったメールについては回答をいただけるとのことでした。
      市の対応に感謝申し上げます。回答お待ちしております。

この記事では、そのメールの内容を公開できる範囲で掲載いたします。

後日武雄市または市長から返信をいただければ、その内容もできるかぎり
掲載したいと思っています。

  ※2012/9/26 17:40追記
    武雄市議2名にも協力を求める連絡をしてみました。
       武雄市議会の吉川里己市議と上田雄一市議に協力を依頼してみました: さまよう金の髭

  ※2012/9/26 20:00追記
    各新聞社や政党、ネットサイト等に本件について連絡し、あわせて本件に対する見解を質問してみました。
       武雄市の図書館アンケート回答用紙無断ネット公開について新聞社や政党に連絡・質問してみました: さまよう金の髭

  ※2012/9/28 8:20追記
    市と市長に対し、新たに追加質問のメールを送りました。あわせてご覧下さい。
       武雄市の図書館アンケート回答用紙公開の件について追加質問のメールを送りました: さまよう金の髭

  ※2012/9/29 3:40追記
    9/28付で、武雄市および樋渡市長より、回答用紙は非公開にするという発表が行われました。
    しかし市も市長も公開そのものに問題はないという立場をとっており、
    挙句の果てには9/13~16の実名入りファイル公開をしたことで透明性や信頼性は確保できたと言い出す有様です。
    今後いつ同じような問題が起きるのかわからないという不安な状況です。
    詳細についてはいずれ別途記事を書きたいと思います。

      →2012/10/1 17:15追記
        非公開になったという件について記事をまとめました。
           武雄市の図書館アンケートは非公開となりました。しかし問題は・・・: さまよう金の髭

  ※2012/10/20 22:15追記
    この記事に追記し忘れていましたが、10/4に市と市長に対して追加質問メールその2を送付しました。
    送った質問は合計46問となります。
       武雄市の図書館アンケート回答用紙公開の件について追加質問のメールその2を送りました: さまよう金の髭

荒唐無稽でただのクレーマーのように見える記述もあるかもしれませんが、
問題提起のためには必要だと思ったのであえてそういう記述をしている部分もあります。
内容がくどいと思われるかもしれませんが、明確に説明し、明確な回答を得るためには
必要なことだと思っています。

私は個人情報の専門家でもなく、法律的な知識レベルも低い一般人にすぎません。
内容におかしな点や問題があるようでしたらご指摘いただければ幸いです。

なお、メールには書き忘れてしまいましたが、
   「この程度の内容が公開されたり、それによって個人特定されたりしたとしても、
    実際に何か困ることがあるの?気にしすぎじゃないの?」

という問いかけがあった場合には
   「それを判断できるのは市でも市長でも第三者でもなく、回答者本人のみである」
と述べさせていただきます。更に言うなら
   「市が回答者本人にネット公開の同意を取っていない(判断の機会をほぼ与えていない)というのが本件の根本的な問題点」
であると言わせていただきます。

以下がメールの内容となります。(折りたたんであります)

 

--- タイトル ---

 図書館アンケート回答用紙のネット公開の撤回願い

--- 以下本文 ---

武雄市役所 文化・学習課御中 (Cc:樋渡啓祐市長)

2012/9/24の17時頃に、図書館アンケートの回答用紙公開の件について
電話にて担当者の方と色々とお話をさせていただいた者です。
匿名で恐縮ですがネット上のニックネームである「金の髭」と名乗らせていただきます。

電話でもお話ししましたが、そちらで音が聞こえにくかったようで、
やり取りが困難だったため、メールにてご連絡させていただくこととなりました。
以下に、私からの情報提供や意見、質問をまとめましたので
ご対応・ご回答下さい。よろしくお願いいたします。

★重要
  実名を消しても容易に個人を特定できる事例が存在します。
  時間もありませんのでまずはアンケート回答用紙の公開を即刻延期して下さい。
  その上で、本メールの内容も含め再度慎重に検討し、公開を撤回してください。

なお、本メールにはアンケート回答者の個人情報等が含まれます。
取り扱いにご注意下さい。

----------------------------------------------
■今回のアンケート回答用紙の完全公開について
----------------------------------------------

本件に関する私の意見や懸念の概要はブログ記事としてまとめてあります。
まずはこちらの記事をご覧ください。記事内のリンク先もご参照下さい。

  武雄市の図書館アンケート回答用紙のネット公開についての意見(暫定)
  http://goldenhige.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-3ed3.html

以下では、この記事をベースとして情報提供・意見・質問等を整理します。
記事にないことも書いていますのでご確認ください。

--------------------------------------------------------
■実名を記入なさった方は実名を消しても個人特定が容易です
--------------------------------------------------------

 ※この部分の内容は個人情報を含む可能性があるため
   ブログには概要のみ掲載しています。

 ●武雄市が9/13~9/16に公開していた、自由記入欄に記入のある
   325件の回答用紙をスキャンしたPDFファイルを見たところ、
   個人特定につながると思われる事例が見つかったため、
   それについての具体的な指摘を行いました。
 ●大雑把な内容としては以下のような感じです。
    ◎自由記入欄とは異なる欄外に、個人特定につながる重要な情報が記載されていた。
    ◎記載されていた内容は
        「武雄市内の特定の施設で、ある程度頻繁に行われる、
         参加者が比較的少数だと思われる、特定の活動に参加している」
     ということがわかるものでした。
    ◎用紙の記述内容により、性別・年代・居住地域・筆跡も判明しています。
    ◎これらを総合的に見ると、簡単な調査だけで個人特定につながりうると思われます。
    ◎この1件だけでなく他にも似たような例がありました。
    ◎市は実名だけを消して再公開すると言っていますがそれでは不十分です。
    ◎この情報は通常のアンケート集計作業では振り落とされる情報であり、
      回答用紙をそのまま公開したからこそ表に出てしまった情報だといえます。
      それが無用な個人特定の危険につながってしまっています。
    ◎個人特定の鍵は、思わぬところに潜んでいるものです。
      集計したデータではなく、回答用紙そのものを公開することは、
      多くの危険をはらんでいることを認識すべきです。

----------------------------------------------
■本件についての私の意見と要望
----------------------------------------------

●アンケート回答用紙を完全スキャンしてネット上に公開することは、
 非常に多くの危険をはらんでいると考えます。

★樋渡市長は9/23~9/30まで1週間の休暇をとっていらっしゃいます。
 休暇中のところ恐縮ですが、時間もありませんので
 とりあえずは9月末とされているアンケート回答用紙の
 公開予定時期の延期を決定してください。

★その上で、公開の是非について再度慎重に検討しなおし、公開を撤回して下さい。

●アンケートの透明性確保という意味では、
 市役所や図書館で回答用紙の原本を開示すれば十分だと考えます。
 議会でやらせと批判されたからというのであれば、
 批判した議員や希望する議員にだけ守秘義務つきでPDFを配布して
 確認を依頼するなど、やり方は他にいくらでもあると考えます。

●自由記入欄に寄せられた意見を広く共有したいということであれば、
 属性情報や筆跡とは切り離し、回答の主旨が変わらない範囲で
 パソコン等でテキスト入力しなおしたものを公開すれば十分だと考えます。

●失礼ですが、個人的には今回のアンケートは回答用紙のネット公開という
 大きなリスクを冒してまで透明性や情報共有を確保する意味はないと考えます。
 価値がないと言っているわけではありません。バランスの問題です。

★従って、回答用紙をネット上に公開する必要性は全くないと考えます。
 9月末までに全てのアンケート回答用紙をネット上に公開するとのことですが、
 公開の中止を強く望みます。

★一度ネット上に公開された情報は、仮に削除したとしても
 第三者による無断公開の恐れが常につきまといます。
 取り返しがつかなくなるので、極めて慎重な判断を求めます。

------------------------------------------------
■本件についての質問(極力具体的にお答え下さい)
------------------------------------------------

●問1
 アンケート回答用紙を丸ごとスキャンしてネット上に公開する目的は何でしょうか。
 なるべく具体的にお答えください。

●問2
 アンケート回答用紙のネット公開にあたっては様々な懸念も示されたと思いますが、
 市はどういう検討を行いどういう根拠で懸念を払拭して公開に至ったのでしょうか。
 具体的にお答え下さい。

●問3
 公開にあたり「透明性と公共の利益を重視」とおっしゃっていますが、
 この場合の「公共の利益」とは具体的に何を指しているのでしょうか。

●問4
 公開について、個人が特定される懸念があるという苦情が実際に寄せられています。
 「公共の利益」には「アンケート回答者の利益」も含まれるはずですが、
 アンケート公開は回答者が不利益を受ける方向への動きではないでしょうか。
 それについてはどうお考えでしょうか。

●問5
 「透明性の確保」のためには、「ネット上への回答用紙公開」が
 必須だと考えていらっしゃるのでしょうか。
 もしそうならそう考えた根拠を教えて下さい。
 極端な話、選挙の投票用紙もネット公開しないと透明性を保てないのでしょうか?
 民事も含め全ての裁判資料はネット公開しないといけないのでしょうか?

●問6
 武雄市は今後全てのアンケートの回答用紙を
 ネット公開するという方針をとるのでしょうか?
 公開が今回だけなのだとしたら、何故今回公開する必要があるのかお答え下さい。

●問7
 「筆跡では個人は特定されないと思っている」と主張なさっていますが
 特定個人がオンリーワンを狙ったかなり特殊な筆跡を常用し、周囲の人間にも
 広くそれが知られていた場合、容易に個人特定につながるのではないでしょうか?
 「筆跡では個人は特定されない」という根拠を教えて下さい。

●問8
 これは筆跡に限った話ではありません。子供は用紙に落書きすることもありますし
 さりげなくサインのようなものを書いて自分が書いたという目印をつけるという
 習慣を持つ人だっているかもしれません。
 上にも示しましたが聞かれてもいない情報を欄外に書くケースも多発します。
 うっかりインクのようなものを触ってしまったような場合、指紋等がくっきり
 残ってしまうようなケースも考えられます。
 筆跡以外の
   「回答用紙に書かれている落書きやサインその他の情報」
 から個人が特定される可能性については考慮なさっていたでしょうか?
 また、考慮していた場合、どういう根拠で個人特定につながらないと
 判断なさったのでしょうか?

●問9
 筆跡単体では手がかりにはなりにくいかもしれませんが、性別や年代、
 居住地域や回答内容に含まれる主義主張など様々な情報もあわせると
 個人特定につながる可能性が高くなることもありえます。
 個人特定につながるかどうかについては、回答用紙上に存在しうる情報を
 総合的に見て判断すべきだと考えますが、その点についてはどうお考えでしょうか。

●問10
 9/13から公開されていた325件の回答用紙のうち、
 1枚に実名が記されていたことが報道されています。私自身も確認しました。
 市はこの時の公開にあたってどのようなチェック体制をとっていたのでしょうか?
 「どれくらいの人数でどういった内容を」といった感じで、
 なるべく具体的にお答え下さい。
 また、見逃してしまった原因についてどのように考えているかお答え下さい。

●問11
 実名公開の反省を踏まえ、今後どのようなチェック体制をしくのでしょうか?
  上と同様になるべく具体的にお答え下さい。

●問12
 アンケート回答用紙には「結果等は10月に公表します」とだけ書かれていました。
 一般的に考えて、これは
    「集計された結果が発表される」
 ということを表しているだけであり、
    「回答用紙そのものが完全スキャンされて広くネット上に公開される」
 という意味までは含まれていないと考えているのですが、
 これについて武雄市はどう考えていらっしゃるのでしょうか。
 とても「回答用紙のネット公開について同意が取れている」とは言えないと思います。
 「結果等は10月に公表します」という文言により、
 どこまでの扱いが許されると考えているのか、具体的にお答え下さい。

●問13
 「回答用紙そのもののネット公開」について、市としては
 「事前に全てのアンケート回答者の同意は得られている」と考えているのでしょうか。

●問14
 実際に「個人特定が危惧されるので公開しないで」という苦情が入ったと
 報道されています。これらの方々は公開に気づいたからこそ苦情を出すことが
 できましたが、公開そのものに気づいていない回答者も多くいらっしゃるはずです。
 それでも「公開の同意は得られている」とお考えでしょうか。

●問15
 市としても
    「個人特定を危惧する人は申し出ればワープロ文字に変える」
 という対策を打ち出しておられます。
 これは逆に言えば公開の同意が得られていないケースが潜在的に多数存在すると
 言っているも同然ではないでしょうか。
 個人的にも、とても「公開の同意が得られている」とは思えず、
 ネット上に公開してよいのは別途明示的に許可をとった回答のみだと考えています。
 それをせずに全ての回答用紙の公開を強行しようとしているのは何故なのでしょうか。

●問16
 市は
    「個人特定を危惧する人は申し出ればワープロ文字に変える」
 という対策を打ち出しておられます。
 しかし今回のアンケートは無記名アンケートです。
 回答してから少し時間が経っており内容をはっきり覚えていない可能性もあります。
 どのようにすれば「自分の回答用紙」を正確に指定できるのでしょうか。
 市としては、「申し出に必要になる情報」の基準についてどうお考えでしょうか。 
   「性別・年代・居住地域が一致すればOK」
   「上記に加えてアンケート実施場所も答えてもらう」
 など色々な基準があると思いますが、具体的にどう考えているでしょうか。
 また、本当にそれらの情報だけで明確に特定できると考えているのでしょうか。
 提示できる情報も少ないため特定することができないケースも出てくると思いますが
 その点についてもどう対応していくのか教えて下さい。

●問17
 自由記入欄に記入のあった325件の回答用紙は9/13~9/16の期間、
 PDFファイルとしてネット上に先行公開されました。
 それを入手した不特定多数の人間は、入手できなかった回答者本人よりも正確に
 特定の回答用紙を指し示すことができます。
 回答者を名乗る複数の人間が
    「懸念があるのでワープロ文字にしてほしい」
    「偽者が申し出てきているかもしれないが肉筆のまま公開してほしい」
    「いや、自分が本物だ。回答用紙そのものを公開対象から外してほしい」
 と矛盾する要求を申し出た場合、市側ではどれが正しい主張なのかを
 確認することは不可能だと思います。
 つまり正しい回答者を正しい回答用紙に確実に結びつける手段がないと思うのですが
 市はどのように対応するのでしょうか。

●問18
 申し出れば自由記入欄の内容をワープロ文字化していただけるとのことですが、
 自分の回答用紙そのものを非公開にしていただくという選択肢もあるのでしょうか?

●問19
 個人特定危惧の「申し出」についてですが、9/22付けの佐賀新聞の記事で
 少し書かれているだけであり、9/24時点では市のホームページやFacebook等での
 周知情報もまったく見当たりません。
 公開目標である9月末まで数日しか時間がありませんが、市としては
 どのような方法で「申し出」の件の周知徹底を図っていくおつもりでしょうか。

   苦情で公開中断の図書館アンケ再公開へ:佐賀新聞の情報サイト ひびの
   http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2292023.article.html

●問20
 アンケート回答者には武雄市外の方も多く含まれています。
 参考までに申し上げると、実名を書いてしまった方も市外の方です。
 仮に市のホームページで「申し出」の件を告知しても、
 市外の方がそれに気づく可能性は極めて低いと思われます。
 市内の方でさえ、気づくのはごく一部の人間に限られるのではないでしょうか。
 そもそも
   ・一部の回答用紙が既にネット上に公開されたこと
   ・今後全ての回答用紙がネット上に公開されること
 についてすら全く知らない人も大勢いると思われます。
 更に、9月末までに公開することを目指すのであれば、
 「申し出」の告知に使える期間も、あとせいぜい2,3日しかありません。
 以上の状況を踏まえると「申し出」の件はアンケート回答者には
 ほとんど伝わることなく公開日を迎え、多くの回答者が気づかないまま
 回答用紙がネット上に公開されてしまうという結果になるのは目に見えています。
 市としては、「申し出」の周知がこの短期間で回答者全員に
 しっかり伝わると考えていらっしゃるのでしょうか?

●問21
 人それぞれですが、私はアンケート回答者の多くは結果の発表については
 あまり気にしないという印象を持っています。
 少なくとも、発表を待ち望んで毎日ホームページをチェックするような人は
 まずいないと思います。
 それに今回のアンケートは「結果等については10月に公表します」とありました。
 多くの人は10月以降、ふと思い出した時に結果を調べてみるといった
 程度ではないでしょうか。完全に忘れ去っている人も多いでしょう。
 約束の時期より半月以上早い9/13に回答用紙ともども結果を公表したのは、
 色々な意味で回答者にとっては予想外だったとも言えると思います。
 この点からも、回答者が事前に公開や「申し出」の告知に気づく可能性が
 低くなっていると思いますが、それについてどうお考えでしょうか。

●問22
 9月末予定の回答用紙公開について、現状市が発表している対策は
   1.実名の消去
   2.申し出のあった回答のワープロ文字化
 の2点だけですが、これ以外にアンケートに手を加えることは
 考えていらっしゃいますでしょうか。
 他に消去すべき情報はないのでしょうか。具体的にお答え下さい。

●問23
 上でも述べた通り、回答用紙には設問とは無関係に様々な情報が
 記載されていることが多く、総合的に見ると個人特定につながる危険性が
 高いと考えられます。記載されている内容は様々であり、
 何がどうやって特定に結びつくかを個々に判断するのは難しい作業です。
 回答の件数が増えればチェックの量も膨大になり、漏れも出てきます。
 回答用紙の公開は不必要な情報の流出につながっていると思いますが
 職員のチェックだけでこれらの重要な情報の流出を防げるとお考えでしょうか?
 (実際に今回実名の流出という問題が発生しています。)

●問24
 実名が記載されている回答用紙がネット上に公開されてしまった件について、
 該当者に対する謝罪等は考えていらっしゃるでしょうか?
 (既に報道発表においては謝罪なさっていますがそれ以外に。)

●問25
 市が9/13~9/16にネット上に公開した回答用紙をスキャンしたPDFファイルですが
 既に市のホームページでは公開が中止されているものの、第三者によって
 ネット上にアップロードされ、容易に入手できることが判明しています。
 私自身もファイルが入手できることを確認しております。
 このファイルには実名が記載されており、公開が続くのは望ましくありません。
 市として今後なんらかの方法で公開状況等を調査して公開中止を求めていったり、
 手元にあるファイルの破棄を呼びかけるなど、
 具体的な対策を取る予定はあるでしょうか。

●問26
 市長は市のアンケート結果公表のFacebookページのコメント欄にて
 以下のようなやり取りをなさっています。
 テキストだけならまだしも、今回公開されたのは筆跡を含む情報です。
 回答用紙を公開している時点でどうかとは思いますが、
 それの二次利用に対して安易に市長が許可を出すのは不用意なのではないでしょうか。
 極端な話ですが「アンケート画像としてフリー素材化される」などということも
 考えられるのではないでしょうか。
 (今回の質問者がそうだと言っているわけではありません。可能性の問題です。)
 その点についてどうお考えでしょうか。

   質問者:おたずねいたします。このアンケートの自由記入部分について
       まとめたものをWEB上で紹介してもよろしいでしょうか?
       新図書館構想に関心ある方々に、武雄市民の生の声を
       知っていただけることと存じます。
       支障があるようでしたら控えますのでご教示ください。
   市長:武雄市長の樋渡です。コメントありがとうございます。
      どうぞどうぞ。後で明らかにしますが、全員が武雄市民ではないことは
      お含み置きください。

●問27
 情報公開の手法については
   ◎役所等での開示や掲示板への張り出し等
     →誰でも知ることができるがその場に足を運ぶ必要がある上、
      個人としてデータを保持するためには複写作業等も必要になる。
      そのためデータを保持できるのは一部の人に限られる。
   ◎ネットへの公開
     →不特定多数が容易に知ることになりデータを手元に保持できる。
 といった大きな違いがあります。
 同列に扱うべきではないと思いますが、市としてはどうお考えでしょうか。

●問28
 ここまで挙げてきたように、公開によって得られるメリットと
 デメリット(リスク)を考えた場合、今回の公開はメリットはほぼ皆無で
 リスクだけが異様に大きいのではないでしょうか。
 公開の正当性もないのではないでしょうか。
 市としてはその点についてどうお考えでしょうか。

----------------------------------------------
■その他の懸念事項等
----------------------------------------------

●その他、回答用紙の公開によって懸念される事を羅列してみました。
 今回すぐに発生するような問題に限らず、公開したらどういうことが
 考えられるのだろうかという観点から色々と書いています。
 大袈裟に聞こえるかもしれませんが、十分ありえる話ではないでしょうか。

   ◎回答用紙公開方法について市議会で厳しく追求されること。

   ◎回答用紙を無断で不当公開されたとする訴訟の発生。
    それにともなう公的費用や労力の発生。

   ◎ネット住民の興味を引く回答があり特定の回答が笑いものにされる。
    回答者が仮に子供で、笑い者にされていることに気づいた場合どうなるか。
    子供でなくともショックを受ける人は出てくるのではないか。
    (公開されただけで十分ショックな人もいると思いますが・・・)

   ◎事前の同意が曖昧なまま回答用紙を公開していいという悪しき前例となる。
    他の機関や民間企業が同じことをやり始めれば、公開されることを恐れて
    アンケートに回答する人は今以上に少なくなり、アンケート全般が
    成り立たなくなる可能性すらある。

   ◎回答用紙の公開を今後も続けていく場合、それらをデータベース化し、
    解析の対象とする動きが出てくるかもしれません。
    多くの機関が公開を始めれば、データベースとしての価値は向上します。
    筆跡鑑定ソフト等を応用し、同一人物と思われる回答を結びつけることが
    できれば、個人特定の可能性は飛躍的に高まり、主義主張や
    好みなども含め、様々な特徴も判明してしまう可能性があります。

   ◎これは冗談のような話ですが、武雄市が今後全てのアンケート回答用紙を
    ネット上に公開することにした場合、誰かがそれをデータベース化して
     「筆跡データを入力すれば同一人物と思われる過去の回答を全て提示する」
    というシステムを作り上げた場合、近所の人からきた年賀状の文字などを
    スキャンして入力するだけでその人のことがある程度わかってしまうなどと
    いうこともありえるのではないでしょうか。
    (わざわざコストや労力をかけてやる人がまずいないというだけであり
     やろうと思えばやれるかもしれないという可能性の問題。)

   ◎今後も公開を続けていけば、広く公開されることを狙って
    アンケート回答用紙に巧妙に特定個人への誹謗中傷や
    極端に政治的な主張を混ぜ込む輩が出てくることも考えられます。

●大小交えて非常に多くの懸念や質問を書かせていただきましたが、
 これだけでも無駄なリスクを冒しているだけなのはよくわかると思います。

----------------------------------------------
■返信についてのお願いや諸注意
----------------------------------------------

★諸事情でご回答いただけないということでしたら、
 回答できない旨とその理由だけでも返信いただければ幸いです。

★いただいた回答はネット上に公開させていただく可能性があります。
 公開するにあたっては個人名などが入らないよう
 十分に注意するつもりですが、公開不可と明示したい部分がありましたら
 その点についても返信メールにてご指定下さい。
 ただしこちらで正当な理由がないと判断した場合は
 公開させていただく可能性もあります。

以上、よろしくお願いいたします。

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