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2012年10月 1日 (月)

武雄市の図書館アンケート回答用紙は非公開となりました。しかし問題は・・・

 本記事の内容は、武雄市のアンケート回答用紙のネット公開に関する活動に利用する場合に限り、
 自由に転載・コピー・印刷・配布等していただいて構いません。
 ただし内容については私見に過ぎませんので、責任は負いかねます。
 全てが正しいとは限らないということはご承知おきいただき、
 利用する方ご自身の判断と責任でご利用くださいませ。


 

記事にするのが少し遅れてしまいました。

佐賀県武雄市が、
  「アンケート回答者への事前説明も無く同意も得ないまま
    9月末までに1120件の図書館アンケート回答用紙をスキャンしてネット公開する」

と計画していた件についてですが、9/28付で武雄市役所および樋渡市長から
  「アンケート用紙そのものの公表、供覧は行わないこととしました。」
という発表がありました。(詳細は下のほうで示します)

  ■これまでの関連情報や私の抗議のメール等(いずれもうちょっと綺麗にまとめたい)
      武雄市に図書館アンケート回答用紙の無断ネット公開の撤回を求めるメールを送りました
  ■問題の経緯や私の行動および関連するツイート等をだいたい時系列でまとめたもの。
      武雄市の図書館アンケート回答用紙の無断ネット公開の異常性と危険性 - Togetter

公開の撤回を求めていた身としては、最低限の目的は果たされたことになります。
無論私の意見だけで撤回につながったわけではなく、色々な方が動かれた結果だと思います。

しかしながら武雄市や市長の発表内容は、私が求めていたものとはまったく異なりました。
私としては、
  「回答用紙のネット公開そのものに問題があり危険」
と訴えかけていたのですが、武雄市や市長の発表を見ると
  「回答用紙のネット公開そのものに問題はない」
という姿勢は変わっておらず、それどころか、実名掲載や苦情により中断となった
最初のネット公開すらも正当化している有様
でした。

率直に言って呆れ果てると同時に戦慄しているのですが、
とりあえず武雄市や市長の発表を見ていきたいと思います。(以下折りたたんであります)

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■武雄市の発表内容
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【「図書館・歴史資料館に関する市民アンケート」の公表について】 | 武雄市役所Facebook

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標記アンケートについては、市内外における注目度も高く、
その結果の信頼性、透明性を担保する観点から、
回答いただいたアンケート用紙をそのまま電子データ化した上で、
9月13日(木)から16日(日)までの間、武雄市公式フェイスブックページ上で公表しました。

しかし、公表後において、アンケートに協力いただいた複数の方から
個人が推定されるのではないかとの不安の声が電話、メールで寄せられ、
また、再公表に関する新聞記事を見られた方からも、
再公表はしないでほしい旨の声が寄せられました。

アンケート用紙の公表に当たっては、慎重に検討を行った上で、
筆跡を含めて記載内容から個人が特定されることはないと判断し
公表に踏み切った
ものですが、一方で、実際にアンケートに協力いただいた方から
不安の声が寄せられたことについては、市としては、その心情にも配慮すべきものであります。

そこで、今回、上記期間においてアンケート用紙を公表したことで、
信頼性、透明性の確保という所期の目的は達成できており

以後は、アンケートに協力いただいた方の心情に配慮し、
アンケート用紙そのものの公表、供覧は行わないこととしました。

なお、アンケートの詳細な集計結果については、現在最終の取りまとめを急いでおり、
出来次第、公表することとしておりますので、併せてお知らせいたします。

平成24年 9月28日
武雄市つながる部 フェイスブック・シティ課
TEL:0954-23-9121
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まず、この発表をよく理解するために、過去の事実を確認しておきましょう。
この発表で言われている
  「9月13日(木)から16日(日)までの間のデータ公表」
についてですが、9/13(木)にこのPDFファイルが公開された後で、以下のような問題が発生しました

  1.325件のうち1件の回答用紙に実名が記載されていること外部からの指摘で判明した。

      ※無記名アンケートでしたが欄外に書かれていました

      ※実名が掲載されているという指摘は9/14(金)10時頃には
       市の公式ツイッター宛に報告されていましたが9/16(日)まで公開が続きました

  2.電話にて
      「性別や年代、町の情報と筆跡を組み合わせると、見る人が見れば個人を特定できる」
      「私は周囲から『あれはあなたでしょう』と指摘された。掲載をやめてほしい」
    といった苦情が2件寄せられた

  3.アンケート回答用紙が筆跡ごとネットに晒されていることが話題となり、
    公開されていた11.2MBのPDFファイル等にアクセスが集中。
    9/16(日)の11時頃にはサーバーがダウンし、市のホームページが閲覧できなくなった。

      ※当時武雄市には台風が来ていましたが、その間市のホームページが使えない状態でした

丁度3連休だったこともあり、市がサーバーを復旧できたのは9/18(火)の9:30でした
この際に、上記1、2の問題を踏まえ、PDFファイルの公開は「一時中断」されましたが、
なぜか市はその後すぐ「9月末までに対象を1120件全てに広げて再公開する」と発表していました。

さて、これらを踏まえてあらためて今回の武雄市の発表を読んでみましょう。

    「慎重に検討を行った上で、筆跡を含めて記載内容から
     個人が特定されることはないと判断し公表に踏み切った」

    「上記期間においてアンケート用紙を公表したことで、信頼性、透明性の確保という
     所期の目的は達成できており、以後は、アンケートに協力いただいた方の心情に配慮し、
     アンケート用紙そのものの公表、供覧は行わないこととしました。」

慎重に検討したわりには実名も何もかもそのままでネットに公開してしまいましたよね?

更に恐ろしいのは、実名掲載と苦情という問題を受けて中断せざるをえなかった公開を、
  「それによって信頼性、透明性の確保という所期の目的は達成できた」
と、正当化している
ところです。
無理に言えば「広く色々な人が見たからアンケート自体の信頼性・透明性はある程度確保できた」と言えなくもないですが、
これにより「武雄市の信頼性・透明性」は著しく低下したと思うのですが。

もう1つ「心情に配慮して公表をやめた」と言っていますが、実のところは
  「公表そのものが問題だったとは思っていない」
と言っているのは、発表内容を読めば明らかでしょう。
要するに
  「文句つけてきた奴がいるから今回の公表はやめるけど俺らは何も悪いことはしてない」
と言ってるってことです。(ここでの「悪い」は法的なものを指しているわけではありません。
法的に良いか悪いかは私にはわからないのでコメントできません。)
今回のネット公開こそ撤回されたものの、問題はより一層深刻になったと考えています。
詳しくは後述します。

また、問題のあった発表を正当化してきた件は、私にとって大きな衝撃でした。

最初に325件のスキャンデータ公開の話を聞いた時も
  「その発想はなかった!」

次に、問題があって一度中断された325件のデータ公開を、
「まともな対策もとらず対象を1120件全てに拡大して再開する」と決定された時も
  「その発想はなかった!!」

とダブルショックをくらっていたので、色々と斜め上な反応も想定してきました
しかし、武雄市はそんな私の想定をまたもや軽々と超えてきました。
問題のあった公表を正当化しているのを見た時の私の反応は、またもや
  「その発想はなかった!!!」
だったのです。

私は割と想像力は豊かな方だと自負(?)していたのですが、そうでもないんですかね?

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■樋渡啓祐市長の発表内容
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「図書館・歴史資料館に関する市民アンケート」について : 武雄市長物語(市長ブログ)

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図書館・歴史資料館アンケートそのものについて、
以下の内容で本日付けで、プレスリリースしました。
私自身は公開が是と思っていますが、
市民の皆さんの心情に配慮し、従来の方針を撤回します。

[※この後に上記の武雄市のFacebookでの発表内容と
  同じ文章が掲載されていますがここでは省略]
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樋渡市長は「公開が是」という主張を崩してはいないようです。
上でも書いたように、
  「心情に配慮してやめるけど問題があるとは思ってない」
ということですね。

Twitter上では話題沸騰していた感の... | 樋渡啓祐市長Facebook

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Twitter上では話題沸騰していた感のある図書館市民アンケート票そのものの公表問題。
先ほど、市役所から、このアンケート票自体を非公表にする旨のプレスリリースをしました。
「公開しないでほしい」とする市民感情に配慮をいたしました。
アンケート結果というよりもアンケート票そのものの問題提起をしたかったという思いは達せました。

また、筆跡から個人情報を探られるという一部の批判に関して、
千人規模のアンケートではその可能性は著しく低いと考えています


このアンケート票の扱いは、思うようにならない一つのケースですね。
僕はこれで良いと思っています。
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毎日新聞の記事(魚拓→ )によると、
  「私は周囲から『あれはあなたでしょう』と指摘された」
という内容の苦情が入ったとされています。
今更ですが、市や市長はこの苦情は事実ではないと判断したということなのでしょうか?
もしそうなら何を根拠に事実ではないと判断なさったのでしょうか。
それとも
  「推定での指摘はされたものの、確実な個人特定がなされたわけではない」
と無理やりな解釈をなさった
のでしょうか?
念のため書いておきますが、実際に困って苦情を入れてきたのですから、
解釈で乗り切る余地はないと思います。

佐賀新聞の記事(魚拓)では「個人特定が心配」というレベルで書かれており
「実際に個人特定された」とまでは書かれていないのですが、
実際の苦情はどういうものだったのか気になるところです。

どちらにしても、地元の人を対象にしたアンケートなわけですから、
明確な特定と言い切れるかどうかは別として、
  「これ書いたのあなたじゃない?」
と言われるケースはいくつかあったんじゃないでしょうか。
  「やーねー、違うわよ~^^;  (やばい、特定された・・・もう2度とアンケなんて回答しねえ・・・)」
で誤魔化しているかもしれませんが、聞いたほうは、口では
  「そっかー^^」
と言いつつ内心では
   (いや属性情報とか筆跡とか意見の内容とか、どう見てもこれお前だろ)
なんて思ってるかもしれませんね。
本当に正しく特定できているかどうかはわかりませんが、
  「確信に近い形で疑われる」
ということは、狭い地域社会ではなかなか怖いことだと思います。
変なことを書いていたのがバレたら、それをきっかけに関係が壊れてしまうこともありえますし。

今回無断で回答用紙をネット公開したことが市民の方々に広く知られれば、

  「アンケートに答えたらネットで広く公開されてしまう」
       ↓
  「選択項目はともかく、筆跡は隠せないし自由記入欄に下手なことは書けない」
       ↓
  「自由に本音を書きたいが、公開されて身元がバレてしまう可能性を考えると
   周囲のしがらみにあわせた建前としての意見しか書けない
       ↓
  「それならもういっそアンケートに答えるのは一切やめよう・・・」

という話になり、せっかくの匿名アンケートがまともに機能しなくなると思うのですが、
そのへんは考えていらっしゃるのでしょうか。抗議メールにも書いたのですが。
やや大袈裟に言うならば、「言論の自由に対する抑圧」ということにもなると思うのですが。

また、私も「筆跡から」ではなく
  「回答用紙上の様々な情報を総合すると個人特定につながりかねない」
ということを具体的な実例を挙げて細かくご説明したのですが、納得いただけなかったようです。

「今回の件でわざわざ個人情報を探る人がいるのか」という点では「可能性が低い」のは
あながち間違ってはいないと思いますが、
  「もし私が武雄市在住だったなら、市長の"個人特定できない"という主張に
   反論するために個人調査をしていたかもしれない」

ということは申し上げておきます。
(遠隔地ですし回答者に迷惑がかかることも考えるとできませんが)

また、ネット上を含め、社会には恐ろしく色々な方がいらっしゃいます。
ちょっと失言や問題行動を起こしただけでも、個人の特定が呼びかけられることがあり、
各所にある情報がどんどん結び付けられていき、最終的に様々なことが暴露されたりします。
その情報収集能力・特定能力は名探偵も真っ青というほどの凄まじいレベルです。

最近だと、大津市のいじめ事件において、テレビ局が黒塗りが不完全な生資料を
放映してしまった
ことをきっかけに加害者の名前などが続々と暴露されていき炎上。
無関係な人の職場にまで抗議電話が殺到し、市の教育長の襲撃事件まで発生したのは記憶に新しいでしょう。

こういった「炎上」は何をきっかけとして起きるかわかりません。
アンケートの回答内容にネット住民の怒りを買うような事柄が書かれていて、特定につながりそうな手がかりもあった場合、
それだけで簡単に炎上し、大規模な個人攻撃につながってしまう可能性だってあるのです。

もっと言うと、武雄市や樋渡市長は以前から様々な問題行動(異論はあると思いますが)を
起こしており、ネット住民にとっては格好のターゲットであるとも言えます。
実際、私が今回ここまで抗議しているのも、ネット上で様々な情報を見かけたのがきっかけです。

ご自身がターゲットになりやすいということは自覚なさっているようですが、
武雄市や市長自身に批判が集まるだけならともかく、そのターゲットが今回のアンケ回答者のような
一般市民に向けられる可能性もある
ことは、もう少し自覚なさったほうがよいと思います。
「自分自身はいくら批判されても大丈夫」という考えだけでは片手落ちです。
そのあたりの危機意識を持って、リスク管理をしっかりした上で行動しないと、
取り返しのつかない損失につながってしまう可能性があるのではないかと危惧しています。
無思慮な攻撃者側の罪を正当化するつもりはなく、問題の発生そのものを防ぐ努力が必要ということです。

それと、「アンケート票そのものの問題提起をしたかった」というのは何のことなんでしょう?
ツイッターで質問していますが、これまでのツイートもずっとスルーされており、
回答をいただけそうにないので自分で勝手に想像すると、

  ●筆跡を含めた各種情報をネット公開することについて、市民その他の反応が見たかった

  ●要するに公開しても大丈夫かどうかを確認するための公開実験だった

  ●苦情が出たとしてもこの程度のアンケートなら大きな問題にはならないだろうと計算した

  ●もし苦情が出てこなければ「筆跡等をネット公開しても問題ない」という既成事実としたかった

  ●その既成事実をもって、今後の本格的なデータ公開の正当化材料、
   または問題が起きた際の言い訳材料にしたかった。

なんてことが考えられるのですが、いかがでしょう。
これについては批判的な私の見方が多く入ってしまっている部分もあるとは思っていますが、
どうしても「アンケート票そのものの問題提起」の意味がわかりませんでした。
正しい意味を伝えるためにも、どこかで市長のお考えを説明していただけるとありがたいです。

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■今後のデータ公開に向けて、問題はむしろ、より深刻になった
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あらためて書くと、武雄市および樋渡市長は、
  「公開そのものは正しく問題のない行為だが、心情に配慮してやめただけ」
という態度を崩していません。
つまり、同じようなことが今後また繰り返される可能性があるということです。

今回の図書館アンケート回答用紙無断ネット公開問題では、

  ・ネット公開に対しての認識不足
  ・ネット公開にあたっての検討不足
  ・危機意識の低さとリスク管理能力の不足
  ・個人情報に関する考えの甘さ (法的に個人情報かはともかく現実的観点で)
  ・チェック体制の甘さ (実名掲載など)
  ・民意に対する考え方の甘さ (苦情を無視した再公開方針の決定等)
  ・情報周知姿勢の著しい欠如 (報道発表はあるがHP掲載無し。Facebookウォールで発表する程度)
  ・発生した問題に対しての問題対処能力の不足(公開してしまった実名データへの対処等)

など、武雄市および樋渡市長の様々な問題が露呈したと考えています。

こんな細かいことでそこまで言うかという人もいるかもしれませんが、
一連の流れを見ると、常軌を逸しているというのが私個人の判断です。
様々な意見があると思いますので、皆さんも自分自身でよく考えてみてください。
今回のようなことが全国各地で、あるいは国レベルで起きはじめたらどうなるか考えてみて下さい。

 
さて、ここで1つ気になる情報記事があります。

  ●(2012/9/18付) 市のデータ全公開でビッグデータ事業のモデルケースに 佐賀県武雄市長【湯川】 : TechWave

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「佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は9月17日、同市がこれまでに蓄積してきた各種統計や
 生データを全公開し
IT企業などの利用を可能にすることで、新しい情報産業の創出を
 目指す考えを示した。TechWaveとの会談の中で明らかにした。」


「同市長によると、行政データの中には個人の特定できるデータはほとんどなく
 運用に注意することでプライバシー保護の観点からも問題になることはなさそうだという。」

「これまではプライバシー保護の観点などからほとんどの自治体ではデータの公開に
 非常に神経質な対応を取ってきたが、同市長は逆に積極的にビッグデータを公開していく考えを示した。」

「武雄市では他の自治体、行政機関に先駆けてデータを公開することで、
  新たなビジネスモデルのケースを作って行きたいとしている。」---------------------------------------------------------------------------------------

武雄市は、市が持つ様々な行政データを全て公開していくつもりのようです。
これを読んで、皆さんはどう思うでしょうか。
この記事で市長は

  「行政データの中には個人の特定できるデータはほとんどなく、
   運用に注意することでプライバシー保護の観点からも問題になることはなさそう」

と語っています。
しかし、今回の問題を踏まえて考えると、背筋が寒くなってきませんか?
ここまで書いてきたように、市長の個人情報に関する意識は非常におかしいと私は思っています。
大変失礼ではありますが、そんな市長に

  「個人の特定できるデータはほとんどない」

と言われても、全く信用する気になれません

また、市長ご自身も、

  「運用に注意することで」

という注意点に言及しています
まあ当たり前ですが注意しないとまずいデータもあるわけですね。
膨大なデータがありますが、それら全てについて、「注意」は行き届くのでしょうか
今回、たった325件の回答用紙公開でも、実名記載や苦情という問題が発生しました。
「行政の生データ」は比較にならないほど複雑で膨大で、何が含まれているかわかりません
市職員の業務の範疇内で、個々のデータにまともなチェックが行き届くとは到底思えません

私は、データ公開そのものを全否定しているわけではありません
議会や市民を含めた議論や意見の整理、体制の確保やコスト・リスクの計算など、
重要な検討が行われることなく、なし崩し的に計画が進められてしまうことを懸念しています。
他の自治体が「データの公開に神経質」なのは、こういったコストやリスクを
考えた結果「それらに見合うメリットがない。コストが確保できない。」と判断している側面もあるはずです。

一度データ公開を始めて企業を誘致しておきながら、問題発覚によって
それを中止する状況になれば、被害者への賠償や企業への補償など、
大きな問題に発展していく可能性もあります

それを防ぐためにも慎重な議論が必要なはずなのですが、
その議論がしっかりなされるのかどうか、市民、国民は注視していったほうがよさそうです。

ある方もツイッターでおっしゃっておられましたが、

  なんでもかんでも公開するのではなく、
  公開すべきものを公開し、
  秘密にすべきものは秘密にする。
  それが正しい情報公開のあり方である。

ということを、しっかり認識しておきましょう。
「情報公開」という聞こえの良い言葉だけで盲目的に騙されないようにしましょう。

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■最後に
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回答用紙の公開は撤回されましたが、私が送った質問メールの回答はまだ届いていません。
武雄市や樋渡市長が
  「公開そのものは問題ない」
という主張を続けているということは、私の抗議や問題の指摘は全く届いていないとも言えます。
そんな中で、質問に対して武雄市や市長がどう答えるのか、注目していきたいと思います。

一番怖いのは回答放棄ですね。
前に書いたように、武雄市役所の文化・学習課には電話で「回答をもらえること」を
約束してもらった
のですが、市長の鶴の一声で「対応の必要無し」とされているかもしれません。
これまでツイッター上でほぼ完全に市長に無視されている身としては、その不安が拭えません。

   →2012/10/1 20:20追記
      この記事について樋渡市長にツイッターでお知らせしたところ、市長から
           「勝手なことを言われても困る。回答撤回などとは言っていない。質問項目が多いので時間はかかる。
      という主旨のツイートをいただきました。
      不安に思った経緯は上記のとおりで、回答を催促するようなつもりもありませんでしたが、
      勝手な想像の範囲で邪推するのは時期尚早で不適切であったことも確かです。
      質問にはご回答いただけるとのことですので、ゆっくりと回答を待ちたいと思います。
      失礼いたしました。
      また、記事を読んでいただいたことに感謝いたします。

あまりにも回答が遅くなるようでしたら再度問い合わせを行ってみますが、
なるべく早い段階で真摯な回答をいただけることを願っております。

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