武雄市の樋渡市長の佐賀新聞社への抗議により非表示とされた井上一夫氏のブログ記事について
当記事はツイッターの #takeolibrary というハッシュタグで得た情報なども元にして書いております。
情報を寄せてくださっている皆様に感謝いたします。
興味のある方は是非一度ご覧になってみて下さい。
※何度か修正を加えています。記事の変更履歴は記事の最下部にあります。
12/26に、佐賀新聞社が運営する地域ブログサイト「ばってんがサイト」に、
井上一夫氏による
「知的基盤を奪われる武雄市民」 (BLOGOS転載) ※後述する事情によりリンク先は現在は非表示
というブログ記事が掲載されました。
この記事を書いた井上氏は、
「武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」
の代表世話人の1人でもあります。
ばってんがサイトの井上氏のプロフィール欄を見てもわかるとおり、
一級建築士の資格を持っている方で、建設省九州地方建設局建築課から
武雄市役所職員となり、武雄市文化会館建設などを手がけていらっしゃいます。
また、武雄市役所を退職後、地域づくり活動などに積極的に携わっている方であり、
ばってんがサイトのライターとして寄稿してはいますが、佐賀新聞の記者ではありません。
記事の内容を、私からの補足も含めて大雑把に書くと、
●過去の武雄市文化施設群構想により、武雄市文化会館や
武雄市図書館・歴史資料館などが作られた経緯と、その意義の説明。
●武雄市図書館・歴史資料館で重要な役割を果たしてきた蘭学館のスペースが
12/11の市議会で突然発表された方針変更によりつぶされ、
TSUTAYAのCD/DVDの有料レンタルスペースに改装されてしまうこと。
蘭学館の資料は数年間は隣の企画展示室に間借りして展示されることになるので、
それにより歴史資料館のスペースが圧迫され、活動が限定的になってしまうこと。
●色々と配慮され快適に作られていた図書館スペースが、
TSUTAYAやスターバックスによって図書館の奥や2階に追いやられ、
2階部分の壁には天井に届くほど大きな書架が配置され、
細いキャットウォーク(通路)を利用してアクセスすることになるので
地震の際には蔵書が1階に崩落して人的被害が出る可能性が強いと思うこと。
●現在進められている新図書館構想では、歴史資料に関する経緯や今後のあり方、
意義の検討といった知的議論が全く行われていないこと。
●100年の大計として進められてきた町づくり・人づくりだが、
トップの恣意的政策(思いつき政策)が暴走し、
武雄市民の知的基盤を崩壊させている。
といった内容です。
地域のことを考えて作られた武雄市図書館・歴史資料館が踏みにじられていくことに対し、
本来の意義を述べ、悲しみや不安、憤りをつづった記事です。
記事の魚拓が残っているのでこちらからご覧ください。
ところが、このブログ記事は、投稿翌日の12/27夜に、
ばってんがサイトを運営する佐賀新聞社により非表示とされてしまい、
読めなくなってしまいました。
いったい何があったのでしょうか。実はこんな事情がありました。
[ばってんが] 知的基盤を奪われる武雄市民 bit.ly/10hXsyR #battengasaga
— 佐賀新聞ニュースさん (@sagashimbun) 12月 26, 2012
知的基盤を奪われる武雄市民 #battengasaga talkbar.saga-s.co.jp/archives/67767… うわー、なにこれ。はじめて武雄市図書館+TSUTAYAの絵図を見たけどひどいわ。あんなに本を探しやすい陳列形式はなかったのに。これじゃただの本の倉庫。本好きとしては涙出てくるよ…。
— Shoko Ogushiさん (@vostokintheair) 12月 26, 2012
風説の流布系・佐賀新聞に抗議しました。批判は一向に構わないが、何ら検証も無く、「「2階の書架はキャットウォーク(点検通路)でアプローチしなければならず、地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、人的被害が(cont) tl.gd/kgldoa
— 武雄市長 樋渡啓祐さん (@hiwa1118) 12月 27, 2012
樋渡市長のツイートは文章が途中で切れてしまってますが、リンク先を見ればわかるとおり、
『人的被害が出る可能性が強いと思っている」は絶対に許せない。』だそうです。
この樋渡市長の抗議を受けて、佐賀新聞社は声明を出し、
井上氏のブログ記事を非表示にしました。
[ばってんが] ブログ非表示の件についてお知らせ(ばってんがサイト事務局) bit.ly/VCfYdQ #battengasaga
— 佐賀新聞ニュースさん (@sagashimbun) 12月 27, 2012
声明の一部を抜粋します。
「抗議をいただいた主な点は、
「(2階の)書架も開架式といいながら、高さは天井まであり
閲覧者が自分で取りだす事はできない。2階の書架は
キャットウォー
ク(点検通路)でアプローチしなければならず、
地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、
人的被害が出る可能性が強いと思っている。」
という表現です。」
「樋渡市長からは
「個人のブログならまだしも、佐賀新聞が運営するブログ論壇サイトで
こうした表現を記載すれば、佐賀新聞が人的被害が及ぶと書いたと同然だ」
というご指摘をいただきました。」
ふーん。佐賀新聞社って、こんな幼稚な言いがかりで有益な記事を非表示にするほどヘタレだったんですねえ・・・。
(2012/12/30 0:10 取り消し線を追記。詳細は伏せますが、嫌味とかではなく、
佐賀新聞社さんを良いほうに見直そうと思える出来事がありましたので、
この表現は取り消すことに致します。)
「いったん非表示にする」とのことですが、樋渡市長の言い分を併記して公開を続けるほうが良いと思いましたが。
ツイッター上ではこんな指摘も出てましたけど。
今回のばってんがサイトブログ非表示で、佐賀新聞と樋渡市長によるマッチポンプ説を確信。一体何度この手の話を繰り返しているのか。自分が知る限りで他に、告訴の記事をネットから削除、蘭学館廃止見出しの件あり。 #takeotoilet
— ふむさん (@fmht7) 12月 27, 2012
要するに樋渡市長と佐賀新聞社が手を組んで、炎上マーケティング的な
話題作りをしてるのではないかという指摘ですね。
まあ佐賀新聞社側のデメリットが大きいですし、さすがにそれはないと思いたいですが、
10/21に開催された「武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」の勉強会について、
佐賀新聞が何故かワーキングプアの話だけを報じたのを見ているので、一抹の不安も。
この勉強会では図書館問題について色々話し合われたはずなのに、なぜそこだけなのかと・・・。
まあとりあえずこれは置いておきましょう。
で、樋渡市長のほうはと言うと、得意げに勝利宣言して自身のブログを更新。
佐賀新聞社のこの対応は率直に評価したい/ブログ非表示の件についてお知らせ(ばってんがサイト事務局) #battengasaga talkbar.saga-s.co.jp/archives/67768…
— 武雄市長 樋渡啓祐さん (@hiwa1118) 12月 27, 2012
[exblog] 佐賀新聞の対応は評価したい bit.ly/V72p7J
— 武雄市長 樋渡啓祐さん (@hiwa1118) 12月 27, 2012
Facebookでも同様の記事を書いてますね。
今日はネットの良いところを感じた。佐賀新... (要Facebookログイン)
Facebookの記事では
「井上一夫さんという訳分からん市民が書いたメチャクチャな記事」
と書いてますね。一応「訳分からん市民」の部分だけはコメント欄で不適切だったと書いてますが、
訳わからん市長が何を言ってるんでしょうね。
Facebookに市長を支持するコメントを寄せている方々も、樋渡市長の出鱈目な主張を鵜呑みにせず、
しっかりと事実を調べてから判断していただきたいものです。
ちなみに、詳しくは記事の最後に示しますが、筆者の井上氏が代表世話人を務める
「武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」
は、9月上旬に、武雄市議会に対して提案や請願を含めた公開質問状を提出しています。
9/10の市議会の山口昌宏議員の一般質問でこの公開質問状が取り上げられたのですが、
この時も樋渡市長は山口議員らと共に、実名を挙げて井上氏を市議会で中傷しています。
反対者を徹底的に理不尽に貶めるのがいつもの樋渡市長のやり口です。
今回のブログの件も同様だと思います。
さて、ここで井上氏のブログ記事から、問題とされた部分の原文を抜粋してみましょう。
図書館は奥に押しやられ2階に追い上げられてしまっている。その書架も開架式といいながら、高さは天井まであり閲覧者が自分で取りだす事はできない。2階 の書架はキャットウォーク(点検通路)でアプローチしなければならず、地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、人的被害が出る可能性が強いと思っ ている。
問題とされたのは最後の
「地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、人的被害が出る可能性が強いと思っ ている。」
の部分ですね。
それでは、この井上氏の懸念が妥当なものだったのか、おかしなものだったのか。
それを考察してみましょう。
まずは、武雄市図書館がどのような建物なのかを示すために、
勝手ながら樋渡市長の11/23のブログ記事から2枚の写真を引用させていただきます。
念のため人物の顔にはぼかしをかけてあります。
武雄市図書館は11/1から改装工事に入っており、その最中の写真となります。
見ての通り、2000年10月に完成したばかりのまだ新しい図書館なのに、
なんで代官山蔦谷書店っぽくするために既存の本棚とかも全部処分して、
7億5000万円(武雄市4億5000万円、CCC社3億円)もかけて改装するのでしょうねえ・・・。
ここ数年の武雄市の図書館の年間運営費は1億2000万円程度ですし、
年間の図書購入費は1300万円ほどなんですが・・・。
まあそれは置いておくとして、次に、公表されている新図書館のパース図を3枚ほど抜粋して示します。
もう一度、井上氏の懸念を再掲しますね。
「地震時にはこの蔵書は1階フロアに一気に崩落し、人的被害が出る可能性が強いと思っ ている。」
うん、以前の記事でも書いたけど、これは崩落の危険を心配して当然でしょ?
写真と見比べるとよくわかりますが、
●コンクリ打ちっぱなしの垂直な壁だったところに
●かなり狭いキャットウォークを増設して
●その横の壁沿いに、高さ4mくらいある11段の巨大本棚を設置する
※2013/1/21 0:20追記
巨大本棚の高さについては、その後の問い合わせで3.9mあることが判明しました。
また、1階には4.6mの本棚も置かれるとのことです。
ということですよね?
井上氏は控えめに
「地震時に蔵書が1階に崩落」
としか述べていませんが、私ならもっと率直に
「日常の清掃作業や書籍の出し入れで
利用者や職員が色々な意味で死ぬレベル」
と表現したいほどです。
さて次に、この件に関する樋渡市長のブログ記事から、一部文章を抜粋します。
「それ以上に、何ら根拠もないのに、また、取材も無く、
「一気に崩落し、人的被害が出る可能性が強い」
と書くあたりは、これって異常ですよ。」
「何ら根拠もない」と言ってますが、まずパース図を見て心配するのは当然ですね。
また、井上氏は9月議会で議員に配られた新図書館の図面を入手しており、
それを市民の会のブログで公開してくださっています。
この図面を見ると、キャットウォーク部が実際にかなり狭いということもわかります。
根拠としては、これらで十分ではないでしょうか。
また「取材も無く」とのことですが、確かに取材はなされていないのでしょう。
しかし、少なくとも私個人は、11/2に2階部分の安全性の懸念について、
樋渡市長にツイッターで質問をしていますが、完全に無視されています。
樋渡市長に送って無視された質問ツイートは、以下の通りです。
市長に回答義務が無いことは承知していますが、事実としてお知らせしておきます。
ご紹介のブログの写真にもある武雄市の新図書館のパース図ですが2階部分は狭いキャットウォークの壁際に11段で高さ3.5~4m程ある本棚が置かれています。安全面が気になるのですが大丈夫なのでしょうか? @hiwa1118 @ishiinobuyuki #takeolibrary
— 金の髭さん (@goldenhige) 11月 2, 2012
普段の本の出し入れや清掃時の安全確保、地震対策等も気になりますが、本棚上部は大人でも視界外となるため本の落下にも気づきにくく、幼児の上に本が落下するといった事故も気になります。 @goldenhige @hiwa1118 @ishiinobuyuki #takeolibrary
— 金の髭さん (@goldenhige) 11月 2, 2012
また、こうしたパース図はUstreamや報道メディアで紹介されていますが武雄市のHPやFacebookには掲載されておりません。市民の方への紹介ページがあると良いかと思います。 @goldenhige @hiwa1118 @ishiinobuyuki #takeolibrary
— 金の髭さん (@goldenhige) 11月 2, 2012
また、これとは別に、11/13に樋渡市長と武雄市役所 文化・学習課宛に質問メールを送っています。
これは11/15の市民説明会での回答を期待して送ったものですが、こちらも完全に無視されています。
送ったメール本文は、こちらの記事で全文を公開していますが、
一応関連する質問部分を抜粋しておきます。
★印をつけてあるのは、これらの質問を最重要項目として回答を求めたということです。
★イメージ図を見ると、2階の壁だった部分に狭い通路(キャットウォーク)を取り付けて
高さ3~4mもある巨大な本棚を壁際に設置して本を並べるようですが、
本の取り出し方法などはどうなるのでしょうか。★2階の巨大本棚の最上段の本の取り出しなどは危険だと思いますが、
本や人の落下対策など、安全面での配慮はなされているのでしょうか。★もともとコンクリート打ちっぱなしだった垂直な壁にキャットウォークのような
狭い通路を取り付けて増設するようですが、強度面などは大丈夫なのでしょうか。
崩落等の事故が発生しないか心配です。★2階の壁際にずらっと本を並べることになると、温度差や空気の対流の関係で
カビの発生なども心配されると思うのですが、対策はとられるのでしょうか。
古くて傷みやすい本もほぼ全て開架図書として本棚に置かれるそうなので心配です。
また、11/15に開催された参加者わずか23名の市民説明会では、参加した市民の方から
「(パース図の四角く開いた部分は)学習室の入口ですよね? 2mくらい?
その倍くらいの高さまで本があるようだが……背が小さいから本に手が届かない。」
という質問が出ていたようなのですが、教育委員会の回答は、
「係に言えば本を取る。今の図書館司書の他に係員を配置。
すぐに声かけしていただける状態にする。」
という、なんとも力の抜ける内容だったようです。
利用者にとっても、「司書の他の係員」にとっても使い勝手が悪く不幸なことだと思うのですが・・・。
要するに、何が言いたいかというと、
樋渡渡市長や武雄市役所は、新図書館構想について、
市民に対する説明責任を全く果たしていない
ということです。
私自身は武雄市民ではありませんが、新図書館構想についての
市民説明会は、5/20と11/15の2回しか行われていません。
また、樋渡市長は5/20の説明会をブログで「糾弾会」と表現していましたし、
11/15の説明会は、翌日から複数のイベントやお祭りが数日間にわたって行われるという
市民も市役所も準備で忙しいはずの日に、開催告知もまともに行わないまま開催されており、
その結果、市民の参加は定員150名に対してわずか23名にとどまっています。
樋渡市長は、市民のブログに難癖をつけて
理不尽な批判をして筆者を貶めるのではなく、
自らと武雄市役所の説明不足を恥じ、
市民への説明責任を積極的に果たすべきである。
私は強くそう思います。
樋渡市長は、自らのブログ記事の中で、
井上一夫さんが何を書いても自由。しかし、「知的基盤を奪われる武雄市民」という表題で、佐賀新聞社が運営するサイトに書くのは問題だと思って、今晩、佐賀新聞社に抗議しました。
「では、どういう対応をすれば良いか?」との指摘に対しては、私からは、「それこそ、佐賀新聞社が考えることである。私が何らかの対応を要請すれば、それは表現の自由を阻害し、場合によっては検閲になりかねない。」と申し上げました。あわせて、「何らかの対応をされる場合には、その理由を明記してほしいし、私からの抗議に関しても、事実その通りなので書いてくださって構わない。」と伝えました。
と書いており、「佐賀新聞社による広義の風説の流布だ」などとほざいていますが、
事実上は井上氏に対する卑怯な言論封殺だと言っても過言ではないでしょう。
また、ブログやFacebookで行っているように、反対者である井上氏を理不尽に貶めるという目的もあったのでしょう。
市長のブログ記事では、自分達がこれまで市民に対して
まともな説明をしていないことには一切触れていませんね。
「図書館・歴史資料館に関する市民アンケート」についても、樋渡市長は
市議会での約束を破り、アンケートの自由記述欄の結果公表を行っていませんよね?
恥ずかしいと思わないのでしょうか?
※2012/12/30 17:30追記
今年の10月に、ふろすてぃ(@Alice_fst)さんという方が、
武雄市新図書館の図面等について武雄市役所に対して情報開示をかけていました。
しかし、11/5付で不開示とするという通知(PDF)が出されています。
理由は「業者選定段階のため」というものでした。
入札により業者が決定されたのは11/7ですので、その後情報開示をかければ
ある程度の情報は手に入ったかもしれませんが、少なくともつい最近までは
情報開示ですら必要な情報を得ることができなかったのは間違いなく、
この点からも、井上氏が懸念を表明したのは妥当であると私は考えます。
※2012/12/30 18:00追記
なお、上記の情報公開請求を行ったふろすてぃ(@Alice_fst)さんは、
元々は7月に情報公開請求をかけたのですが、武雄市役所のミスで3ヶ月放置されています。
これは明確な条例違反であり、樋渡市長および武雄市役所は
ふろすてぃさんに真摯に謝罪すべきなのですが、
なぜか樋渡市長はふろすてぃさんをツイッターで激しく誹謗中傷しています。
自分への反対者を理不尽に貶めるという樋渡市長の姿勢がよく表れた事例です。
当時の状況は以下のtogetterにまとめてありますので是非ご覧下さい。
樋渡市長の異常性がよくわかると思います。
武雄市役所のミスを棚に上げ正当な情報公開請求者を罵倒する樋渡市長 - Togetter
※2013/1/20 23:30追記
ふろすてぃさんが、武雄市役所に対し、「書架仕様」について開示請求を行いましたが、
2013/1/17付で、
「CCCの自社開発製品でノウハウ流出を防ぐため」
という理由で不開示通知が出されています。
CCC社の自社開発?CCC社って耐震性を考慮して巨大な特殊書架を開発するような
データの蓄積やノウハウや実績なんてありましたっけ・・・?
しかも、書架の高さについては、私の質問に対して3.9m~4.6mであるという
回答が既に武雄市役所からなされているため、全面不開示なのはおかしいでしょう。
なんにせよ、井上氏が事前に書架に関する問い合わせを行っていたとしても
正しい情報が得られなかった可能性が高いという根拠が1つ増え、
樋渡市長には井上氏や佐賀新聞社を批判する資格がなかったということがより一層はっきりしました。
【超速報】武雄市立図書館「書架仕様」不開示 理由「CCCの自社開発製品でノウハウ流出を防ぐため」はぁ? 書架にノウハウというのもよくわからん理由。少なくとも高さは出せるはずで一部不開示でないのはおかしな話。 #takeolibrary#takeotoilet
— 書肆ふろすてぃ(最寄駅:東山公園駅) さん (@Alice_fst) 1月 20, 2013
念のため文書番号。書架仕様の不開示通知は1/17付 武市教文生115号によって為されました #takeotoilet#takeolibrary
— 書肆ふろすてぃ(最寄駅:東山公園駅) さん (@Alice_fst) 1月 20, 2013
私に対して書架仕様「不開示」ってことは、仮に、井上一夫氏が12月の時点で情報を得ようとしても「落下防止バー等の仕様」が出なかった可能性がきわめて高い。後出しじゃんけんが出来る訳だ。あとはわかるな、諸君 #takeolibrary#takeotoilet
— 書肆ふろすてぃ(最寄駅:東山公園駅) さん (@Alice_fst) 1月 20, 2013
#takeolibrary 書架高さについては @goldenhige 氏に武雄市担当者が回答している以上、私に対しても、開示されなければ武雄市情報公開条例第8条(一部開示規定)に違反となります。明日、市の担当者に対しては詰問します。明白な違反ですので。
— 書肆ふろすてぃ(最寄駅:東山公園駅) さん (@Alice_fst) 1月 20, 2013
以上を踏まえ、佐賀新聞社に対しては、井上氏の記事の非表示を解除するよう、
情報提供も兼ねた要望メールを送りました。
上で述べた9/10市議会での井上氏に対する中傷も含め、他にも色々と書いてあります。
記事の最後にメール全文を公開しておきますので、是非内容をご覧ください。
時間がなかったこともあり、いまいちまとまりがありませんが・・・ orz
なお、本件については、その後佐賀新聞社が武雄市役所に追加取材を行い、
それによってわかったことなどを踏まえて記事を作成し、
一部を修正した上で井上氏の記事が再掲されました。
以下にそれぞれの記事へのリンクを示しておきます。
抗議いただいた件の事実確認について(ばってんがサイト事務局) : ばってんがサイト / 佐賀新聞
知的基盤を奪われる武雄市民 ―武雄市図書館・歴史資料館問題から(2) : ばってんがサイト / 佐賀新聞
この処置についても少々言いたいことがありますが、それはまた別の記事にしようと思います。
再掲された井上氏の記事は、色々と重要な指摘が含まれていますので是非ご覧下さい。
樋渡市長が市民を軽視し、独善的に計画を進めているという実態を少しでもわかっていただければ幸いです。
※2013/1/14 18:30追記
こちらに追記するのをすっかり忘れていましたが、続きの記事を書きました。
武雄市の新図書館の安全性は未だ疑わしく、商業主義の文化破壊でもあると考えます
武雄市役所の説明では蔵書崩落の懸念は解消できませんし、
図書館は利便性が低くされ、文化施設である蘭学館も潰されてしまいます。
大きな問題だと思いますので、是非お読みいただければと思います。
また、この件に対するツイッターでの反応が以下のtogetterでまとめられています。
参考までにそちらのリンクを示しておきます。
記事は以上です。以下は、私が佐賀新聞社に送ったメールです。(折りたたんでおきます)
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