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2013年4月12日 (金)

武雄市図書館に利用手続き等についての要望や質問メールを送ってみた

 ※2013/4/14 6:30更新
  諸般の事情でメール本文だけ載せていましたが、やっと説明を追記しました。

※2013/4/16 17:45更新
  武雄市図書館から回答を頂きましたので追加掲載しました。
 


 
前の記事(バンキシャ!へのメール)のコメント欄に、武雄市民の方からコメントが寄せられていました。
武雄市図書館の変わり様を嘆く声ですので、ぜひ全文をご覧いただきたいのですが、
中でも個人的に大きく気になった部分がありました。
該当部分を抜粋させていただきます。

図書館カードについても、散々「従来のカードも使用可能」という主張で、
個人情報の問題をガードしてきたくせに、「カードの更新が必要」という説明がなさすぎです。
従来のカードも使えるんだと思って、1時間近くかけて本を選んだ後、
「貸出カウンターはどこですか?」とスタッフに尋ねると、新しいカード、Tポイントカードを勧められ、
それを断ると、従来のカードでも更新が必要だと言い出し、
  「更新には1時間程度かかります」
と言われました。
結局、そんな時間もなかったので、時間をかけて選んだ本も借りれず帰りました。
1時間程度かかるコトにも理解できませんが、100歩譲ってそうだとしても、
もし更新が必要という事実がわかっていれば、来館してすぐに手続きをしていたでしょう。
館内放送で流すなど、周知をすればいいのに。。
新カード、Tポイントを作るのがあたりまえ、従来のカードを使うなんて物好きくらいに思われてるんでしょうか。。
友人から聞いた話では、更新手続きの際、運転免許証を見せ、スタッフの方が番号を控えるそうですね。何のためなんでしょうか?
友人が番号を控えられることを拒否すると、スタッフはすんなり引き下がったそうです。だったら、最初から誰に対してもやらなきゃいいのに。。
以前は、紙切れ一枚で簡単に作れていたカードが、なんでこんなプロセスを経て作られなければならないんでしょう。。

 
これを見て、あらためて武雄市図書館ホームページの説明を見てみたのですが、
ご利用案内」でも「よくある質問」でも、

   「有効期限の設定が必要になったため、従来の図書利用カードを持っている人でも
    有効期限設定の手続きが必要になる。」

ということが明示的に書かれていないのですよね。
一応、3/28付の「【重要】利用カードの更新お手続きについて」というお知らせでは、

   「武雄市図書館のリニューアルオープンに伴い、図書館利用規約が新しく制定されました。
    図書館蔵書の貸出を利用される際には、初回に限り本人確認のできる書類を
    ご提示いただき、図書館利用規約に同意していただくお手続きが必要です。
    3月29日(金)~3月31日(日)までは図書館の外でお手続きを受付しております。
    4月1日(月)以降は図書館内のカウンターでお手続きが可能です。」

と書かれていますが、この文章の中にある「初回に限り」を
   「従来のカードを持っていても手続きが必要」
と解釈しろというのは少し無理があるのではないかと思います。
(この「お知らせ」も固定URLが無いので物凄く不便ですね・・・。インデックス式なので
 新しいお知らせが追加されたりすると従来のURLが使えなくなってしまいます。)

事前登録を行っていたときのページでは、

   「リニューアルオープンに伴い、図書館利用規約を新しく定めました。
    この規約では、図書利用カードに発行日から3年間の有効期限を設けることになり、
    現在、図書利用カードをお持ちの方も、新たに有効期限設定の手続きが必要となります。」

と明示的に案内されていたのに、何故このわかりやすい説明を無くしてしまったのか・・・。
広報武雄3月号でも一応告知はされていましたが、これでは市民の方が混乱するのも無理はありません。

それとやはり気になったのは以下の3点。

   1.カードの選択を示す前にTカードが勧められている。
     (まあ仕方のないところもありますけど・・・)

   2.従来型カードの更新に1時間以上もかかると言われている。

   3.読み方によってはTカードに誘導したいために従来型カードの更新に
     時間がかかると虚偽説明したようにも見える。
     (疑いすぎかもしれませんが、実際にそう考えた方もいました)

どういう説明がされるのかは現地で説明を受けないとわからないと思いましたので、
とりあえず

   「実際のところ手続きにはどれくらいの時間がかかるのか」

   「Tカードと従来型カードとで手続き時間に差はあるのか」

を4/11午後に武雄市図書館に電話で問い合わせてみました。以下がその回答です。

  ●空いていれば手続きは5分程度で終わる。

  ●ただ、利用する方全員の更新作業が必要な状況なので混雑している。

  ●だいたいの目安としては15分かかると案内しているが、
    週末など混雑している時は、30分~40分かかることもある状況。

  ●Tカードでも従来型カードでも、かかる時間はほとんど変わらない。

 
なるほど、それなりに時間がかかってしまうことがあるようです。
開館直後で混雑しているでしょうから仕方ない部分もありますが、
1時間かかると言われたのは、よほど混雑している時だったのですかね。
Tカードでも従来型カードでも手続きの時間は変わらないとのことですので、
Tカードへの誘導のための虚偽説明というわけでもなさそうです。失礼しました。
むしろ、Tカードの場合は通常よりも複雑な規約説明が必要になるはずなので、
従来型カードよりも少し時間がかかるはずですね。ちゃんと説明していればですが・・・。

しかし、図書利用カードの手続きで1時間もかかることがあるというのは、普通はなかなかないことです。
実際に本を借りれずに帰ることになった方も出てしまっているのでトラブルは未然に防ぎたい。
そんなわけで、コメントを寄せていただいたご縁もありますので、
手続きに時間がかかるという告知をしてもらえるよう、武雄市図書館にメールを送ってみました。

ついでといってはなんですが、調査の過程で見つけた問題点や質問、
ツイッターで見たり聞いたりした内容についてもあわせて書いてみました。

軽い要望がほとんどですが、要望以外に主な質問として

  『「蔦屋書店 武雄市図書館」を名乗るFacebookページの位置づけ』

を聞いています。
このページは名前や電話番号などから見ても「蔦屋書店」のページのはずなのですが、
開館時の記事を見ると

「この図書館があるから武雄に住みたい」
「子供たちの未来に出会える本を提供したい」
 
そんな想いを込めて、本日9時、武雄市図書館がリニューアル開業しました。
 
20万冊の図書と雑誌(販売)を館内で自由にスターバックスコーヒーと共に楽しめるまったく新しい図書館に生まれ変わりました。
ツタヤも併設されて、CD・DVDレンタルも豊富な品揃え!
朝9時から夜9時まで年中無休!
Tカードならセルフでの貸し出しで3ポイントが貯まります!
 
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do

などと書いており、「図書館」のページのようにも見えます。
基本データの「ウェブサイト」も、現在ではTSUTAYAのサイトになっていますが、
少し前までは武雄市図書館のサイトが記載されていました。

また、4/13、4/14に「チェブラーシカがやってくる!」という子供向けイベントがあると
武雄市図書館のサイトで告知されていたのですが、そのイベントについても、

    「当日は、チェブラーシカの絵本やグッズをお買い上げいただくと、
     チェブラーシカと一緒に記念写真が取れるイベントを企画中です。

という販促記事を書いた挙句、結局購入せずとも写真が撮れるように変更しています。
このイベントは「図書館」のイベントのはずですよね?
それともそうではなく「蔦屋書店」のイベントなのでしょうか?
それなら何故「武雄市図書館」のサイトで紹介されていたのでしょうか?
このFacebookページでは他の講演イベントについても書かれており、
各イベントが図書館のイベントなのか蔦屋書店のイベントなのかわからなくなります。

「どっちでもいいじゃん」と思う方もいると思いますが、

  「図書館」と「書店」の切り分けはどうなっているのか

という根本的な部分が釈然としないのですよね。色々な面で。
指定管理の費用の中で企画されたのかそうではないのかという話にもなってきます。

そもそも「蔦屋書店 武雄市図書館」という店名(最後に「店」がつかない)もおかしいと思っています。
意図的に「書店」を「図書館」だと誤認させようとしているとしか思えません。
実際に、「武雄市図書館」の名前で「TSUTAYAのレンタル無料クーポン」が発行されたりしています。

どう見ても、蔦屋書店が「図書館」の名前を使ってやりたい放題しているようにしか見えません。
これらの件について色々と言いたいこと、聞きたいことはあるのですが、
今回はとりあえず、このFacebookページの位置づけの説明だけ求めてみました。
今見ると聞き方が甘すぎだった気もしてますが・・・。しっかりした返事があるとよいのですが。

 

以下、武雄市図書館に送った、要望・質問メールの内容です。
武雄市図書館から回答をいただけたら、それも追記する予定です。

  ※2013/4/16 17:45
    武雄市図書館から回答を頂きましたので記事末尾に内容を追加掲載しました。


 

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 1通目
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タイトル: 利用カード登録やウェブサイトなどについての要望と質問

武雄市図書館 担当者様

●●と申します。
ネット上では「金の髭」というハンドルネームで活動しております。
名前は関係者以外には匿名とし、ハンドルネームである「金の髭」とのつながりも
関係者以外に漏洩することがないよう、強く要望いたします。
これが守られなかった場合、守秘義務や個人情報保護などの面から
可能な範囲で必要な法的措置などを取る可能性もありますのでご留意下さい。
(強硬に見える文面で恐縮ですが諸般の事情から基本的にメールには
 必ずこの文言を入れるようにしております。ご容赦下さい。)


武雄市図書館の改善に向け、いくつかの報告・要望と、質問2点を送らせて頂きます。


■A.利用カード登録に時間がかかるということの告知要望

 当方のブログに、武雄市民を名乗る方からコメントが寄せられました。
    http://goldenhige.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/47-df9d.html
 本を借りようとしたら従来の図書カードの更新に1時間かかると言われ、
 せっかく選んだ本を借りられないまま帰宅したとのことです。
 (他にも色々と感想などを述べておられますので、ご覧ください)

 気になったため、電話で確認させていただいたところ、空いていれば5分程度だが、
 目安としては大体15分程度、週末などは30~40分かかることもあるとのこと。

 更新が必要というのは告知されていましたが、現在でもこれほどの
 時間がかかっているというのは、特に告知されていないと思います。
 開館直後なのでやむをえない部分はありますが、これほどの時間がかかるとは
 想定していない方も多いのではないかと思います。
 トラブルを未然に防ぐためにも、
    ●利用カードの作成・登録・更新に、思った以上に時間がかかっていること
      (時間もなるべく具体的に)
    ●来館したら図書を探す前に利用カードの手続きをしておくとスムーズであること
 について、ウェブサイトのお知らせなどで告知していただければと思います。
 市のFacebookやHP、場合によっては市報などにも掲載できるとよいかと思います。
 できれば、館内放送や案内などでも告知できるとよいですね。

■B.武雄市図書館ウェブサイトに関する要望

  1.図書館の問合せ先が「お知らせ」にしか載っていないようです。
    一般的なサイトの「お問い合わせ」のように固定的な表示をお願い致します。
    お知らせにあることに気づかず、しばらく探し回ってしまいました。

  2.対面朗読サービスなどの説明では電話申し込みをするようにも書かれておりますし、
    その説明にも連絡先へのリンクを含めたほうが親切かと思います。

  3.図書館の利用規約へのリンクが見当たりません。
    少なくとも以下の2つについては提示しておく必要があるはずです。
      http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/201304/guide.html
      http://tsite.jp/pc/r/kiyaku/wkiyaku.pl
    他にもあるかもしれませんが、とにかくなるべく早めの対応をお願い致します。

  4.以前の図書館サイトにあった「新聞・雑誌 所蔵一覧」を復活させていただけないでしょうか。
    わかりやすく示しておいていただけると助かります。

  5.毎週土曜日14:30から、おはなし会が開かれているということを、
    佐賀県立図書館の情報で知りました。
      http://www.tosyo-saga.jp/kentosyo/
      http://www.tosyo-saga.jp/kentosyo/dantaioshirase/ohanashi.pdf
    武雄市図書館のサイトなどでは告知されていないようです。
    子供が本に親しむ良い機会ですので、告知なさったほうがよろしいかと思います。

  6.WinXP+Firefoxという環境で利用すると、お知らせ記事の文章が
    幅にあわせて改行されず、右にはみ出してしまっています。
    IEやChromeでは問題ないようです。

  7.例えば「よくある質問」のQ1の回答の「こちらの地図」の部分が
    リンクになっていますが、普通のテキストとの区別がつきにくくなっています。
    リンクになっていることがもっとわかりやすくなると良いかと思います。

■C.その他の要望

  1.ツイッターで見かけましたが、来館した方が改善意見を伝えようと思ったのに、
    利用者アンケート、いわゆる「お客様の声」の投函ポストがなかったとのことで、
    その設置を要望している声がありました。
    樋渡市長がそのツイートに答えていたのですが、広く行う市民アンケートのようなものと
    勘違いなさってしまったようで、意識がずれてしまっているようです。
    利用者の意見を継続的に集めてスムーズに改善を進めるためにも、
    ぜひポストの設置を検討していただきたく思います。
    運用にあたっては、双方向のコミュニケーションがとれるよう、
    合意を得た上での要望と回答の掲示や、ネットでの可視化なども
    ご検討いただければと思います。

■D.質問

  1.全開架に加え、カフェの併設などにより蔵書や資料保存のリスクが
    増大していると思いますが、それに対して、除湿などの特別な対策は
    取られているのでしょうか?なるべく具体的なご説明をお願いいたします。

  2.「蔦屋書店 武雄市図書館」を名乗るFacebookページを見かけました。
       http://www.facebook.com/TSUTAYA.TAKEOLIBRARY
    名前や電話番号からすると蔦屋書店のページだと思われるのですが、
    記事の内容を見ると図書館のページのようにも見えます。
    図書館公式ページからのリンクも見当たりませんし、
    いったいこのページは、どこがどういう位置づけで運営しているのでしょうか?
    わかりやすいご説明をお願いいたします。


A~Cの要望については内容を検討の上、ご対応いただけましたら幸いです。
できればで構いませんが、対応予定や方針などがあれば
Dの回答とあわせてお知らせいただければ、なお幸いです。

Dの質問2点については、4/19(金)までにご回答いただけますでしょうか?
難しいようでしたら回答メドをお知らせ下さい。

以上、何卒よろしくお願いいたします。

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 2通目(書き忘れ補足)
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タイトル: 利用手続きの説明に関する要望(補足)

先程送ったメールで根本的な要望が抜けてしまっておりましたので補足させていただきます。

■要望(補足)

 1.現在の図書館サイトの「ご利用案内」や「よくある質問」の説明では、
      「これまで図書利用カードを持っていた方でも、
       新たに有効期限設定の手続きが必要となる」
   という点が説明されていないようです。
   事前登録のページでは、それもしっかり説明されていました。
      http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/201304/index.html

   お知らせしたとおり、更新手続きの必要性が認識できなかった
   市民の方もいらっしゃいます。
   しっかり伝わるよう、サイトの説明も改善していただければ幸いです。


よろしくお願いいたします。

---------------------------
 武雄市図書館からの回答
---------------------------

●●様

この度はご連絡ありがとうございます。
頂戴したご要望については検討させて頂きます。
ご質問の2点について回答させて頂きます。

  1.全開架に加え、カフェの併設などにより蔵書や資料保存のリスクが
    増大していると思いますが、それに対して、除湿などの特別な対策は
    取られているのでしょうか?なるべく具体的なご説明をお願いいたします。

   ⇒希少本についてはガラスケースで管理をし、館内閲覧のみとしております。
    閲覧される際には飲み物についてはお断りをすることで、閲覧者の方にも
    希少本の劣化への配慮を頂いております。
    

  2.「蔦屋書店 武雄市図書館」を名乗るFacebookページを見かけました。
       http://www.facebook.com/TSUTAYA.TAKEOLIBRARY
    名前や電話番号からすると蔦屋書店のページだと思われるのですが、
    記事の内容を見ると図書館のページのようにも見えます。
    図書館公式ページからのリンクも見当たりませんし、
    いったいこのページは、どこがどういう位置づけで運営しているのでしょう
か?
    わかりやすいご説明をお願いいたします。

   ⇒蔦屋書店のフェイスブックになります。民業区画としてCCCが管理運営を行っている
    フェイスブックページです。

以上で回答とさせて頂きます。
失礼いたします。

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コメント

コメントした者です。
図書館側に意見を代弁して下さり、ありがとうございました。

まず、自分が書いたコメントを読み返したのですが、確かにTポイントカードを作る説明をまずされた時も、「1時間くらいかかる」と説明されました。
コメントに書き忘れていて、誤解を招いてしまい、本当にスミマセンでした。。。
どうしても借りたい本があったので、数日前リベンジしたところ、申込書を書き終えて「15分程度経ったらデータの読み込みが終わるので、借りられるようになります」と言われました。
やはり、混雑している時と、していない時でかなり差があったようです。

運転免許証の番号を控えるのは、「スタッフは、ちゃんと身分を証明するものを確認しました」という証拠を残すためだと説明されました。
(健康保険証でもよいと言われましたが、その場合、保険証番号を控えられるのかどうかはわかりません)
スタッフの目でその場で見たなら、それでいいじゃんと思いますが。。。

カード更新の広報もされていたのですね。市報けっこう読んでる方だと思うのですが、まったく気が付きませんでした。
2度目に行った時(数日前)は、また時間がかかるといけないと思い、まずカードの更新手続きをしようと、手続きの場所を探しましたが、すぐにはどこかわからず。
結局、しばらくウロウロして、スタッフの方に尋ねました。
たしかに、手続きスペース(昔の飲食スペース)の前には、看板?があったのですが、入ってすぐ気が付く場所で周知がされているとは言えないと思います。
(もしかして他の場所に案内があったのに、鈍感な私が気が付かなかったのかもしれませんが。)

カード更新の周知に関しては、オープンして日が経ったので、あれほどの時間待たされる可能性は低くなったかもしれませんが、
その他の面、利用者にとって良いほうに改善されることを期待します。

記事に書かれていますが、「図書館」と「書店」の区切りがないというのは、すごく感じます。
視覚的に、書籍の配置からしても、販売なのか貸出なのかわかりにくいですが、スタッフの意識もそうだと感じました。
「何時に開くんですか?」と聞けば、「9時開店です」と答えてみたり、
借りたい本が取り上げていた雑誌を見せて、「この本ありますか?」と聞けば、「お買い求めですか?」と言ってみたり。
(↑それぞれ違うスタッフに聞きました)
ツタヤに雇われている方々だから、あきらめるしかないんですかね。
ただ、純粋に武雄市図書館利用者として来館している私にとっては、その一言でも、すごく不快だしギモンに感じてしまいます。

カウンターに座って、目の前を通る来館者一人ひとりに「こんにちは」と声を掛けられていたスタッフの方が懐かしいです。
慣れ親しんだ空間はもうないし、行く度にイヤな想いをするので、今はあまり足を踏み入れたくないです。

投稿: | 2013年4月23日 (火) 22時09分

リニューアル開館と称した4月1日の記事に「子どもたちの未来に出会える本を提供したい」と
あったと金の髭様は、以前指摘されていました。

昨年11月1日から5が月間の長期閉館に入る前に、私は数度、武雄市図書館・歴史資料館を
利用しました。限られた資料費(本購入費用など)の中で、スタッフの方々は、子どもたちのために
いろいろ考え、工夫されて、出会える無料本を用意されていたと思います。

図書館は、いろんな方々に開放されている「地域づくり」、「知の拠点」、「自立支援の場」、
「魂の癒しの場」です。
6年ほど前に読んだ本「未来をつくる図書館~ニューヨークからの報告~菅谷明子著」の中には、
「図書館がなければ、今の自分はなかった」とニューヨーク市民(元ホームレス)の声が紹介されて
います。

以前、私自身が、嘱託職員として勤めていた分館にも、毎日のようにホームレスの方数名が
来館されていました。他の利用者の方々と同じように、新聞を読んだり、本を読んだりで過ごして
おられました。白杖の全盲の方も、たぶん休憩に、安らぎを得に来館されていました。
たぶん図書館スタッフは、そうした方々も広く利用されてことへの誇り(大げさですが)がありました。

今回の武雄市図書館は、老若男女、障碍者、乳幼児、ホームレスのすべての人々に対して、
開放されて、優しいものになっていません。商売が前面にでています。個人(家族)情報流失も心配です。
今のお祭り騒ぎが終わると、やがて様々な利用者から、さまざまな要望やクレームが出て来るでしょう。
でも、もともとそこで働いておられた方々に、クレームをいうのはちょっと抵抗がありますね。

昨年、市長の独断記者発表のあと、司書さんが「私たちの待遇より、図書館でなくなるのが・・・」と
肩を落としておられました。5月下旬のことです。
また、10月末の最後に行かれた方のお話しによると、涙を流された司書さんもおられたとか。

樋渡市長と彼のとり巻き議員にすべての責任があります。CCC雇用の司書さんも含めて、
スタッフの方々には、励ましに合わせてこちらの思う理想形(図書館としての)を笑顔で優しく、お伝え
したいと思います。どうしても言いたいことがあったら、館長にと思います。
図書館は「いらっしゃいませ」ではなく、「こんにちは」でしょうと。

市民みんなの公共施設が、「軒を貸して、母屋を盗られた」状態で、商売道具にされてはたまりません。

投稿: けんさん | 2013年4月23日 (火) 23時40分

>4月23日 (火) 22時09分投稿の方

コメントありがとうございます。
かかる時間の件は、こちらが疑問を持っただけですのでお気になさらず。
むしろ大変参考になりました。ありがとうございます。
書店が「融合」してしまっているというか、書店やスタバメインの施設になってしまったうえ、
スタッフも両方の仕事をやるようですし対応が営利優先になってしまうのは当然とはいえ悲しいことです。
「図書館」を利用する方の声が大きくなっていくとよいのですが・・・。


>けんさん様

ツイッターでもどなたかが仰っていましたが、スタッフの方は現場でベストを尽くすしかないのですよね。
問題なのは運営方針などを決めてる側ですから・・・。
巨大書架の作業危険性のリスクを被ってしまうのもスタッフの方々です。
色々と思うところはあるでしょうし、スタッフの方の意見なども聞き取って反映できる場があるとよいのですが。

投稿: 金の髭 | 2013年4月24日 (水) 01時00分

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