樋渡市長が行った応援演説(堺市長選 2013/9/21)での嘘や誹謗中傷の検証
※重要 2013/10/18 21:00追記
堺市の竹山市長の後援会宛に質問メールを送っていたのですが、
本日回答を頂くことができましたので記事本文に追記しました。
メール本文も記事末尾に示してあります。
竹山市長ご本人に確認して下さったとのことで、
1.武雄市の樋渡市長とは、直接的にも間接的にも面識は無い。
2.大阪府職員時代に、関西大学の問題に関与した記憶は無い。
3.「関西大学誘致で散々邪魔をされた」という樋渡市長の主張についても、
心当たりは無い。
ということが判明いたしました。
樋渡市長が応援演説で繰り返していた、
「竹山市長のことはよく知っています。
高槻市に出向していた頃、関西大学の誘致で散々邪魔されました。」
という趣旨の発言は、全く根拠のないデタラメだったことになります。
竹山市長を「大嘘つき」と呼んだことに加え、この事実捏造発言。
竹山市長への名誉毀損が十分に成り立つレベルの悪質な発言であると考えます。
このような悪質な発言を、首長という公人が、それも市長選挙の応援演説という
民主主義の根幹でもある戦いの中で繰り返すというのはどういうことなのでしょう。
樋渡市長のデタラメな発言に惑わされてしまった堺市民の方もいらっしゃるでしょう。
もしこういったデタラメのせいで市長選の結果が変わってしまっていたらと思うとぞっとします。
武雄市の樋渡市長は、色々な場で、こういったデタラメな発言を繰り返しています。
その話を聞く皆様が、口先だけの話のうまさに惑わされずに詭弁を見破り、
政治家・政治屋の実態をしっかりと見抜いていかなければ、
日本の政治はどんどん悪い方向に進んでいってしまうでしょう。
せめて「改革」と「暴走」の違いは、はっきりと見抜いていきましょう。
樋渡市長が行っているのは「改革」ではなく「暴走」です。
更新メモが長くなりすぎましたが、以下が記事本文です。
前の記事で少し触れたように、今回は樋渡市長が2013/9/21に堺市で行った、
応援演説の内容について、検証してみます。
嘘と私怨と誹謗中傷があまりにも酷いと思うので。
なお、樋渡市長が応援していたのは、堺市長選に出馬していた維新の会の候補者、西林克敏氏。
堺市長選は9/29に開票され、西林克敏氏は現職の竹山修身氏に破れ、落選しています。
また、同日行われた堺市議補選では、
・堺市中区 青谷幸浩氏
・堺市西区 札場泰司氏
・堺市南区 的場慎一氏
の3人が維新の会から出馬していましたが、
当選したのは的場慎一氏だけだったようです。
なお、神戸市長選が10/13告示、10/27投開票で行われる予定となっていますが、
樋渡市長は次世代市長ネットワークとして連携している樫野孝人氏を応援しています。
応援演説に駆けつけた場合は、同様の嘘や誹謗中傷を垂れ流すかもしれません。
話のうまさに騙されてしまってはいけません。
神戸市民の方々はご注意願います。
・・・そんなことを書いていたら、早速明日10/11(金)18時からトークイベントに押しかけるようです・・・。
【西神中央駅すぐ】10/11(金)18時~プレンティーホールで「かしのたかひと」トークイベント開催!佐賀県から武雄市長・樋渡 啓祐さんがゲスト出演!ご参加お待ちしております!! http://t.co/KrmhjDM3lJ
— かしのたかひとスタッフ (@kashinostaff) October 9, 2013
樫野氏は、維新の会が接触していたとされていますし、樫野氏の公式サイトを見ると、
武雄市図書館の運営を行っているCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)社の増田宗昭社長や
大阪府知事特別顧問の藤原和博氏らからも応援されています。
樫野氏の人となりなどはよく存じ上げませんが、樋渡市長の著書の内容を鵜呑みにしていますし、
支援者の顔ぶれなどを見る限り、「きな臭い」というのが、正直な個人的感想です。
少なくとも私個人は、樋渡市長のような酷い政治屋や、維新の会の影響力を
これ以上強めたくないので、樫野氏を応援することはできませんね・・・。
樋渡市長は「話がうまい、面白い」と言われることが多いようです。
しかしながら、この記事でも示すように、その内容は我田引水だらけで嘘も多く、
冷静に事実を調べると酷いものがほとんどです。
樋渡市長の話をそのまま鵜呑みにするのは非常に危険です。
皆様も、この記事にあるような樋渡市長の嘘や誹謗中傷などにご注意下さい。
樋渡市長は、2013/1/21の徳島ICT講演会では、
「なんで市民の声を聞かなきゃいけないんだ。
任期中は好きにやらせてくれ。
嫌なら選挙で落としてくれ。」
という発言もしており、実際に武雄市図書館改装では市民を欺く行為を繰り返しましたし、
2013/5/4に放送されたテレビのインタビューでは、
「この図書館が嫌だったら、
もう、他所の図書館行きゃあいいんですよ。
いやほんとに。」
という発言もしています。
まともに市民の意見も聞かずに、まだ新しかった図書館を
約8億円(国税2億、市税2.6億、CCC社3億)もかけて強引に改装して
ただのツタヤやスターバックスにした挙句、嫌なら他所の図書館に行けと言い放つ。
これがまともな政治家の姿だとは、私には思えません。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、Youtubeに樋渡市長の応援演説の動画が
3つほど上がっていますので、それぞれについて見ていきましょう。
----------------------------------------------------------------
■動画1
----------------------------------------------------------------
堺市長選挙・樋渡武雄市長 9/21 今は負けてる! しかし 最後は勝てる!
最後も負けましたけどね。
それはともかく、動画での樋渡市長の発言につっこんでいきましょう。
●(1:25~)
『しかも水道料金、固定資産税、介護保険料、全部2割から3割下げました。』
⇒前の記事で詳細を書きましたが、武雄市の公共料金の推移は以下の通り。
つまり、「全部2割から3割下げた」は大嘘です。
ついでに堺市の料金も調べてみました。
◎水道料金
2008年度に水道料金を統一した際に、平均13%の引き下げがあった。
なお、月に20立方メートルを利用する標準家庭の水道料金は4830円。
堺市は2415円なので、武雄市は堺市の約2倍の水道料金となっている。
(武雄市ではダムの建設負担などが重荷になっている模様。)
◎固定資産税の税率
2010年度に1.55%→1.48%の引き下げがあった。
ただし、樋渡市長就任時からトータルで見ると、
引き下げられたのは武雄市地区のみ。
なお、標準税率は1.40%なので、武雄市の1.48%という税率は高い。
佐賀県内では1.50%の鹿島市に続く2番目の高さであり、
その他の自治体は標準税率である1.40%となっている。
なお、堺市の固定資産の税率は、標準税率である1.40%。
◎介護保険料
第4期(2009年度~)に15.8%の引き下げはあったが、
第5期(2012年度~)には13.6%の引き上げがあった。
トータルで見ると、「4.3%の引き下げ」となる。
なお、武雄市の第5期の基準額の年額は58824円。
堺市の第5期の基準額の年額は64190円。
◎国民健康保険税
応援演説では触れられていないが、2013年度にモデルケース計算で
12.9%の引き上げが行われている。
武雄市のモデルケースの家庭での年額は476000円。
堺市の場合、同じモデルでの年額は499240円となる模様。
※モデルケースは40歳の夫婦と子供2人の4人家族。
夫の収入のみ約385万円で、総所得金額が約233万円。
●(1:55~)
『(武雄市民病院の民間委譲により)今までの働かない公務員の100人が、
今度は働く民間人500人に切り替わった。』
⇒現在の新武雄病院の職員数は500人ではなく、400人程度の模様。
ここでも100人ほど数字を盛ってるように思えるのですが、それはおいておきましょう。
ですが、『働かない公務員の100人』というのは、
以前の市民病院職員を侮辱しすぎではないでしょうか。
この件に限らず、自らの功績や正当性を無駄に強調するために
他者を理不尽に貶めて憚らないのが樋渡市長の本質です。
◎2013/2/25の武雄市Facebook記事によると、2009(H21)年度には
武雄市の病院職員は85人いた模様。
◎2011/5/22の佐賀新聞によると、新武雄病院の職員数は、
2011(H23)年6月の診療開始時点では、医師16人を含む376人。
◎2013/1/22の
「新武雄病院 平成23年事業年度の業務実績に関する評価結果について」
によると、2012(平成24)年4月1日現在の職員数は、正職員357人、
パートタイム職員41人の合計398人。
(2013/10/18 21:00追記)
◎樋渡市長は2013/6/12の武雄市議会でも、
「今は、新武雄病院で職員数が497人と、
平成23年度なんですけど、4.8倍になっています。」
と発言しているのですが、この数字の根拠は不明です。
◎樋渡市長は武雄市民病院(現在の新武雄病院)の民間委譲を行ったのですが、
その過程で様々な問題が噴出し、市長のリコール成立寸前までいきました。
結果的に一度辞職した樋渡市長が再選され民間委譲が進んだのですが、
樋渡市長はこれを「地元医師会との戦い」などと美化しているようです。
しかしながら、実際には樋渡市長が合意形成を怠って暴走して現場を貶めた結果、
地域医療を崩壊させかけ、余計な対立構造を作り出したというのが実状です。
今回の演説でも旧病院職員を貶めていますが、このように、目的を果たすためや
自画自賛するために、対象や敵対者を理不尽かつ無駄に貶めてばかりなのが
樋渡市長の本質です。
樋渡市長らが行っているのは、「改革」ではなく、「暴走」です。
参考:
勤務医 開業つれづれ日記・2:■「移譲ありき」医師去る 佐賀 武雄市民病院
●(2:15~)
『(武雄市は)今まで住みたくない町ランキングの堂々5位だったのが、
今7年経って住みたい都市ランキングの4位です。
なぜか。市長が僕だからです。
首長が変われば、西林さんに変われば変わるんです。』
⇒5位も、4位も、根拠となる情報は見当たらない。
つうか、「住みたくない町ランキング」なんてあったら炎上ものだと思うし、
そんなランキングは存在しないのではないだろうか。
最近のランク入りで一番近いものとしては、宝島社「いなか暮らしの本 2013年2月号」で、
「日本 住みたい田舎 ベストランキング」で5位に入っているが、
これは全国から94の市町村をピックアップしたランキング。
「住みたい都市」ではなく「住みたい田舎」だし、4位ではなく5位。
普通に「住みたい田舎5位」と言っておけばよかっただけの気がするが、
嘘をつかなければ気が済まなかったのだろうか・・・。
なお、東洋経済の「住みよさランキング 2013」では、
武雄市は314位、堺市は162位。
◎宝島社「いなか暮らしの本 2013年2月号」の
「住みたい田舎 ベストランキング」で、
ピックアップされた94市町村中の5位に入った件の参考リンクはこちら。
武雄市役所のFacebook記事 (2012/12/30)
樋渡市長Facebook記事 (2012/12/30)
武雄市役所のFacebook記事 (2013/1/7)(誌面画像あり)
樋渡市長のFacebook記事 (2013/1/7)
武雄市は住みやすい? - Togetter (検証。色々な疑問。)
◎宝島社「いなか暮らしの本 2013年9月号」の
「住みたい温泉地 ベストランキング」(温泉がある住みたい田舎)で、
ピックアップされた61市町村中の1位に入った件の参考リンクはこちら。
日本全国「温泉のある田舎」ランキング発表!!|宝島社のプレスリリース
住みたい温泉地は? 全国61市町村の中から長野県松本市などがランクイン | マイナビニュース
武雄市役所のFacebook記事 (2013/8/14)
樋渡市長のFacebook記事 (2013/8/14)
◎東洋経済の都市データパックに掲載されている「住みよさランキング2013」での武雄市は、
2013年6月17日現在の全国の790市(789市+東京区部全体)中の314位。
なお、堺市は162位。岡山市が285位。
※東洋経済 都市データパック「住みよさランキング」での武雄市の順位については、
焼きプリンさんが1993~2013年のデータを調べて下さいました。
ありがとうございます。以下にまとめた表を示します。
少なくとも、このデータでも武雄市が上位4位、下位5位に入った記録はありません。
1998~1997年には上位2桁にランクインしていたのは素晴らしいですね。
合併および樋渡市長就任のあった2006年から低迷しているようですが、
合併の影響なのか樋渡市長の影響なのか気になるところです。
あとは評価時の指標に何か変化があったという可能性もありますが。
上からの 順位 |
下からの 順位 |
調査対象 都市数 |
上からの 順位 |
下からの 順位 |
調査対象 都市数 |
|||
1993年 | 102(~122) | 535(~555) | 656 | 2004年 | 403 | 294 | 696 | |
1994年 | 126 | 531 | 656 | 2005年 | 268 | 474 | 741 | |
1995年 | 108 | 557 | 664 | 2006年 | 499 | 282 | 780 | |
1996年 | 75 | 591 | 665 | 2007年 | 487 | 297 | 783 | |
1997年 | 73 | 597 | 669 | 2008年 | 585 | 200 | 784 | |
1998年 | 137 | 535 | 671 | 2009年 | 450 | 335 | 784 | |
1999年 | 143 | 529 | 671 | 2010年 | 531 | 257 | 787 | |
2000年 | 155 | 518 | 672 | 2011年 | - (非公表) |
- (非公表) |
- (非公表) |
|
2001年 | 210 | 462 | 671 | 2012年 | 360 | 429 | 788 | |
2002年 | 213 | 461 | 673 | 2013年 | 314 | 477 | 790 | |
2003年 | 196 | 483 | 678 |
※調査対象都市数は「全国の市 + 東京区部全体」とのこと。
※初回の1993年は各市区での総合評価の掲載は格付のみなものの、
武雄市はAランクであったため「住みよさ格付」上位都市の表で
102位(122位まで同順位)であったことが分かる。
※2011年は震災を受けて非公表。
※2012年も「各市区ページでの掲載を再開」とあり、
算出方法のページがないため算出対象はリリースで「788都市」と確認。
●(2:40)~
『今までの堺市で良かったらどうか竹山さんに入れて下さい。
僕は大阪の高槻市時代に竹山さんには散々邪魔されました。
関西大学を誘致する時。今、高槻にあるじゃないですか。
高槻に。ね、駅前にどーんて。あれ僕がもってきたんですよ。
その時に散々大阪府庁には邪魔されました。
そういう人が今市長になってるんですよ。
しかも大嘘つき。
(中略)
あの方が仰ったのは堺がつぶれる。あるいは堺が無くなる。
確かに仰ってるんだが、今のままの市長がやったほうが余計早く潰れますよ。』
⇒樋渡市長は2003(平成15)年に総務省から高槻市に出向し、
市長公室長を務めていたことがあります。
関西大学の誘致に関わっていたのは事実で、その時の縁からか、武雄市長になった後、
2007(平成19)年10月19日に関西大学の客員教授になったりもしています。
誘致した関西大学ミューズキャンパスは2010年4月に開校していますが、
国や高槻市からの多額の補助金の問題や、約束されていたはずの施設開放や
災害支援などが全然進んでいないという話もあるようですね。
樋渡市長の高槻市時代の逸話としては
「オーガニックキッチンのあまりの美味しさに、
当時の勤務先の高槻市に指定管理者制度を駆使して誘致した。」
という話もあり、当時から私欲丸出しでやりたい放題だったようにも思えます。
⇒「関西大学の誘致で散々大阪府庁に邪魔されました」とありますが、
実際にどういう邪魔があったというのでしょうね。
しかも、現職候補の竹山修身氏がそれに関わっていたのかどうかも不明です。
(2013/10/18 21:00追記: 関わったことはないそうです。下にある追記を参照。)
竹山氏の略歴を見ると、
1995年4月 大阪府総務部人事課長
その後、大阪コクサイホテル総合調整室長、
商工部商工振興室長、
総務部行政改革室長を経て
2005年4月
府議会事務局長
2008年4月
商工労働部長
とありますが、2003年~2005年の樋渡市長の高槻市時代の
関西大学誘致活動に、関わっていたのでしょうか?
関わってなかったのであれば、大阪府庁に邪魔されたというだけで
竹山氏の批判につなげるのは無理があるというものですし、
事実無根の誹謗中傷であるとも考えられます。
実際のところは不明ですが、仮に竹山氏が関わっていたとしても
理不尽な私怨であるように思えます。
(2013/10/18 21:00追記)
⇒竹山市長の後援会からメールにて回答を頂くことが出来ました。
メールの内容は記事末尾に示しておりますが、
1.武雄市の樋渡市長とは、直接的にも間接的にも面識は無い。
2.大阪府職員時代に、関西大学の問題に関与した記憶は無い。
3.「関西大学誘致で散々邪魔をされた」という
樋渡市長の主張についても、心当たりは無い。
とのことです。したがって、動画3での主張もあわせ、樋渡市長の
「竹山市長のことはよく知っている。
高槻市に出向して関西大学の誘致を行っていた際、
散々邪魔されました。」
という趣旨の発言は、完全にデタラメだったということになります。
⇒それらはともかくとしても、現職候補だった竹山修身市長を、
「大嘘つき」
と呼んだのは、明らかに誹謗中傷行為ではないでしょうか。
これは主張内容の批判ではなく、竹山氏への人格批判です。
一線を超えた表現であり、訴えられてもおかしくないと考えます。
竹山氏は訴えたほうがいいんじゃないだろうかと。
一度訴訟などで痛い目を見ないと、樋渡市長は嘘や誹謗中傷をやめないんじゃないでしょうか。
痛い目を見ても変われないかもしれませんが。
とりあえず1つ言っておきたいのは
「大嘘つきは樋渡市長のほうだ」
ということです。
●(3:25)~
『借金皆さん達いくらあるかしってます堺市?6000億もあるんですよ。6000億。
誰が払うの?皆さん達。
しかも水道料金は隣の大阪市の倍ありますよ。
固定資産税も介護保険料も高いじゃないですか。
高い上にね、住みやすかったらいいですよ。
堺住みやすいですか?ねえ。
ここでうんと言われたら困るんだが。』
⇒堺市と大阪市の借金(市債残高)について。堺市の資料と大阪市の資料で
平成23年度を比較すると以下の通り。
(人口は当時のものを調べるのが面倒だったので2013年9月1日時点のものを使用)
人口 (2013年9月1日現在) |
市債残高(全体) | 1人当たりの市債残高 | |||
一般会計のみ | 全体 | 一般会計のみ | 全体 | ||
堺市 | 841,095人 | 3303億5000万円 | 6547億3100万円 | 39万3000円 | 77万8000円 |
大阪市 | 2,683,531人 | 2兆8278億円 | 4兆9993億円 | 105万4000円 | 186万3000円 |
なお、堺市の資料にある通り、一般会計分の市債残高を市民1人あたりで見ると、
大阪市は20の政令都市の中で最も多く、堺市は4番目に少ない。
下では色々と大阪市と比べてますが、市債残高も比べたほうが良かったんじゃないでしょうか。
⇒「堺市の水道料金が隣の大阪市の倍」というのは大嘘です。
1ヶ月20立方メートル利用の場合、大阪市が2016円、堺市が2415円。
なお、堺市HPにある平成22年5月時点のデータを見ると、
大阪府内の43団体のうち、大阪市は2番目に安く、堺市は8番目に安い。
ちなみに、上で述べたように、武雄市の水道料金は4830円。
⇒「固定資産税も介護保険料も(大阪市より)高い」も大嘘です。
固定資産税の税率は、大阪市も堺市も、標準税率である1.40%であり、同じ。
第5期(2012年度~)介護保険料基準額は、大阪市が70764円、堺市は64190円で、
介護保険料については堺市のほうが大阪市よりも安いということになる。
⇒「堺、住みやすいですか?ここでうんと言われたら困るが・・・」と言ってますが、
何も知らない樋渡市長が今の堺市の住みやすさを否定するのは、
堺市を侮辱するものであり、堺市民に対して非常に失礼ではないでしょうか。
自分の推薦候補を応援するために現在の堺市を何も知らずに貶める。
何かを貶めないと何もできないのでしょうか。まったく笑えません。
●(4:05)~
『私は隣の、近隣の市町村とものすごく連携してるんです。』
⇒ものすごくかどうかはともかく、連携している部分もあるのは当たり前ですね。
しかしながら、2013/9/8に行われた、武雄市の隣の多久市長選では、
現職候補の横尾氏への私怨を理由に、対抗候補の木島氏を応援。
結果的に現職が勝ったわけですが、わざわざ隣市との関係に亀裂入れてどうするんでしょうね。
●(4:45)~
『実は、橋下さんも僕も独裁者だといわれます。
こんなお茶目な独裁者なんかいませんよ。ね?』
⇒樋渡市長のどこがお茶目なんですかね。
好き放題に言える講演会などでは上機嫌ですが、批判を許さず、
議論ができず、相手を理不尽に貶めてばかりのあなたが。
「全部議会が決める」のは確かですが、あなたがやってることは実質的な独裁だと思いますよ。
●(7:15)~
『自民党、民主党、共産党、社民党、全部むこうじゃないですか。
もう談合ですよ。』
⇒樋渡市長は2013/6/30に行われた横須賀市長選で現職の吉田雄人氏を応援していました。
対抗候補である前副市長の広川聡美候補は、自公推薦を受け、
国会議員の小泉進次郎氏や市議会主要会派の応援を受けていたのですが、
その状況について、樋渡市長は2013/5/14のFacebookで
「これって何なの?談合相乗り」
と書き、その発言が横須賀市議会で問題視されました。(参考1、参考2)
その後、樋渡市長は「談合という発言は撤回しません」と開き直ってもいる(動画)のですが、
堺市長選でも、対抗する相手を貶める姿勢は変わっていないようですね。
「批判を許さず相手を理不尽に貶める」というのは樋渡市長の基本特性であり、
このような人物が市長をやっていることを強く懸念しています。
まだ動画1本目なのに、もううんざりな感じですが、次、いってみましょう。
----------------------------------------------------------------
■動画2
----------------------------------------------------------------
武雄市の樋渡市長 堺市長選で西林候補者の応援に駆けつける - YouTube
●(0:45)~
『いてもたってもいられず、この堺の地に来ました。
誰からも呼ばれてません。ですが、なぜここに来たか。
日本中で今一番注目を集めてるのが、この堺、堺なんですよ。』
⇒呼ばれてもないのに嘘と誹謗中傷を垂れ流しに行ったんですか、あんたは・・・。
●(1:00)~
『皆さん可哀相。今、私の目の前にある市営住宅。
私も市長ですので、市営住宅いくつも持ってますけれども、
5階建てで、エレベーター5階まで届いてないんでしょ?
お母さん、届いてます?ほら届いてないって。
そんなの堺だけですよ。』
⇒最近だと5階建てでもエレベータがつくことは多いと思いますが、
少し古いマンションとかなら5階建てでエレベーターが無いのはザラのはずですね。
堺だけなんてことはまったくありません。
ちなみに武雄市の市営住宅についてですが、2012年12月13日の
武雄市議会における吉原武藤議員の発言によると、
「2012年8月に完成した和田住宅第1期棟が、
武雄市の市営住宅では初めてのエレベーター設置じゃなかろうか」
ということです。
なお、吉原議員も触れていますが、武雄市には昭和50~55年に建てられた
5階建ての西杵住宅という市営住宅がありますが、エレベーターはついていないようです。
樋渡市長は、なんでわざわざエレベーターの話を持ち出したんでしょうね。
●(1:30)~
『しかもね、皆さん達知らないかもしれないけど、堺の借金いくらか知ってます?借金。
6000億円ですよ、6000億円。6000億円て見たことないですね。
これね、1人当たりになおすと71万。
71万円の借金を皆さん達背負っている。』
⇒上で詳細を述べたように、大阪市の状況にも触れたほうが良かったんじゃないでしょうか。
大阪市のほうが酷い状況だと思うのですが。
●(2:10)~
『(武雄市は)堺よりも何もないです。
しかし、今どんどん全国から人が移り住んできて、武雄は物凄く活気があります。
なぜか。市長が僕だからです。』
⇒樋渡市長の支持者とか、CCCの関係者が何人か武雄市に移住しているようですが、
武雄市の人口は増えてないというか、むしろ減ってます。
樋渡市長が就任した2006年4月末の武雄市の人口は、52390人で、世帯数は16753世帯。
2013年9月末の武雄市の人口は、50645人で、世帯数は17531世帯です。
人口は漸減、世帯数は漸増という状況ですね。
減り方がわかりやすいように、人口の変化のみを拡大。
●(3:00)~
『その間、水道料金は2割下げ、
介護保険料2割下げ、
固定資産税も2割下げ、
下げ下げ下げて、今度水道料金もまた8%下げます。
しかし税収が伸びている。』
⇒「水道料金2割下げ、介護保険料2割下げ、固定資産税も2割下げ」は、
上で述べたように、完全に大嘘です。
⇒「今度水道料金もまた8%下げます」についてですが、2008年の値下げでは
「5年以内に見直しをする」となっていたため、改定は検討されているようです。
しかしながら、まだ正式な情報は表に出てきていません。
つまり、「水道料金を8%下げる」という発言は、樋渡市長の勇み足であって、
決定事項でもなんでもありません。
なお、2013/7/19のツイッターでの発言(魚拓)では
「平均して15%下げ、かつ、来年度から最低でも5%下げますよ。」
と言っていましたが、下げたのは15%ではなく13%ですし、
「来年度から最低5%下げる」も、当然正式な情報ではありません。
樋渡市長は決まってもいない情報をあちこちでデタラメに吹聴して回っています。
後から「あはは、真に受けてる」と言われることもあるので、注意が必要です。
⇒「税収が伸びている」については未調査。
次に3本目の動画。これがラストです。
----------------------------------------------------------------
■動画3
----------------------------------------------------------------
樋渡啓祐 - (20130921) 維新の対立候補。知ってます。高槻時代にだいぶ邪魔されました。 - YouTube
●(0:20)~
『これは7年前の佐賀県の武雄市と全く同じ状況だったんです。
しかし今、武雄市がどうなっているかっていうと、人口が増えている、
あるいは税収が伸びている。
水道料金は15.84%下げました。
介護保険料も2割下げ、固定資産税も2割下げ、
職員は3割削減して、31億円の財源を生み出しました。
その結果、今、武雄市は全国での有料自治体になっている。
なぜか。市長が僕だからです。』
⇒「人口が増えている」については上に示したように大嘘です。
武雄市の人口は漸減傾向です。
⇒「税収が伸びている」については未検証。
⇒上で述べたように、「水道料金は15.84%下げました」については間違いです。
実際は平均13%の引き下げです。
介護保険料を15.8%引き下げたことがあるので、それと混同したのでしょう。
⇒「介護保険料も2割下げ、固定資産税も2割下げ」については大嘘です。
上に書いたように介護保険料はトータルで4.3%の引き下げ。
固定資産税は税率を1.55%→1.48%に引き下げましたが
標準税率の1.40%よりも高く、佐賀県内で2番目に高い状態です。
⇒「職員は3割削減して、31億円の財源を生み出しました」については、
市民病院の民間委譲などもあったので「職員を3割削減」は正しいようです。
「31億円の財源を生み出した」については、2006(H18)~2010(H22)の行革プランで
「5年間の合計で人員削減で33億円の効果を出す」という目標が定められており、
2011(H23)の報告によると、5年間で32億円の効果が出たということになっているようです。
2013/2/25の武雄市Facebookの「武雄市の人件費等の推移について」という
記事によると、以下のようになっています。
1.合併前の2005(平成17)年度と2012(平成24)年度の職員数を比べると
595人→397人となっており、198人(33%)の削減。
2.合併前の2005(平成17)年度と2011(平成23)年度の総人件費を比べると
47億6200万円→31億5400万円となっており、
約16億800万円(34%)の削減。
3.合併前の2005(平成17)年度と2011(平成23)年度の職員給料を比べると
24億6800万円→15億4800万円となっており、
約9億2000万円(37%)の削減。
ただ、樋渡市長のやり方に愛想をつかして辞めた職員も相当数いたとのことですし、
武雄市図書館に関する複数の開示請求を半年以上も放置(条例違反)するなど、
「まともに人が足りてるのだろうか?」という部分もあるのですが、大丈夫なのでしょうか・・・。
●(2:15)~
『相手候補、僕もよくしっています。
だいぶ高槻にいるとき邪魔されました、色んな事で。
その人が、堺が無くなるって言ってるじゃないですか。
だけど、今の市長がそのまんまだったら、よっぽどそっちのほうが無くなります。』
⇒上で述べたように、竹山氏は本当に何かを邪魔したのでしょうか?
関西大学ミューズキャンパスの誘致などに関係していたのでしょうか?
そうだとしても、樋渡市長の私怨にすぎないのではないでしょうか?
事実無根なのであれば、誹謗中傷にあたるのではないでしょうか?
(2013/10/18 21:00追記)
⇒動画1で書いたように、竹山市長は関西大学誘致には関わっておらず、
樋渡市長とも面識はないそうです。(詳細は記事末尾のメールを参照)
その他のことで何か「邪魔」をした可能性はあるかもしれませんが、
「邪魔」というのは樋渡市長にとっての一方的な主張でもあり、
少なくとも関西大学誘致での「邪魔」が事実無根だった以上、
樋渡市長の言葉には一切信用がおけません。
----------------------------------------------------------------
■総括
----------------------------------------------------------------
ざっくりとまとめるとこんな感じになりますね。
●「武雄市の水道料金・介護保険料・固定資産税を全て2割から3割下げた」は大嘘です。
水道料金は13%の引き下げ、介護保険料は4.3%の引き下げ、
固定資産税は税率を1.55%→1.48%にしただけで標準税率の1.40%より高い。
これが事実です。
●演説では触れられていませんが、武雄市の国民健康保険税は、
モデルケース計算で12.9%引き上げられています。
●「今の武雄市には人が集まってきている」「人口が増加している」と言っていますが、
武雄市の人口は漸減傾向にあり、決して増えてはいません。
樋渡市長の支持者や、ツタヤの関係者などが移住してきているだけです。
●武雄市民病院の民間委譲で
「働かない公務員100人が働く民間人500人に入れ替わった」
と言っていますが、新武雄病院の職員数は約400人ですし、
「働かない公務員100人」という表現は以前の病院職員を侮辱しすぎだと考えます。
●武雄市がランクインしたのは、宝島社「いなか暮らしの本 2013年2月号」の
「住みたい田舎ランキング」の5位で、これは全国からピックアップされた
94市町村の中でのランキングです。
なお、市長に就任した2006年前後に
「住みたくない町ランキング5位にランクインした」
という事実は、現時点では見つかっていません。
話を面白おかしくするためにデタラメを並べたものと思われます。
●堺市の借金(市債残高)は確かに約6550億円で、1人あたり約78万円ですが、
大阪市の市債残高は約5兆円で、1人あたり186万円です。
●堺市の水道料金が大阪市の倍だというのは大嘘です。
●堺市の固定資産税や介護保険料が大阪市よりも高いというのは大嘘です。
固定資産税の税率は同じですし、介護保険料は堺市のほうが安くなっています。
●5階建ての市営住宅でエレベーターがついていないケースは少し古いものならザラです。
堺だけだなんて、とんだ大嘘です。
武雄市でも、エレベーターがついたのは2012年8月に完成した和田住宅が最初のようです。
●高槻市に出向している際に、関西大学ミューズキャンパスの誘致などで
竹山修身市長に散々邪魔されたと言っていますが、
当時大阪府庁に在籍していた竹山氏が実際に関わったのかどうかは不明です。
事実無根であれば誹謗中傷にあたると考えます。
(2013/10/18 21:00追記)
⇒竹山市長の後援会からいただいたご回答によると、
竹山市長は関西大学誘致に関わったことはなく、
樋渡市長との面識もないとのことです。
つまり、樋渡市長の
「竹山市長のことはよく知っている。
高槻市に出向して関西大学の誘致をやっていた時に散々邪魔された」
という発言は、まったく根拠の無いデタラメということになります。
●現在の堺市の住みやすさを否定するような発言をしていますが、
何も知らない樋渡市長が住みやすさを否定するというのは、
堺市を侮辱するものであり、堺市民に対して非常に失礼なものであると考えます。
●樋渡市長は、対抗候補が様々な政党の応援を受けている場合は、
それを「談合」呼ばわりして、相手を貶めるのが常道です。
相手を理不尽に貶めるような言動は厳に慎むべきものであると考えます。
●樋渡市長の言動は、間違いなく独裁的なものです。
何においても批判を許さず、何かを理不尽に貶めてばかりですので、
政治家の資格は無く、非常に危険な人物であると判断しています。
●堺市の竹山修身市長のことを
「大嘘つき」呼ばわりしていますが、
この記事でまとめたように、
大嘘つきなのは樋渡市長のほうです。
嘘と誹謗中傷と詭弁のオンパレードですね。
樋渡市長のような政治屋に騙されないように。
ただの「暴走」を「改革」だなどと勘違いしないように。
我々1人1人がしっかりと見極めることが重要です。
見極めに失敗すれば政治はどんどん悪い方向に進むでしょう。
----------------------------------------------------------------
2013/10/18 21:00追記
■竹山おさみ連合後援会事務所宛に送った質問メールと、頂いた回答
----------------------------------------------------------------
事実確認を行うため、竹山おさみ連合後援会事務所宛に
質問メールを送らせていただいておりました。
10/18にその回答をいただくことが出来ましたので、
こちらから送った質問メールとあわせて、内容を公開いたします。
なお、ご担当の方の名前などは「●●」として伏せてあります。
【送った質問メール(2013/10/12)】
堺市長 竹山修身様
初めまして。
佐賀県武雄市の問題を追っている、ハンドルネーム「金の髭」と申します。
仮名で恐縮ですが、実名での活動はしておりませんので、
実名を出すよりもこのほうがわかりやすいと判断いたしました。
ご理解いただければ幸いです。
まずは堺市長選挙でのご当選、おめでとうございます。
堺市が良い方向に向かっていくことを願っております。
今回は、武雄市の樋渡市長が2013/9/21に行った、
維新の会の西林克敏氏への応援演説の内容について、
情報提供と、事実確認のための問い合わせをさせていただきたく、
メールを送らせて頂きました。
大変恐縮なのですが、可能な範囲で質問にご回答頂ければ幸いです。
■情報提供
●武雄市の樋渡市長は、2013/9/21に西林克敏氏の
応援演説を行っているのですが、そこで様々な「嘘」と
「誹謗中傷」を吹聴し、堺市を貶めるような発言もしていました。
Youtubeにその様子を撮影した動画がいくつか残されています。
当然というべきか、その中では竹山市長についても言及しております。
その内容について詳細を検証し、こちらの記事にまとめております。
樋渡市長が行った応援演説(堺市長選 2013/9/21)での嘘や
誹謗中傷の検証: さまよう金の髭
http://goldenhige.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/2013921-262e.html
●記事にあるように、樋渡市長は竹山市長について
「大嘘つき」
と述べています。
「堺が潰れるなんて嘘」がその根拠のようですが、主張の批判ではなく
人格攻撃に相当する表現であり、明白な誹謗中傷だと考えています。
●記事にあるように、樋渡市長は竹山市長について
「僕もよく知っている。
高槻市で関西大学の誘致をしていた時に散々邪魔された。」
と述べています。
※樋渡市長は総務省に勤めていましたが、2003(平成15)年から
2005(平成17)年頃まで高槻市の市長公室長として出向していました。
その際に関西大学の誘致に関わっていたそうです。
■質問
樋渡市長が高槻市に出向していた2003~2005年当時、
竹山氏は大阪府庁に勤めていらっしゃったと思います。
「本当に関西大学誘致で竹山氏に"邪魔"をされたのか?
単に樋渡氏が大阪府庁とのやりとりで不満を感じていただけであって、
実際には竹山氏は関わっていなかったのに、
それを無理にすり替えて竹山氏が関わったかのように
嘘をついているのではないか?」
という点の事実確認のため、以下の質問にご回答いただけますでしょうか?
●質問1
竹山市長は、樋渡市長と直接の面識はおありなのでしょうか?
●質問2
2003~2005年当時、高槻市への関西大学の誘致について、
竹山氏が何らかの立場で関わっていたという事実はあるのでしょうか?
なるべく具体的に教えていただければ幸いです。
●質問3
樋渡市長は「竹山氏に関西大学誘致を散々邪魔された」としていますが、
樋渡市長の言う「邪魔」について、何かお心あたりはおありでしょうか?
「邪魔」というのは一方的な主張にもほどがありますが、
例えば、
「補助金などを出すのに反対した」
「これこれこういう法令に抵触するので無理といった意見を出した」
といったことが該当すると思います。
もしお心当たりがございましたら、なるべく具体的に教えていただければ幸いです。
お立場上、回答しにくい項目もあるかもしれませんが、
差し支えの無い範囲だけでも構いませんので、ご回答をいただければ幸いです。
なお、頂いたご回答は、内容に応じてブログにて公開させていただきたいと考えております。
仮に竹山氏が関西大学誘致に関わった事実が無いのであれば、
上で示した検証記事の中で、それを明記したいのです。
また、何らかの形で関わっていらっしゃった場合には、
記事から「竹山氏が関わっていた事実があるのかどうか不明」といった
記述を削除しようかと考えています。
私はこの1年ほどの間、武雄市に関わる各種問題を追ってきたのですが、
樋渡市長は今回に限らず、各地でデタラメばかりを吹聴し、何かを貶めています。
樋渡市長が行っているのは「改革」ではなく「暴走」であることは明らかです。
それについて、しっかりと事実に基づいた検証を行い、
悪い部分についてはしっかりと、かつ冷静に批判の声を上げていきたいと考えております。
お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
【いただいた回答メール(2013/10/18)】
金の髭様
お世話になります。竹山おさみ事務所の●●と申します。
お問合せ頂いた件について、竹山本人から確認を通りましたので、
回答させて頂きます。
●質問1
竹山市長は、樋渡市長と直接の面識はおありなのでしょうか?
ご本人とは、直接及び間接にも、全く面識はありません。
●質問2
2003~2005年当時、高槻市への関西大学の誘致について、
竹山氏が何らかの立場で関わっていたという事実はあるのでしょうか?
なるべく具体的に教えていただければ幸いです。
府職員当時、大学問題に関与したっ記憶はございません。
●質問3
樋渡市長は「竹山氏に関西大学誘致を散々邪魔された」としていますが、
樋渡市長の言う「邪魔」について、何かお心あたりはおありでしょうか?
心当たりはありません。
どうぞ宜しくお願いします。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
公職選挙法
(昭和二十五年四月十五日法律第百号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO100.html
(虚偽事項の公表罪)
第二百三十五条 当選を得又は得させる目的をもつて公職の候補者若しくは公職の候補者となろうとする者の身分、職業若しくは経歴、その者の政党その他の団体への所属、その者に係る候補者届出政党の候補者の届出、その者に係る参議院名簿届出政党等の届出又はその者に対する人若しくは政党その他の団体の推薦若しくは支持に関し虚偽の事項を公にした者は、二年以下の禁錮又は三十万円以下の罰金に処する。
2 当選を得させない目的をもつて公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。
投稿: 参考 | 2013年10月20日 (日) 22時33分
●(3:00)~
『その間、水道料金は2割下げ、
介護保険料2割下げ、
固定資産税も2割下げ、
下げ下げ下げて、今度水道料金もまた8%下げます。
しかし税収が伸びている。』
⇒「税収が伸びている」については未調査。
以下参考にしてください。
市税は法律や経済、人口に左右されます。
多少自治体で地方税の税率を決めることができるので影響がでます。
影響が大きいのは経済状態と人口です。
武雄市の場合、税収はほとんどかわっていない。特に増える要素がありません。
*武雄市決算書から
http://www.city.takeo.lg.jp/shisei/yosan/index.html
市税(地方税)
法改正、税源移譲により平成19年に大幅に増えています。
平成18年49億6588万
平成19年54億3758万
平成20年55億2110万
平成21年52億7304万
平成22年51億2156万
平成23年53億6368万
平成24年53億2929万
*総務省のサイトから(平成19年の財源移譲について)
国から地方への税源移譲(三位一体の改革) 身近でよりよい行政サービスを目指して
税源移譲により、ほとんどの方は、平成19年1月から所得税(国税)が減り、その分6月から住民税(地方税)が増えています。
しかし、税源の移し替えなので、「所得税+住民税」の負担は基本的には変わりません。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/zeigenijou2.html
投稿: 参考 | 2013年10月20日 (日) 23時44分
追加
固定資産税についてですが。
評価替えが平成21年、平成24年に行われていますので、大部分の日本国内で特段の理由がないかぎり評価額が低下して、固定資産税が下がっていると思います。
逆に固定資産税が大きく減っている場合には不動産価格は地域の経済活動に比例しますので地域経済が日本の平均より大きく低下したとしか言えないのですが、、、。2割近く不動産価格が下落したとしたら経済は大丈夫なのかという緊急事態だと思います。
投稿: 参考 | 2013年10月20日 (日) 23時53分
>参考さま
色々とありがとうございます。
迂闊でしたが、確かに公職選挙法 第二百三十五条の2に該当しそうな案件ですよね。
当事者による名誉毀損の訴えが無いと無理かと思っていましたが、
通報も考えてみたほうがよいのだろうか・・・。
税収・固定資産税の件についてもご丁寧にありがとうございます。
不勉強なもので付け焼刃的にしか書けなかったのが情けないところです。(;´Д⊂)
評価替えについては大雑把に把握してはいたのですが、少なくとも首長が
「固定資産税を下げた」
と言ってドヤ顔するような類の話ではないですよねえ。
各年度の固定資産税の決算金額については、前の記事にまとめていますが、
だいたい26億円前後ですから、どこをどうとっても「2割~3割下げた」にはならないようです。
http://goldenhige.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-57aa.html
まったく困ったものです。
投稿: 金の髭 | 2013年10月21日 (月) 02時37分
> 私も市長ですので、市営住宅いくつも持ってますけれども
(動画2)
ココは誰もツッコまないの??
さすがに文字起こし時のミスかと思って、動画2回見直しちゃいました。
......本当に言ってますね。
市長というのは、市民の代表であって市のオーナーではないのだと思ってます。
あれ?ここはそういう国でしたっけ?
投稿: やじうま | 2013年11月15日 (金) 23時11分