コーデック

2012年6月14日 (木)

BandicamでMotionJPEGやMP2を使うとAviUtl等での編集で困ることがある件。

2012/8/12追記
 ・MP2音声の相性が悪いのはx264guiExだけでなく、標準の「WAV出力」を除く
  出力プラグイン全般だったのでその旨を追記。こちらの検証不足でした。
  詳細はこの記事のコメント欄を参照してください。
  rigaya様、調査ありがとうございました。失礼いたしました。

2012/7/10追記
 ・MP2音声が拡張編集だけでなくx264guiExとの相性も悪いようなので追記。


Bandicamという動画キャプチャソフトがあります。
利用制限のある無料版と、制限を無くした有料版があり、
シンプルで初心者向けということもあり、ゲームキャプチャ等で使っている人もいるようです。
記事作成時点での最新バージョンは、「1.8.0.230」です。

ただ、録画後のファイルをAviUtl等の動画編集ソフトで編集する場合、
いくつか注意すべき点があるようなので、それを書いてみようと思います。

この記事で扱う主な注意点は、

  1.映像コーデックに「Motion JPEG」を選択した場合、
    編集ソフト(AviUtl等)に読み込んだ時に色がおかしくなることがある。
    (コントラストが低く、やや暗い映像になる感じ)

  2.音声コーデックに「MPEG-1 L2」を選択した場合、
    AviUtlの「拡張編集」「拡張x264(GUI)Ex」といったプラグインとの相性がよくない。

の2点です。
詳細とその他のメモを以下に示します。

続きを読む "BandicamでMotionJPEGやMP2を使うとAviUtl等での編集で困ることがある件。"

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2011年12月 6日 (火)

ffdshow tryoutsにRGB24出力が復活。更に10bit/16bitのYUV出力も追加。

以前の記事で書いたように、2011/02/25のrev3765でRGB24を含むいくつかの出力色空間を削除したffdshow tryoutsですが、
ffdshow tryoutsのchangelogを見ると、

  2011/11/20 rev4054: re-enable RGB24 as output color space

  2011/11/23 rev4064: add new output color space: 4:2:0 16-bit. P016, MFVideoFormat_P016

  2011/11/23 rev4067: add new output color space: 4:2:0 10-bit. (P010, MFVideoFormat_P010)

  2011/12/01 rev4099: add new output color space: 4:2:2 10/16-bit. P216/P216
                  or MFVideoFormat_P210/MFVideoFormat_P216

  2011/12/03 rev4103: add new output color space: AYUV and Y416, YCbCr 4:4:4 8/16-bit.

といった感じで、rev4054でRGB24が復活し、その後10bit/16bitの出力色空間の実装が進められているようです。
2011/12/05のrev4123の時点ではまだY410(10bitのYUV4:4:4)が実装されていませんが、これから実装されるのかな?
とりあえずRGB24出力が復活したことで、以前書いた
   「CravingExplorerでAVI保存したファイルをMMD(MikuMikuDance)の背景AVIに読み込む
という件も、以前のとおりVFW設定でMP42を有効にするだけでOKになりました。

しかし10bit/16bitの出力というのはこれからどの程度活用されていくのか、いまいちよくわからない・・・。

なお、rev4123時点での出力色空間の設定画面は以下のようになっています。
"Primary output color space"という選択ボックスは、優先する出力色空間を指定するためのもので、
2011/12/04のrev4121で追加されたものです。

Ffdshowrev4123outputcolor

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2011年11月25日 (金)

HuffyuvS(末尾にSがつくもの)は基本的に使わないほうが良いというお話

可逆圧縮コーデックとして有名なものに「Huffyuv」があります。

それを独自に改造したコーデックに「HuffyuvS」というものがあります。
本家と間違えやすいですが、末尾に「S」がつく別物です。
(おそらくこの「S」は「ストレート」の「S」だと思われます。)

※最後のSを小文字にして「Huffyuvs」と表記されることもありますが
  ここでは最後のSを大文字にした「HuffyuvS」という表記に統一します。
  (そもそもコーデックの設定画面などでも両方の表記が使われており統一されていません)

比較的初期のニコニコ動画まとめWikiでは、可逆圧縮コーデックの定番として
この「HuffyuvS」を勧めていましたが、現在では取り消されています。

aviutlを使ったVP6 2pass - ニコニコ動画まとめwiki
 
可逆圧縮コーデック「Huffyuv」を、コーデック内部のRGB-YUV変換が
ストレート変換になるように改造したもの。
この改造の意味がわからないまま使うと映像の色が大きく変わるという
結果を招くことがあるので、基本的には使うべきではない。

このページに書いてあるように、HuffyuvSの仕組みを理解しないまま使うと
映像の色が大きく変わるという結果を招くことがあるので、
動画編集ではHuffyuvSを使うのはやめたほうがよいでしょう。

また、現在入手できるHuffyuvS(huffyuvs_0.6_-_left_origin_-_base2.1.1-ccesp_dll.zip)は、
   「Huffyuv 2.1.1 CCESP Patch v0.2.2」
という、本家Huffyuv 2.1.1にパッチを当てたものをベースにしていますが、
このパッチ自体にも欠陥がありますので、あまり使うべきではありません。

以下、調べたことを書いていきます。

続きを読む "HuffyuvS(末尾にSがつくもの)は基本的に使わないほうが良いというお話"

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2011年11月 5日 (土)

AviUtlと拡張x264(GUI)Ex 1.13までは10bit-depthのBT.709エンコードをするのは難しかった(1.14で対応済)

※2011/11/9追記
  2011/11/8にリリースされた「拡張x264(GUI)Ex 1.14」にて、YC48からの色空間変換の設定が実装されました。
  したがって、この記事の内容は既に意味がなくなっています。

  拡張x264(GUI)Ex 1.14で「10bit-depthでのBT.709出力」を行ないたい場合は、
    1.ソース映像を通常どおりプレビューが正しい色になるように読み込む。
    2.拡張x264(GUI)Exの「x264」タブで「10bit depth」にチェックを入れ、10bit-depthのx264.exeを指定する。
    3.拡張x264(GUI)Exの「x264」タブで「colormatrix」に「bt709」を指定する。
    4.拡張x264(GUI)Exの「拡張」タブで「YC48出力」を「BT.601→BT.709」にする。
  という設定を行なえば、YC48からの10bit変換で色空間を考慮した変換が行なわれ、
  問題なく「10bit-depthでのBT.709出力」ができるようになっています。
  作者のrigaya様、実装ありがとうございます。

 
◎2011/11/9追記
   ・拡張x264(GUI)Ex 1.14にてYC48からの色空間変換の設定がサポートされたので記事をクローズ。
    タイトルも過去形に変更。
   ・10bitでの色変換についての参考記事へのリンクを書き忘れていたので追加。
       rigayaの日記兼メモ帳 H.264 high bit depth decoder

◎2011/11/6修正
   ・YC48を「約12bit深度」としましたが実際には「16bit深度」でした。
    輝度や色差のマッピング範囲が約12bit+α相当なのであながち間違っていないかもしれませんが
    YC48のデータ構造自体は16bit深度です。(PIXEL_YC構造体では輝度と色差の値はshortとなっている)
       参考: x264のYUV4:4:4/RGB、AviUtlのYC48とYUY2入出力の仕様 (POP@4bit)
   ・拡張x264出力(GUI)Exの設定画面で出力色空間を指定するなら、拡張タブではなく
    x264タブの「10bit depth」の近くで設定できたほうが自然かもと思ったのでその旨を追記。
    

◎2011/11/5修正
   ・YC48を「12bit+1深度」と表現していたのを「約12bit深度」に修正。
    TVスケール輝度が0~4096になるだけで、フルスケール輝度は-299~4470の範囲を取るため。
   ・Makki氏の「AviUtlの内部形式について」のリンクを追加。
   ・デコーダーについていくつか注意書きを追記。
    比較的新しいものでないと10bit再生には対応していません。

※注意
  記事作成時の各ソフトのバージョンは、
     AviUtl 0.99j2
     拡張x264(GUI)Ex 1.13
  です。

------------------------------記事本文ここから------------------------------

AviUtl」と「拡張x264(GUI)Ex」を使って

   「10bit-depthのBT.709エンコード」

を行なおうとした場合、8bitの時と同じ感覚では間違えるというか、
かなりわかりにくいことをしないと正しくエンコードできないことがわかったのでまとめてみました。
色空間の話になるので、なかなか厄介でわかりにくいです。

うまく対処するには、拡張x264(GUI)Ex側での機能追加が必要な気がします。

この記事にある内容の影響を受けるのは、地デジのTSなどを10bit-depthでエンコードして
保存しているような人になると思います。(HDサイズならBT.709にしているはずですし。)
あとはPV3/PV4を使ってHDキャプチャしたものを10bit-depthでエンコードしている人とか。

なお、ニコニコ動画への投稿には10bit-depthは使ってはいけないので関係ありません。
(FlashPlayerは10bit-depthを正しく再生できないため。右側にマゼンタ色の線が入る上、色も微妙におかしくなる。)

■問題点

  AviUtlと拡張x264(GUI)Exを使って、以下の2つの条件を満たす出力を行なう場合、
  特殊な方法をとらないと正しく出力ができない。

    条件1.8bit-depthでi444出力を行ないたい。
         あるいは10bit-depthで出力(i420,i422,i444)を行いたい。

    条件2.出力色空間をBT.709としたい。

  AviUtlと拡張x264(GUI)Exでの色空間の扱いを詳しく知らないまま
  直感的にやろうとすると、かなりの高確率で間違ったエンコードになると思います。
  特にAviUtlの内部色空間である「YC48(16bit深度)」について理解しておかないとわかりにくいです。

長いので折りたたみます。
 

続きを読む "AviUtlと拡張x264(GUI)Ex 1.13までは10bit-depthのBT.709エンコードをするのは難しかった(1.14で対応済)"

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2011年10月27日 (木)

つんでれんこ v2.51のx264設定を、拡張x264(GUI)Ex v1.13用の設定ファイルにしてみた

■2012/5/28追記
  ●新たにつんでれんこv2.71相当の設定をx264guiEx v1.43用の設定ファイルとして作成しました。
    以下の記事からどうぞ。
        つんでれんこ v2.71のx264設定を、拡張x264(GUI)Ex v1.43用の設定ファイルにしてみた

■2012/5/21追記
  ●最新のつんでれんこ2.71では少しオプションが変更されているようです。
  ●ケンジさんがニコニコ動画向けのエンコードの注意点をまとめて下さっていますので、
    そちらの記事もあわせて読むと参考になると思います。
     パラダイス☆ケンジ x264でのニコニコ動画用エンコードで注意すべき設定(AviUtl)
 


 
エンコードの勉強がてら、窓屋(Twitter)氏のつんでれんこ v2.51のx264設定を調べて、
rigaya氏の拡張x264(GUI)Ex v1.13用の設定ファイル(*.stg)を作ってみました。

   拡張x264(GUI)Ex v1.13用設定ファイルのダウンロード

使い方や細かい説明などは同梱したreadmeを参照。
以下、調べたプリセット内容についてのメモ。(長いので折りたたみ)

続きを読む "つんでれんこ v2.51のx264設定を、拡張x264(GUI)Ex v1.13用の設定ファイルにしてみた"

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2011年10月14日 (金)

ハードウェアアクセラレーション(GPU再生支援)を考慮した場合のx264エンコード設定について

※重要
 知識が浅いため色々と間違ってる可能性があるので
 書いてあることは鵜呑みにせず厳しい目でチェックしてください。

※今更な感じもしますけど、自分がちゃんと理解できておらずエンコードスレで質問中なことをまとめ。
※間違ってる点があればコメントをいただけると、とてもありがたいです。
※調べれば調べるほど、これまでLevelとか全然気にせずエンコしてたのが恥ずかしくなってきました。/(^o^)\
  PS3とかPSPとか携帯端末とか向けにエンコしてる人とか、ちゃんと勉強してエンコしてる人なら
  refとかbframesとかが色々関わってくるのは常識なのだろうけど、
  とにかくニコニコにアップして見れればいいやと適当にエンコしてたからなあ・・・。orz

※2011/10/18更新
  ・一覧表にて、レベル3.2についての記述と計算が抜けていたので追加してその結果を反映。
  ・表に解像度720x480、720x576、1024x576、1024x768、1440x1080を追加。
  ・自分でもテスト用動画をアップしてみたので、その動画一覧のマイリストへのリンクを追記。
  ・その他、記述をいくつか修正。

-----

FlashPlayerは、2010/6/10にリリースされたバージョン10.1から
H.264のハードウェアアクセラレーション(GPU再生支援)をサポートしています。
これを利用すれば、GPUがデコードを行なってくれるので、比較的貧弱なCPUでも
HDサイズのH.264動画をさくさくと快適に再生できるわけですね。

ハードウェアアクセラレーション機能は、FlashPlayerの再生画面を右クリックして「設定...」を選択し、
左下の「ディスプレイ」タブにある「ハードウェアアクセラレーションを有効化」のチェックボックスで
有効・無効を切り替えることができます。
(実際に有効・無効を切り替えるには、動画の再読み込みも必要になります。)

Flashplayerhwconfig

また、ハードウェアアクセラレーションを利用するには、使っているPCのグラフィックカード(チップ)が
H.264の動画再生支援をサポートしていることも条件となります。
まあ最近のPCであれば、多分サポートされていると思います。
(私が使っている5年前のノートPCはIntel945GMチップセットなのでサポートされていませんが・・・orz)

H.264の動画再生支援がサポートされているかどうかは、DXVACheckerというツールで調べることもできます。
AMD系のグラフィックカード(Radeonシリーズとか)なら「デコーダデバイス」の欄に
   ModeH264_VLD_NoFGT_Flash
が出てくればOKで、それ以外なら
   ModeH264_
で始まるのが出てくれば、多分サポートされてます。(自分で試せないのでかなりアバウト。)
ドライバが古いと出てこない可能性もあるので、サポートされているはずなのに出てこないという場合は
ドライバを最新のものにしてみるとよいかもしれません。(ただし自己責任でお願いします。)

さて、このハードウェアアクセラレーションですが、
場合によっては働かなかったり、映像が乱れてしまうことがあるようです。

そのあたりの参考情報が、以下の大百科記事やマイリストにまとめられています。

  動画がおかしくなる方は大百科をクリック→とは- ニコニコ大百科

  FLVENC2 ツール&画質テスト H264

  ガラクタ置き場(互換検証)

大百科記事では、
  ハードウェアアクセラレーション有効時に再生に問題が起きた場合は、FlashPlayerの
     「ハードウェアアクセラレーションを有効にする」
  のチェックを外したうえで動画を再読み込みする。

という対処方法が示されています。
ただし、そうするとGPUではなくCPUでデコード(ソフトウェアデコード)することになるため、
CPUの処理能力が低い場合は動画がカクついたりまともに再生できなかったりすることがあります。

上の記事やマイリスに入っているなかで、GPU再生支援で問題が起きることがあるらしいという動画を、
  解像度 フレームレート プロファイル@レベル ref bframes
のパラメータつきで3つ貼っておきます。(MediaInfo 0.7.47 で調査)
映像がおかしくなるかどうかは環境次第だとは思いますが、
ハードウェアアクセラレーションを有効にした上で視聴してみてください。
(問題が起きた場合、問題が起きた動画と、使っているグラフィックカードをコメントで教えてもらえるとありがたいです。
 勝手に動画を貼ってすみません。本当なら自分でテスト動画をアップすべきなんでしょうけど、
 作ったとしても自分では確認できないもので・・・。

2011/10/18追記:
  自分でもテスト用の動画をアップロードしてみました。640x360 24fpsのもので、
  まずいとされるエンコードオプションの値を少しずつ変えてみたものです。以下のマイリストからどうぞ。
  (自作PC板のIntelスレやコメントの反応を見ると、少なくともIntel HD Graphics 2000or3000ではref=16のもので映像が乱れるそうです。
   なお、低画質モードだとサーバー側で再エンコードされた映像を見ることになり、テストにならないのでご注意下さい。)
     ハードウェアアクセラレーション(DXVA)テスト用動画リスト

動画1. 512x384 30fps High@3.0 ref=5 bframes=3
 

動画2. 1280x720 59.94fps High@L5.0 ref=16 bframes=16
 

動画3. 512x288 29.97fps High@5.1 ref=16 bframes=16
 

また、少し古い情報ですが、

  H.264(AVC) + UVD(DXVA) / J-pro.info

  x264 Encoding Options for Hardware Compatibility & DXVA - AVS Forum

を見ると、GPU再生支援を利用するためには、エンコード時にH.264 Levelの条件をしっかり守って
--levelでレベルを明示的に指定するといったことが大事になってきたりするようです。

更に

  【ニコニコ動画】FLV/MP4エンコードスレ 53【質問】

で質問してみたところ、動き予測の参照距離(--ref)が16だとGPU再生支援が無効になったり
映像が乱れることがあるという話を教えてもらいました。

つまり、x264でのエンコード時に、ハードウェアアクセラレーション(GPU再生支援)が
きちんと働くように設定を行なうことが重要になってくるわけですね。

 
さて、ここからが本題です。

以上の情報を踏まえてニコニコ動画まとめWikiの推奨設定を見てみたところ、
レベルをきっちり守れず、refも16になってしまうケースがあることに気づきました。
これがどの程度問題になるのかはよくわかりませんし、実は全然問題ないかもしれませんが、
どうせならきっちりとした設定を考えてみたいと思い、今ある情報をまとめてみました。

長くなるので折りたたみます。
わからないことだらけですので、コメントなどいただければありがたいです。
(ここではなく「【ニコニコ動画】FLV/MP4エンコードスレ 53【質問】」のほうでも質問中なのでそちらでも。)
 

続きを読む "ハードウェアアクセラレーション(GPU再生支援)を考慮した場合のx264エンコード設定について"

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2011年9月27日 (火)

ffdshow tryouts rev3765での出力色空間の削減とその影響

2011/11/22追記:
  ・ffdshow tryouts rev4054で、RGB24出力が復活したようです。 


少し古い話になりますが、2011/02/25にリリースされたffdshow tryouts revision 3765において、

  - Removed some never used colorspaces (使われない色空間を削除しました)

という変更がありました。(ffdshow tryoutsのChangelogを参照)

どう変わったのか、rev3765以前とrev3765以降の「ビデオデコーダーの設定→Decoder→出力」の欄を見てみましょう。

■rev3765以前

Beforerev3765

■rev3765以降

Afterrev3765

 
「サポートされた出力色空間」の部分を見ると、rev3765以前は10種類あった色空間が、rev3765以降では5種類に減らされています。

 ●削除された色空間
    I420/IYUV、YVYU、RGB24、RGB16、RGB15

 ●残された色空間
    YV12、NV12、YUY2、UYVY、RGB32

「VFWの設定」のほうでも同様なのですが、色空間の中でも特にRGB24が削除されてしまったことで、

  「ffdshow tryoutsを更新したら、これまで読み込めていたはずの動画ファイルが読み込めなくなってしまった」

という現象が発生することがあります。

例としては、MikuMikuDance(MMD)の「背景AVIの読み込み」が挙げられます。
「背景AVIの読み込み」はVFW(Video For Windows)の仕組みを利用して作られているのですが、
どうやらRGB24でのデコード要求をしてくるようで、RGB24でデコードできないと読み込み失敗となります。
つまり、ffdshow tryouts rev3765以降のVFWデコーダーは、「背景AVIの読み込み」では直接使えないことになります。

対処方法は以前書いた下記の記事のほうに追記しましたが、他のアプリケーションでも
似たような問題が起きる可能性があるので、気をつけたほうがよさそうです。

  MikuMikuDanceの背景AVI読み込みについて(関連:VFW入力とDirectShow入力): さまよう金の髭

 
しかし、なんでRGB24まで削除しちゃったんでしょうね。
「うちのVFWアプリケーションにも影響出たんだけど::」と悲しんでる外人さんもいたようです。

  SourceForge.net: ffdshow: Detail: 3309952 - Problem with VFW in rev > 3750

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LAV Filters 0.35のインストール画面と設定画面のスクリーンショット

LAV Filters 0.35のインストール画面と設定画面のスクリーンショットを貼っておきます。
対応フォーマットや設定項目の確認などに役立てばいいなと。
LAV Filtersの導入については前の記事も参考になれば幸いです。

 ※注意・・・この記事に貼ってあるスクリーンショットは、全てデフォルト設定でインストールした時のものです。

長くなるのでたたんでおきます。

続きを読む "LAV Filters 0.35のインストール画面と設定画面のスクリーンショット"

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LAV Filters 0.35を少しだけ試してみた

※2011/09/27 19:30追記
  記事公開直後、なんかMP4の再生(特に音声)がおかしいことに気づきました。
  MPC-HC 1.5.2.3456の内蔵スプリッタ+デコーダーで再生するとギリギリそれなりに再生できるものが、
  内蔵MP4スプリッタをやめてLAV Splitterにしただけで途切れたり遅延したりするようになります。
  デコーダーをffdshow tryoutsにすると更にひどくなりますが、こんなに負荷高かったっけか・・・?
  低スペックなうちの環境のせいかもしれませんが、Haaliに戻すことも含めて再検討中です・・・。

※2011/09/27 23:00追記
  ●その後色々試してみたところ、どうやら
     「LAV Splitterを使うと、CPU使用率が100%近くになった際に音声再生が破綻しやすい」
    という感じでした。音声が途切れたり同じ箇所の音声を何度か繰り返したりします。
    MPC-HC内蔵スプリッタやHaali Media Splitterを使った場合は音声が破綻しにくい感じなので、
    LAV Splitterのこの挙動が目立ったようです。
    設定か何かで改善できるのかもしれませんが、めぼしいところを変えてみても変化がありませんでした。
  ●ffdshow tryoutsの負荷が高かったのは、
     ◎MPC-HCのレンダラ指定でVMR7(renderless)を指定したため、
       ffdshow tryoutsのデコーダーでYUV→RGB32変換を実行し、VMR7にRGB32で渡していた。
     ◎おまけにrev3765で、「YV12からRGBへの高画質変換」がデフォルトで有効になったので
       それも影響して余計に負荷が高くなった?(今回最新のrev3984を導入)
    というのが原因だったようです。
    MPC-HCでレンダラの指定をVMR9(renderless)にしたところ、
    ffdshowからVMR9へYV12で渡すようになり、再生負荷は軽減されました。
  ●もしかすると間違ってるかもしれませんが、今の自分の知識ではこれが精一杯。
  ●そんなわけで、LAV Splitterの導入は当面やめることにし、Haali Media Splitterに戻すことにしました。
    うちのPCは、他のアプリを全て落としてMPC-HCだけにしても
    720p 25fpsのMP4すらまともに再生できないほど低スペックなので、
    LAV Splitterはあまり向かないようですね・・・。
    これもふまえて記事を修正しました。

=====以下、記事=======

最近動画関係のスレで「LAV Splitter」とか「LAV Filters」というのを
ちょくちょく見かけるので、ちょっと調べてみました。
下記のフォーラムからダウンロードすることができます。

  LAV Filters - DirectShow Media Splitter and Decoders - Doom9's Forum

書いてあるとおり、LAV Filtersはffmpegのライブラリ(libavformatなど)を使った
DirectShowのスプリッターとデコーダーのセットのようです。
現時点の最新版は2011/09/07のv0.35となっており、
以下の3つがセットになっています。(個別にインストールすることも可能)
  LAV Splitter
  LAV Video Decoder
  LAV Audio Decoder
要するにコーデックパックのようなものだと考えればよいでしょう。
MP4やFLV、MPEGなどを始めとする色々な種類のコンテナやコーデックをサポートしているので、
これ1つで大抵の動画をDirectShowで再生・読み込みできるようになります。
ただしDirectShowフィルタのみであり、VFW(VCM)コーデックなどは入っていません。
試しにインストールしてみたのですが、いくつか注意すべき点もあったので書いておきます。

■インストール前の動画再生関連の環境
  OS: WindowsXP 32bit SP3
  Haali Media Splitter
  ffdshow tryouts
  MPC-Standalone Filtersの「FLV Splitter(FLVSplitter.ax)」
  On2 Flix Proの「On2 Flv Splitter Filter(flvsplit.dll)」「On2 Video Decoder Filter(flvdecvp6.dll)」

  ※普段はMP4やFLVくらいしか再生しません。
  ※Haali Media Splitterは主にMP4やMPEG-TSのスプリッターとして利用。
  ※ffdshow tryoutsは、H.264/AVCとAACのビデオデコーダーと、一部のVFWデコーダーを使う程度。
  ※FLV関連のフィルタについては、こちらこちら の記事を参照。

■インストール前の作業
  色々と競合するとまずいかもしれないと思い、
     Haali Media Splitter
     ffdshow tryouts
  の2つはアンインストールしておきました。
  Haali Media Splitterについては、LAV Filters 0.35のzip版のreadme.txtに
     「アイツ(Haali)はおかしな方法で登録してやがるからな。
      (Haaliを)アンインストールするか、(Haaliの)axファイルをリネームしといてくれ。」
  と書いてあったので。
  FLV系のフィルタは、まあ大丈夫だろうと思い入れたままにしておきました。
  できればFLV系についてはOn2社のフィルタのほうを有効にしたかったので。
  (ffmpeg系のVP6デコーダーは、稀におかしなデコードをすることがあるようなので。)

■インストール
  インストーラー版(.exe)と、zip版(.zip)があります。
  インストーラー版では、
     ・インストール時に、処理させるコンテナやコーデックを選択することができる
     ・スタートメニューにプログラムグループが登録され、
      そこからスプリッターやデコーダーの設定を行なうことができる。
  という特徴があります。
  zip版ではバッチファイルでregsvr32を実行するだけです。システムフォルダ等へのコピーも行ないません。
  また、スタートメニューへの登録もないので、細かい設定などはどこでやればよいのかわかりませんでした。
  インストーラー版を使うのが無難なようです。

■結果
  確かに色々な動画を再生できるようになりました。
  とくに、QuickTimeの各種movファイルや、RealPlayerのRealMediaのファイルを
  DirectShowで再生・読み込みできるようになるのは、それらの動画を扱う人にとっては大きなメリットかもしれません。
  自分では扱わないのですが以前調べた感じでは、QuickTime AlternativeやReal Alternativeなど、
  ライセンス的にもなんだか怪しそうなもの(?)を使うしかなさそうな感じでした。それが不要になりますね。
  MPC-Standalone FiltersにもRealSplitter.axなどがあるようですが自分はよくわかってません。

  というか、QuickTime Alternativeなどを配布していた(?)、Codec Guideを見に行ってみたら、
  今年7月頃からLAV SplitterなどをK-Lite Codec Packに導入しており、
  QuickTime Alternativeなどのリンクは見当たらなくなっていました。
  (しばらく見に行ってなかったので、もっと前からなくなってたのかもしれませんが。)

いくつか気になった挙動については、以下で述べていきます。

続きを読む "LAV Filters 0.35を少しだけ試してみた"

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2010年5月28日 (金)

WebM公式サイトのDirectShowフィルターがv0.9.7.0にバージョンアップ。ソースも公開。

WebM公式サイトで5/24に
  「WebM/VP8 DirectShow Filters v0.9.6.0」
がリリースされてMuxerが改善されたよーという記事を書こうとしていたら、
いつのまにか5/26(日本時間だと5/27かな)に
  「WebM/VP8 DirectShow Filters v0.9.7.0
がリリースされていました。はえぇ。

当初のv0.9.5.0から改善されたところや、READMEにより新たに判明した点などもあるので、
今回はそのあたりを少し書いてみます。

続きを読む "WebM公式サイトのDirectShowフィルターがv0.9.7.0にバージョンアップ。ソースも公開。"

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