動画TIPS

2013年12月 6日 (金)

Ustream Inc.で2014/1/6から30日以上前の録画ビデオが削除されるようになる件(日本は対象外)

Ustream(ユーストリーム)についてのメモ。

 
上記のようなツイートが流れてきました。
ツイートを見る限りでは日本は対象外のようですが、議会中継や各種イベントの録画が
たった30日で消されてしまうようになると、かなりの痛手です。
ちょっと心配だったので、少し調べて公式サポートに問い合わせて確認してみました。

結論としてはツイートにある通り、「Ustream Inc.」の管轄となる米国などでの話であり、
「Ustream Asia Inc.」の管轄となる日本では、今のところ削除予定は無いそうです。
ただし、日本でもいずれ仕様変更される可能性はあるので注意が必要ですね。

 
元情報は、ツイート画像にあるように、UstreamのBasic(Free)アカウントでログインして、
ダッシュボードを開き、ページの下の方にある言語設定を「English」にすると、

Important change – Videos older than 30 days will be deleted on Basic accounts, starting on Jan 6, 2014. Learn how to keep all your videos!
 
訳:
 重大な変更
 Basicアカウントでは30日以上古い録画ビデオが削除されるようになります。
 この処置は2014年1月6日から始まります。
 全ての録画ビデオを残したい場合はこちらをご覧下さい。

というメッセージが表示されるというところ。
調べてもよくわからなかったのですが、いつ頃告知されたのでしょうね?
リンクを開くと「Upgrade your Basic account」のページに飛び、そこには

Upgrade your video storage
Upgrade to our Extended Storage plan
for only $19.99 $9.99/month and
enjoy unlimited video storage in your Basic account.
(Upgrade by Jan 6, 2014 for a lifetime lock-in at the lower price.)
 
訳:
 ビデオストレージをアップグレードしましょう。
 月額9.99ドルの「Extended Storage Plan(ストレージ拡張プラン)」に加入すれば、
 Basicアカウントでも録画ビデオの保存についての制限が無くなります。
 (2014年1月6日まで割引キャンペーン実施中。
  それ以後の加入では月額19.99ドルとなります。)

という記述があります。言語設定がEnglishになっていないと、「ページが見つかりません」と言われますのでご注意を。
しかし、録画保存のために月額10ドル~20ドルというのは結構きついですねぇ・・・。
ページを画像で見るとこんな感じです。(画像クリックで別窓で拡大)
 

 
言語設定をドイツ語、フランス語などにしても同様のメッセージが出ます。
言語設定が日本語になっていると、このメッセージは出ないのですが、
念のため、公式サポートセンターの問い合わせフォームから、問い合わせてみました。

■問い合わせ内容

12月05日 21:47 (JST)
【問い合わせの区分】 プレミアムメンバー
【問い合わせの項目】 Ustreamアカウントに関する質問
【チャンネル/ 過去の番組のURL】 http://www.ustream.tv/dashboard
【問い合わせ内容】
  言語をEnglishにしてダッシュボードを開くと、以下のようなメッセージが出ます。
 
    Important change – Videos older than 30 days will be deleted on Basic accounts, starting on Jan 6, 2014. Learn how to keep all your videos!
 
  2014年1月6日から、無料のBasicアカウントでは30日以上古い録画が消されるようになってしまうとのことで、
  それを避けたいなら月額9.99ドルの「Extended Storage plan」に加入が必要だと書かれています。
 
  質問1.
   今のところ日本語のダッシュボードには上記のメッセージが出ていませんが、
   日本でも同様に2014/1/6から30日以上古い録画が消されてしまうのでしょうか?
   それともこの話は米国ユーザーのみなのでしょうか?
 
  Ustreamで議会中継を行っている自治体もあり、非常に影響の大きな事案であると考えております。
  なるべく早急にご回答および公式アナウンスを行っていただければ幸いです。
  何卒よろしくお願いいたします。

■Ustream Asiaサポート担当からの回答

サポート担当 (Ustream Asia)
12月06日 13:35 (JST)
 
Ustream サポート窓口です。
この度はお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
 
お問い合わせの件につきまして、
過去の番組の保存に関して制限は設けておりません。
ダッシュボードから以下の手順にて制限がないことがご確認いただけます。
 
 1. Ustreamアカウントにて [ダッシュボード] にログインします
    http://www.ustream.tv/dashboard
 2. [チャンネル設定] - [過去の番組一覧] - [過去の番組] より
   保存使用量が "∞ GB" になっているかご確認ください (例: 10GB / ∞ GB)
 
しかしながらUstream Inc.では制限を設けており、
今後Ustream Asiaでも仕様を変更する可能性がございます。
 
その際にはWEBサイトなど事前に告知させていただきます。
今後ともUstreamを、どうぞ宜しくお願い致します。
 
Ustream サポート

 
迅速なご回答、ありがとうございます。
そんなわけで、最初に書いた通り、今のところ日本のUstreamでは古い録画ビデオを削除する予定は無いようです。
「Ustream Inc.」(米国等)では、無料アカウントだと10GBの容量制限がある画像)のですが、
「Ustream Asia Inc.」(日本等)では、今のところ容量も無制限になっているのですね。

ただ、公式サポートからの回答にも

しかしながらUstream Inc.では制限を設けており、
今後Ustream Asiaでも仕様を変更する可能性がございます。

とある通り、日本でもいずれ何らかの制限が設けられる可能性があります。
11/28には、有料プラン(アドフリープラス)の改訂にともなって、
2014年1月上旬から無料ユーザーの「パスワード付き配信」の同時接続数が、
従来の最大100人から最大10人に減らされることが発表されたりもしています。

  参考:
   Ustreamの「アドフリープラス」が機能強化、上位プランには解析ツールも -INTERNET Watch

採算が取れないとサービスそのものが維持できないが、ユーザーとしてはなるべく無料で使いたいので、
制限をかけたり有料化しすぎるとユーザーが離れていってサービスが破綻する。
そのあたりのバランスは難しいところでしょう。

今更言うまでもないですが、どのサービスでも、
   「永久にデータを保存してもらえるとは限らない」
ということを念頭に置いて、バックアップなど必要な対処を講じておくことが大事でしょうね。
 

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2013年8月14日 (水)

ニコニコ動画で動画が緑色になるトラブルが頻発している理由は動画ファイル破損

注意:
  この記事は取り急ぎメモとしてまとめてみただけであり、多分あまり更新できないので、
  最新の状況については参考ページニコニコインフォなどを追いかけるようにして下さい。

※2013/8/14 16:15更新
  ●問題が起きた動画、起きなかった動画について補足説明を追加しました。

※2013/8/15 6:20更新
  ●タイトルを
     「ニコニコ動画で動画が緑色になるトラブルが頻発している件」
                   ↓
     「ニコニコ動画で動画が緑色になるトラブルが頻発している理由は動画ファイル破損」
    に変更。

※2013/8/15 12:50更新
  ●当方の環境で問題が起きる動画にマイリトルポニー17話を追加。
    試したのは8/15の午前中です。
 


ニコニコ動画で

   「突然動画が緑一色になって、シークバーが早送りされ、まともに見れない」

という感じの症状が頻発しているとのことなので、少し調べてみました。

 
■現時点での問題の状況や原因推測

  ※不具合掲示板での報告と自分の実験結果から判断したもの。
    間違ってる部分もあるかもしれないのでご了承を。

  ●症状が出ているのは一般会員。
    プレミアム会員でも出ているという噂はあるがよくわからない。
    確認できたのは下に書く通り、一般回線で視聴した場合のみ。

  ●どうやら一般回線での視聴で使われる「smile-clnXX」「smile-cllXX」といった動画ホスト(XXは番号)で、
    動画ファイルが破損してしまっていることがある模様。
    (その他の動画ホストでも破損しているケースがあるかもしれない。)

  ●データ破損が確認された動画ホストであっても、正しいデータが送られてくることがあるらしい。
    (もしかしたら運営が随時正しいデータに修正していってる最中なのかもしれないが詳細不明)

  ●低画質モード(エコノミー)で視聴すれば基本的に見れるはずだが、
    エコノミー動画もぶっ壊れてることがあるかもしれない。

  ●サーバー側のデータがぶっ壊れてるのか、コンテンツ配信ネットワークに何か不具合があるのか。
    そのへんはニコ動運営の調査を待たないと多分わからないけど、
    原因が発表されることも無い気がする。

  ●完全復旧するまでにはそれなりに時間がかかりそうな予感。

 
■ハードウェアアクセラレーションの問題とはまた別。

  「動画が緑画面になってしまう」という現象については、今回の問題とは別に、

     「グラフィックボードなどの問題により、FlashPlayerの
      ハードウェアアクセラレーションがONになっている場合に発生する」

  というケースもあります。
  この場合は、FlashPlayerのハードウェアアクセラレーションをOFFにすれば
  改善できるはずです。詳細は以下のニコニコ大百科を参照して下さい。

      動画がおかしくなる方は大百科をクリック→とは - ニコニコ大百科 

  今回の問題はサーバー側で動画が壊れているのが原因ですので、
  ハードウェアアクセラレーションがONでもOFFでも発生します。
  (H.264再生支援機能そのものがない、うちのPCでも発生してますしね。)

 
■問題が起きた場合の対処方法

  ※視聴途中で問題が起きると興が削がれるという方は、とりあえず動画を読み込んだら、
    シークバーを動かしてみて、おかしなことが起きないか視聴前にざっとチェックするのが良さげ。
    そして問題が起きてしまったら・・・次の手順で対処かなあ・・・。

 
  1.ブラウザのキャッシュデータをクリアする。

  2.あらためて動画を読み込んでみる。運が良ければ正しいデータが落ちてくるかもしれない。
    (参考: 不具合掲示板の>>403

  3.1と2を何回か繰り返しても問題が起きるようなら、動画URLの末尾に「?eco=1」をつけて、
    低画質モードで視聴してみる。(画質は落ちてしまいますが・・・。)

  4.それでもダメなら・・・時間を置いてまた試してみるとか、プレミアムに入るとか・・・?
    でも不具合くらったのをきっかけとしてプレミアムに入る気はあまりしないですよねーって言う。
    公式の期間限定配信動画でもこの問題が発生しまくっているため、期間内に動画が見れなかった人や、
    涙を飲んで低画質モード視聴で我慢した一般会員が続出しているらしい。
    お盆や夏休みで人がいないかもしれないけど問題解決に向けて頑張れ運営。

 
■参考ページなど

  ●【調査中】動画が緑色になって正常に再生できない‐ニコニコインフォ

  ●【調査中】動画再生時に緑色になる | niconicoヘルプ

  ●動画がいきなり緑画面になってしまう - niconicoの不具合報告掲示板

 
■うちの環境でのテストの結果

  ●うちのPC環境

    【OS】 WinXP SP3
    【CPU】 CeleronM423 1.06GHz
    【ブラウザ】 Firefox 22.0
    【FlashPlayerのバージョン】 11.8.800.94
    【アカウント(プレミアムor一般)】 プレミアム

    ※H.264動画再生支援機能が無いという驚愕の低スペックのため、
      ハードウェアアクセラレーションON時の挙動は未調査。

  ●前提知識など

    ※動画のURL末尾に「?lo=1」をつけると「一般回線での視聴」になる。
      「一般回線での視聴」とは、「一般会員と同じ条件での視聴」のこと。
      「エコノミーモード時間帯」は強制的に「低画質モード」になり、
      それ以外の時間帯のみ、通常画質での視聴が可能。
      なお、「エコノミーモード時間帯」は、通常時期は
         平日18時~26時、土日祝12時~26時
      なのだが、2013/8/14現在は夏休み期間中のため
         平日も土日祝も12時~26時
      となっている。
      つまり、一般回線で通常画質で視聴できるのは、今は深夜2:00~昼12時のみってことです。

    ※動画のURL末尾に「?eco=1」をつけると低画質モード(エコノミーモード)での視聴になる。

    ※「動画ホスト」は、Qwatchの動画プレイヤーの設定を開き、「その他→システムメッセージ→動画ホスト」でわかる。

    ※FlashPlayer11.8.800.94だと、問題発生時は映像は緑色になって、シークバーが早送りされる。
      FlashPlayer10.3.183.90だと、問題発生時は緑色になるのではなく、映像は静止する。
      ハードウェアアクセラレーション有効時や環境によって症状が異なるかも。
      FlashPlayerがクラッシュするケースもある模様。

    ※テスト用にFlashPlayer10.3.183.90を使ってみたものの、10.3系は7月でサポートが切れており
      セキュリティ上の問題があるので使うべきではありません。
      うちみたいな低スペック環境では10.3系を重宝していたので悲しい・・・。
      低スペック環境だと11.x系はまともに動かないんですよね・・・。(音ズレ、止めても動くなど)
      まあPC買い替えろって話ですよねわかります。

    ※とりあえず不具合報告掲示板で出ていた動画をいくつかピックアップしてテストしてみました。
      あくまでもうちの環境でさくっと試したらこうだったという話です。
      何度も試したりしたわけではないので、時間を置いてもう一度試したりすると
      結果が変わってくるかもしれません。

    ※不具合掲示板に報告する場合は、以下の情報をしっかり書くと良いと思います。
      具体的に書くことはとても大事。

【OS】
【CPU】
【ブラウザ】
【FlashPlayerのバージョン】
【アカウント(プレミアムor一般)】
【動画の投稿日】
【動画タイトル】
【動画URL】
【動画の何分何秒頃に異常が発生するか】
【動画ホスト】
【その他症状】

 
  ●「画面が緑色になるor停止する」という問題が再現した動画

    ※テストはエコノミーモード時間帯を避け、8/14の午前中に行いました。
      一般回線でも通常画質で視聴できる時間帯です。
      上記のとおり、現在は夏休みですので、エコノミーモード時間帯が
      12時~26時となっており、その時間帯は低画質モードになってしまいます。

    ※これらの動画は「プレミアム通常」は正常に見れますが、
      「一般回線」だと問題が発生しました。

    ※「プレミアム通常」のファイルと「一般回線」のファイルのハッシュ値(MD5)を
      比較すると、値が異なります。つまり、本来同一のファイルのはずが、
      「一般回線」のほうだけ壊れているということになります。

    ※例えば下の表の最初にある「ゴーディアン」の動画ファイルをMediaInfoで調べると、
      「プレミアム通常」も「一般回線」も、3/18にエンコードされたものであり、
      表示される情報はどちらも全て同じでした。
      しかしながら、例えばMMName2で調べてみると、「一般回線」のほうのファイルでだけ、

         ファイル整合性: Atomチャンク構成がおかしい

      とエラー表示され、「げんしけん」「きんいろモザイク」ではファイルサイズがおかしいというエラーが出ます。
      「阿澄佳奈キャニオン」についてはエラーは出ません。
      このように、色々な壊れ方をしていることがわかります。

    ※ファイルをBZなどのバイナリエディタで見ると、データの違いがよくわかります。

    ※私の場合は、
        「ファイルサイズは同じだがデータが異なる」
      という現象でしたが、不具合報告掲示板などでの報告を見ると、
      ファイルサイズ自体が変わる例もあるようです。

    ※最初はエコノミーも調査するつもりだったのですが、
      そこまで手が回りませんでした。

タイトル(動画番号) 闘士ゴーディアン 第54話「暴かれたドクマ星間戦争の謎」(1364206392)
異常発生時間 (8:27)
プレミアム通常  動画ホスト smile-pow12
ファイルサイズ 141,232,823
MD5 E0EEE1091A4E8129EB451AA0CCC3AC13
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln19
ファイルサイズ 141,232,823
MD5 60CA77F710087D6EBB640C0B49DFB1F6
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) げんしけん二代目 第5話「業 NEXT!」(1375943894)
異常発生時間 (7:44)
プレミアム通常 動画ホスト smile-pow53
ファイルサイズ 147,924,443
MD5 79BB203DFCE642A24AC3AFD0D515E43D
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln50
ファイルサイズ 147,924,443
MD5 218184D852B910B0F9BB03DF3F80DB34
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) きんいろモザイク 第5話「おねえちゃんといっしょ」(1375841564)
異常発生時間 (3:52)
プレミアム通常  動画ホスト smile-pow52
ファイルサイズ 148,211,134
MD5 3F22EFDDC87E8368097FB732114885D5
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln53
ファイルサイズ 148,211,134
MD5 69B2EACC6821EABFAA21B36279699A66
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) 290秒でだいたい分かる阿澄佳奈キャニオン(sm21569413)
異常発生時間 (2:28)
プレミアム通常  動画ホスト smile-pow23
ファイルサイズ 12,585,510
MD5 A49F66D6976FDEAD403F0C2D63BADE2B
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln22
ファイルサイズ 12,585,510
MD5 6EFE0DBC986204520283EB2A268A6490
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) マイリトルポニー~トモダチは魔法~ 第17話「ベビーシッターは大変」(1375694092)
異常発生時間 (4:48)
プレミアム通常  動画ホスト smile-pow22
ファイルサイズ 149,079,565
MD5 56EBE60F75574E56FA732B446A4CF307
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln25
ファイルサイズ 149,079,565
MD5 9695DF3ABCAB7909277730DFE94147C1
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  

 
  ●問題が再現しなかった動画

    ※問題が再現しなかった動画は、「プレミアム通常」と「一般回線」のファイルの
      ハッシュ値が一致しました。つまり完全に同一のファイルということになります。
      これが本来あるべき姿のはずです。

    ※不具合報告掲示板でも出ているように、同じ動画ホストでも、問題が起きる場合と
      起きない場合があります。従って、これらの動画はたまたま問題が起きなかっただけで、
      何度か試したり別の環境で試したりした場合は問題が起きるかもしれません。

タイトル(動画番号) 【2013.1.23】WiiUダイレクト ニンテンドーゲームズ ニコ生コメ有り(sm19901640)
異常発生時間 -
プレミアム通常  動画ホスト smile-pow11
ファイルサイズ 103,423,022
MD5 515A69B187421AC5B3C79AF74E924A13
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln10
ファイルサイズ プレミアム通常と同じ
MD5 プレミアム通常と同じ
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) 超次元ゲイムネプテューヌ #04「妹たちの決意(ターン)」(1375754219)
異常発生時間 -
プレミアム通常  動画ホスト smile-pow23
ファイルサイズ 147,924,395
MD5 BF8C2905CE28F8D74B6BFF13E400C203
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln20
ファイルサイズ プレミアム通常と同じ
MD5 プレミアム通常と同じ
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) ドラクエ7 part14 【ゆっくり実況】(sm21351425)
異常発生時間 -
プレミアム通常  動画ホスト smile-pow63
ファイルサイズ 86,479,024
MD5 DEF9E28C51500527908FB373F8E5D32D
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln60
ファイルサイズ プレミアム通常と同じ
MD5 プレミアム通常と同じ
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) 【鬼畜】 全ての始まり 【実況】 part11(sm19393036)
異常発生時間 -
プレミアム通常  動画ホスト smile-pow51
ファイルサイズ 80,554,578
MD5 CDC55E5FD79602A45B69397079142314
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cln52
ファイルサイズ プレミアム通常と同じ
MD5 プレミアム通常と同じ
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) 【ゆっくり実況】Dead Space Level.01(sm11970357)
異常発生時間 -
プレミアム通常  動画ホスト smile-pso42
ファイルサイズ 73,384,002
MD5 6C23CDCA50B4E0B25D879F16FCC9F38E
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cll49
ファイルサイズ プレミアム通常と同じ
MD5 プレミアム通常と同じ
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号) 【ゆっくり実況】アリスいんナイトメア 第46夜(sm15487409)
異常発生時間 -
プレミアム通常  動画ホスト smile-pso61
ファイルサイズ 103,578,113
MD5 849938A4FAAEFF97268CBA40E7ED6DC1
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-cll64
ファイルサイズ プレミアム通常と同じ
MD5 プレミアム通常と同じ
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  
タイトル(動画番号)  
異常発生時間 ()
プレミアム通常  動画ホスト smile-
ファイルサイズ  
MD5  
一般回線
(?lo=1)
動画ホスト smile-
ファイルサイズ  
MD5  
エコノミー
(?eco=1) 
動画ホスト  
ファイルサイズ  
MD5  

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2012年10月22日 (月)

HTML5のvideoタグによるH.264(MP4)動画の再生テスト(色の見え方テスト)

テストページにある動画の色の見え方のテストをお願いしております。何卒よろしくお願いいたします。


動画投稿サイトでの動画視聴には現在は主にFlashPlayerが使われていますが、
YoutubeではFlashPlayerではなくHTML5プレーヤーで動画を視聴することもできます。
   「YouTube HTML5 動画プレーヤー
のページに行き、対応している視聴環境ならば「HTML5 試用版を有効にする」のリンクをクリックして
HTML5プレーヤーを有効にすれば、HTML5での動画視聴ができるようになります。
適当な動画を開き、プレーヤー上で右クリックメニューを出した時に、
   「HTML5について」
と表示されていれば、HTML5での視聴になっています。
(FlashPlayerで視聴している場合は「FlashPlayer11.x.xxx.xxxについて」が表示されます。)
ただし上記ページに書かれているとおり、HTML5が利用できない環境や動画もあるので注意が必要です。

YoutubeのHTML5プレーヤーで扱える動画の形式にはH.264とWebMの2種類があるはずなのですが、
Chromeで視聴する場合は動画はWebM形式になるようで、H.264形式での視聴方法がわかりませんでした。
(※WebMになっているというのは右クリックメニューの「デバッグ情報をコピー」の中に
  「"video/webm; codecs=\"vp8.0, vorbis\""」という情報があることから判断しました。)

そんでもって現状のYoutubeではWebMの動画について少し問題があるようです。
まず、YoutubeでFlashPlayerでH.264動画を見る場合、正しい色で動画を見てもらうためには、
投稿する動画の色空間をBT.709にする必要があります

  参考リンク:
     ニコニコ動画研究所「Youtube にアップロードする時に注意する colormatrix の設定」

これは
   ●Youtubeは必ず動画を再エンコードするが、その際には投稿動画の色空間のままエンコードする。
   ●再エンコードされたH.264動画にはcolormatrixフラグは付与されない。
     (ここでいうcolormatrixフラグとはH.264のmatrix_coefficientsのこと。
      x264.exeでは--colormarixオプションで指定する。)
   ●FlashPlayer11.3~はcolormatrixフラグが指定されていない場合はBT.709としてデコードする。
という理由によるものです。

多くの人はFlashPlayerで視聴していると思うので、BT.709で投稿したほうがよいのですが、
そうやって投稿した動画をYoutubeのHTML5プレーヤーでWebM動画として見ると、
色が少し変わって見えてしまいます。

サンプル動画はこちら。FlashPlayerとHTML5プレーヤーで見比べてみて下さい。
これは、
   ●Youtubeが投稿動画を再エンコードしてWebM動画を作る場合、
     投稿動画の色空間(BT.709)のままエンコードする。
   ●WebMはBT.601しかサポートしていないようで、デコードもBT.601で行われる。
   ●その結果、BT.709の動画をBT.601でデコードすることになり色が変わる。
というのが理由のようです。
Youtube側でBT.709→BT.601変換をしてからWebM動画を作れば問題ないはずなのですが、
現時点のYoutubeはその処理を行っていないようです。
(まあH.264以外の形式で投稿される動画も多いでしょうし、BT.709で投稿されるとも限らないので
 真剣に判定しようとするとややこしいのかもしれませんが・・・。)

さて、そうなると、HTML5でH.264動画を見た場合に色の見え方がどうなるのか気になります。
うーん、とりあえずH.264での視聴も試してみたい。色々な視聴環境で色の見え方がどうなるのか調べたい。
しかし残念ながらうちのPCは古くてOSがWinXPなのでIE9も使用できないし、H.264のGPU再生支援機能もない。orz

そんなわけで単純なものですが、HTML5のvideoタグによるH.264(MP4)動画再生のテストページを作ってみました。
詳しいことはよくわかってないので、ググってvideoタグの書き方を調べて動画を並べただけですが。
テストページはこちらになります。

 
    HTML5のvideoタグでのH.264(MP4)動画再生テスト(色が正しく見えるかどうか)

 
上記のページには640x360の動画を4つ、1920x1080の動画を4つ、合計8つのカラーサンプル動画を置いてあります。

詳しい説明は上記のページの冒頭に書いているのですが、
   「8つの動画のうち色が正しく見えるものはどれか」
を調査したいと考えています。
協力していただける方がいらっしゃいましたら、上記ページに示している説明に沿って、

   [正常:A,B,E,F] [異常:C,D,G,H] [再生不可:なし] [OS:WinXP SP3 32bit] [ブラウザ:Chrome22.0.1229.94m] [GPU:Intel GMA950 (6.14.10.4543)] [IE9-GPU:checkOFF]

という形式で、視聴環境も含めて当記事のコメント欄にご報告いただければ幸いです。
結果は下の表にまとめていきたいと考えています。
何卒よろしくお願いいたします。


【動画の一覧】
動画 解像度 色空間 colormatrixの指定
640x360 BT.601 smpte170m
640x360 BT.601 指定なし
640x360 BT.709 bt709
640x360 BT.709 指定なし
1920x1080 BT.601 smpte170m
1920x1080 BT.601 指定なし
1920x1080 BT.709 bt709
1920x1080 BT.709 指定なし

------------------------------------------------------------


通番 OS ブラウザ GPU mode 解説 参考URL
× × × × WinXP SP3 32bit Chrome22.0.1229.94m IntelGMA950
(6.14.10.4543)
- 全てBT.601としてデコード
× × × × WinXP SP3 32bit Chrome22.0.1229.94m IntelGMA3100 - 全てBT.601としてデコード
× × Win7 SP1 x64 IE9.0.8112.16421 AMD Radeon HD7770
(Catalyst 12.8)
GPU colormatrixに従ってデコード。
指定なしならBT.601としてデコード。
× × × × Win7 SP1 x64 IE9.0.8112.16421 AMD Radeon HD7770
(Catalyst 12.8)
SW(CPU) 全てBT.601としてデコード
× ×
★1
×
★1
× OS:Win7 SP1 x64 IE9.0.8112.16421 Intel HD Graphics 4000
(Intel 8.15.10.2761)
GPU 謎の挙動
× × × × OS:Win7 SP1 x64 IE9.0.8112.16421 Intel HD Graphics 4000
(Intel 8.15.10.2761)
SW(CPU) 全てBT.601としてデコード
× × × × Win7 SP1 x64 IE9.0.8112.16421 Intel GMA4500MHD
(Intel 8.15.10.1872)
GPU 全てBT.601としてデコード
× × × × Win7 SP1 x64 IE9.0.8112.16421 Intel GMA4500MHD
(Intel 8.15.10.1872)
SW(CPU) 全てBT.601としてデコード
× × × × Win8 Enterprise 90日評価版 x64 IE10 RTM NVIDIA GeForce GT520
(306.97)
GPU 全てBT.601としてデコード
× × × × Win8 Enterprise 90日評価版 x64 IE10 RTM NVIDIA GeForce GT520
(306.97)
SW(CPU) 全てBT.601としてデコード
×
★2
× × × win7 64bit IE9.0.8.112.16421 Intel HD 2500 GPU 謎の挙動
× × × × win7 64bit IE9.0.8.112.16421 Intel HD 2500 SW(CPU) 全てBT.601としてデコード
× × × × win7 64bit Chrome22.0.1229.94 Intel HD 2500 - 全てBT.601としてデコード
× × Win7 64bit IE 9 64bit 9.0.8112.16421 NVIDIA GeForce GTX 570 (306.23) GPU colormatrixに従ってデコード。
指定なしならBT.601としてデコード。
× × × × Win7 64bit IE 9 64bit 9.0.8112.16421 NVIDIA GeForce GTX 570 (306.23) SW(CPU) 全てBT.601としてデコード
×
★3
×
★3
×
★3
×
★3
×
★3
×
★3
×
★3
×
★3
Win7 64bit Chrome 22.0.1229.94 m NVIDIA GeForce GTX 570 (306.23) SW(CPU) 謎の挙動
予備

※「不」とあるのは「再生不可」を表しています。
★1・・・640x360を見る限りでは
        「colormatrixを解釈してデコード。指定なしはBT.601でデコード」
     に見えるが、1920x1080の動画F,Gで以下のように色がおかしくなっている。
        動画F(BT.601、指定なし):  (16,180,16)→(8,171,7)  (180,16,16)→(165,1,2)
        動画G(BT.709、bt709):    (16,180,16)→(12,175,9)  (180,16,16)→(170,6,4)
     なんとも説明のつかない謎の挙動。
★2・・・以下のように一部の色がおかしいとのこと。
        (180.16.180)→(169.7.168)
        (16,180,16)→(15.180.14)
     下だけ見ると正しい色になっているように思えるが、Cは「BT.709、colormatrix=bt709」の動画であり、
     他の動画は全てBT.601でデコードしているように見えるのにCだけがcolormatrixを解釈してるとも思えない。
     仮にそうだとしても上の色は誤差が大きすぎる感じだし、説明がつかない謎の挙動。
★3・・・(16,180,16)がA,B(28,171,27) CD(38,197,32) EF(20,148,25) GH(30,170,28)になってしまうとのこと

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2012年6月14日 (木)

BandicamでMotionJPEGやMP2を使うとAviUtl等での編集で困ることがある件。

2012/8/12追記
 ・MP2音声の相性が悪いのはx264guiExだけでなく、標準の「WAV出力」を除く
  出力プラグイン全般だったのでその旨を追記。こちらの検証不足でした。
  詳細はこの記事のコメント欄を参照してください。
  rigaya様、調査ありがとうございました。失礼いたしました。

2012/7/10追記
 ・MP2音声が拡張編集だけでなくx264guiExとの相性も悪いようなので追記。


Bandicamという動画キャプチャソフトがあります。
利用制限のある無料版と、制限を無くした有料版があり、
シンプルで初心者向けということもあり、ゲームキャプチャ等で使っている人もいるようです。
記事作成時点での最新バージョンは、「1.8.0.230」です。

ただ、録画後のファイルをAviUtl等の動画編集ソフトで編集する場合、
いくつか注意すべき点があるようなので、それを書いてみようと思います。

この記事で扱う主な注意点は、

  1.映像コーデックに「Motion JPEG」を選択した場合、
    編集ソフト(AviUtl等)に読み込んだ時に色がおかしくなることがある。
    (コントラストが低く、やや暗い映像になる感じ)

  2.音声コーデックに「MPEG-1 L2」を選択した場合、
    AviUtlの「拡張編集」「拡張x264(GUI)Ex」といったプラグインとの相性がよくない。

の2点です。
詳細とその他のメモを以下に示します。

続きを読む "BandicamでMotionJPEGやMP2を使うとAviUtl等での編集で困ることがある件。"

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2012年6月10日 (日)

ZeroWatchプレーヤーの各モードでの表示領域の広さメモ

なんとなく思い立って、ニコニコ動画のZeroWatchの動画プレーヤーの
各表示モードでの表示領域の広さを「測ルンです」で測ってみたのでメモ。

  コメント表示領域 動画表示領域
大画面モード 908×486 864×486
中画面モード 672×384 640×384
小画面モード 280×150 267×150

 
コメント表示領域の広さは、
  ・「ueコメの枠の上側」と「shitaコメの枠の下側」を見て高さを測る
  ・「■■・・(中略)・・■■」というコメントを打って両横端の切れ目を見て幅を測る
という方法で計測。地味にずれてる可能性もあり。

動画表示領域の広さは、
  ・4:3動画を表示して高さを測る
  ・16:9動画を表示して幅を測る
  ・ついでにシネスコサイズもどきの横長動画を表示して幅を再確認
という方法で計測。

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2012年5月28日 (月)

つんでれんこ v2.71のx264設定を、拡張x264(GUI)Ex v1.43用の設定ファイルにしてみた

以前の記事で、つんでれんこ v2.51相当のx264設定を、AviUtlの出力プラグインである
x264guiEx v1.13向けの設定ファイルとして移植(?)してみたことがあったのですが、

  ●2012/2/8に、ニコニコ動画のエコノミー回避条件が変わった。
    (約445kbpsまで大丈夫になった。)

  ●つんでれんこの更新も、ひと段落して落ち着いた。

  ●x264guiExで、ファイルサイズやビットレートの上限チェック機能などが実装され、色々と便利になった。

ということで、
   「つんでれんこ v2.71
におけるx264設定を、
   「x264guiEx v1.43
用の設定ファイルとして移植してみました。

   x264guiEx v1.43用設定ファイル(つんでれんこv2.71相当)のダウンロード

x264guiExにはrigaya氏が作成したニコニコ動画用プリセットも付属しているのですが、
とりあえず設定の参考資料の1つになればいいかなということで。
使い方や注意点については、同梱のテキストファイルを読んで下さい。

x264guiEx v1.43で新たに実装された、
  「--keyintに-1を指定すると、フレームレートの10倍の値が自動設定される」
という機能を使っていますので、必ずx264guiEx v1.43以降で使うようにして下さい。
それ以前のバージョンでの動作確認はしていません。

ついでに、つんでれんこ v2.71の各プリセットのx264設定をにまとめてみたら
つんでれんこまとめWikiに置いていただき、色々と補足もしていただけたので、
設定を詳しく知りたい方はそちらを見るとわかりやすいかと思います。

  つんでれんこ まとめ wiki - エンコード設定

 

また、ニコニコ動画向けのエンコードについては、kenjiさんの以下の記事も
とても参考になりますので、是非ご一読を。

  パラダイス☆ケンジ x264でのニコニコ動画用エンコードで注意すべき設定(AviUtl)

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2012年4月 4日 (水)

FlashPlayer11系をアンインストールして10.3系をインストールする方法

■2012/10/23更新
  ●最新のバージョンを11.4.402.287と10.3.183.29に更新。
    Security BulletinもAPSB12-22に更新。
  ●Chrome22からgcswf32.dllが削除されたことを追記。

■2012/9/3更新
  2012/8/21にFlashPlayer11.4.402.265と10.3.183.23がリリースされているので
  最新バージョンについての記述をそのバージョンに更新。
  「Vista/Win7+Firefox+FlashPlayer11系保護モードON」の相性問題は
  いくつかは解決されているようですが、まだ問題も残っているようです。

■2012/6/16追記
  ●Vista/Win7+Firefox+FlashPlayer11.3.300.257の組み合わせで発生する様々な問題は
    Firefox側の対処は13.0.1へのマイナーアップデートにより完了し、
    あとはAdobe側の対応待ちという状況のようです。
    問題の詳細はMozilla Japan ブログに書かれていますのでそちらをご覧下さい。
       Flash Player の最新版で発生しているいくつかの問題について | Mozilla Japan ブログ
  ●Chromeで10.3系を使っていると
      「Adobe Flash Player のバージョンが古いためブロックされました」
    という警告が出るという件を追記。

■2012/6/10追記
  ●6/8にFlashPlayer11.3.300.257および10.3.183.20がリリースされたので、
    それにあわせてリンクや記述を修正。
    今回もセキュリティ問題が修正されているので更新を推奨。
  ●FlashPlayer11.3.300.257でも低スペック環境でスロー再生になるという現象は
    そのままだったのでタイトルを「11.2系を~」から「11系を~」に変更しました。
    推奨スペックを満たしていないとはいえ、ずっとこのままになるのだろうか・・・。(´・ω・`)
  ●今回リリースされたFlashPlayer11.3.300.257を、
      OS: Windows Vista または Windows 7
      ブラウザ: Firefox
    という環境で使うと、
      ・コメント入力時に日本語入力できなくなる
      ・スクロールで表示が崩れたりする
    といった問題が起きることがあるらしいです。(FlashPlayerスレの情報)
    FlashPlayer 11.3.300.257で実装された「保護モード(参考記事)」というのが原因らしいので、
    FlashPlayerスレのレス594以降レス631とかレス644とか)を見てmms.cfgの書き換えで対処するか、
    10.3.183.20を使うようにしたほうがよいかもしれません。
    ブラウザをFirefox以外にするという方法もありますが。

■2012/5/28
  ・FlashPlayerスレで、
     「インストーラーやアンインストーラーでR6025エラーが出るのはIME 2010が原因」
   ということが特定されたので、その旨を追記。

■2012/5/10追記
  ・その後セキュリティアップデート等が入り、最新版は11.2.202.235と10.3.183.19に更新されているので、
   タイトルから詳細バージョンを消し、「11.2系から10.3系に戻す方法」として再編しました。
  ・リンクや説明を上記バージョンにあわせて更新。
   (元々の記事は11.2.202.228から10.3.183.18にする方法を書いており、
    画像や説明等にはその名残りがあります)
  ・アンインストールやインストールで問題が発生する場合の対処方法の参考リンクを更新。
  ・プレイヤーが表示されない件について、ニコニコヘルプへのリンクを追加。
  ・FlashPlayerスレのリンクを更新。


 

前の記事で説明したとおり、FlashPlayerを11.1から11.2.202.228にアップデートしたら、
うちの低スペックPCではニコニコ動画がスロー再生になったり止めても動いたりと、まともに見れなくなってしまったので、
11.2.202.228をアンインストールして10.3.183.18をインストールしました。
今のところ特に問題なく快適に見れています。
(その後リリースされた11.4.402.287も同様だったので現在は10.3.183.29を使っています。)

他にも色々な問題から11系を使いたくないという人もいると思うので、
11系をアンインストールして10.3系をインストールする方法をまとめてみました。
一応うちでは問題なく動いているのですが、自己責任でお願いします。

■筆者の環境

  うちのPC環境は以下のとおりです。(びっくりするほど低スペック)
  これ以外の環境では検証していませんのでご注意下さい。

    CPU:CeleronM423 1GHz(シングルコア)
    メモリ:1.5GB
    GPU:Intel 945GMチップセット(H.264のHWアクセラレーションなし)
    OS: WindowsXP Home SP3
    ブラウザ: InternetExplorer8、Sleipnir2.9.9、Firefox11.0、Google Chrome 18.0.1025.142

■注意点

 ★FlashPlayer11.1や11.2、11.3には、深刻なセキュリティ問題が残ったままです。
  Adobe社は、
    「11系の最新版を使いたくない場合は、セキュリティ対策をしてある
     10.3.183.29を使うことを推奨します」
  とアナウンスしています。

    参考: Adobe - Security Bulletins: APSB12-22 (2012/10/8)

 ★FlashPlayer 10.3系は、10.3.183.18からは、Internet Explorer 6 (IE6)では動作保証されていないとのことです。
  (FlashPlayer11.2と同時にリリースされたのが10.3.183.18なので。)
  インストールできないというわけではなさそうですが、テスト等はされていないようです。
      参考: An Update for the Flash Player Updater - Adobe Secure Software Engineering Team (ASSET) Blog

 ★アンインストールやインストールに失敗するケースがあるようです。
     Microsoft Visual C++ Runtime Library
     Program: C:\~(以下略)~
     Runtime Error!
     R6025
     - pure virtual function call
   というエラーが出るのは「Microsoft Office IME 2010」との相性が悪いのが原因だということが特定されているので、
   日本語入力を「Microsoft Office IME 2010」以外にしてからインストール・アンインストールを行ってみて下さい。
      参考:
        はれ いちじ あめ - 脳脂肪のパクリメモ
        Flash Player 11.2 と Runtime Error - Windows 2000 Blog

 ★10.3系にしてからニコニコ動画を見ようとすると、
     「Adobe Flash Playerのバージョン古いかインストールされてないため
      動画再生プレーヤーを表示できません」
   と表示されるケースがあるようです。
   この場合はニコニコ動画ヘルプの以下のページを参考にして対処してみて下さい。
   ブラウザのCookieを一度削除してみるのも有効なようです。
     動画視聴プレイヤーが表示されない (ニコニコヘルプ)
     Flash Playerのアップデート表示が消えない (ニコニコヘルプ)
     Flash Playerが表示されない、フリーズする、ブラウザが強制終了する (ニコニコヘルプ)

■前提

 ●筆者が使っているOSはWindowsXP Home SP3です。
  Windows系なら特に手順の違いはないと思いますが、
  MacOSやLinux等についてはわからないので書いていません。
  一応参考リンク(英語)だけ載せておきます。
     Flash Player Help

 ●FlashPlayerには、大きく分けて以下の2種類があります。
    A.Internet Explorerで使用する「ActiveX版」
    B.Firefox等で使用する「プラグイン版」
  複数のブラウザを使い分けている人は、それぞれにあったものを
  インストールする必要があるので注意しましょう。

  ※Google Chromeは、FlashPlayerが統合されており、
    上に挙げたものとは別のChrome内蔵のFlashPlayerがあり、通常はそれが使われます。
    内蔵のFlashPlayerを無効にした場合はプラグイン版が使われます。
    詳細については、Adobe社のページや、Google Chromeのページを参照。
    以下でも簡単に説明します。

 ●現在インストールされているバージョンは、
    コントロールパネル→「Flash Player」→「高度な設定」タブ
  の「ActiveXのバージョン」「プラグインのバージョン」で確認できます。

112flash

  また、ブラウザで以下のAdobe社のページにアクセスすると、
  現在インストールされているバージョンと現在の最新バージョンを確認できます。
    Adobe - Flash Player

 
■FlashPlayer11系のアンインストール手順

 1.最初に以下のページからWindows用の最新のアンインストーラをダウンロードします。
     Uninstall Flash Player | Windows

   「1. Download the uninstaller for Flash Player」のところに、

      uninstaller (uninstall_flash_player.exe)

   のリンクがあるので、ダウンロードして適当な場所に保存して下さい。
   (11.1や11.2のアンインストーラは32bit版と64bit版が分かれていましたが、
    11.3からは統一されたようです。)

    ※アンインストーラーはその時点の最新のものを落とせば、
      過去の正式バージョンはどれでもアンインストールできるようです。
      (AdobeLabsで公開されているbeta版等は除く。)

 2.ブラウザなど、FlashPlayerを使うアプリケーションを全て終了します。

 3.1で保存したアンインストーラを実行します。

Photo_2

   完了時のメッセージの下部が切れてるけど「正常にアンインストールされました」かな。

 4.アンインストールが完了したら、コントロールパネルの
   「Flash Player」がなくなっていることを確認します。
   なくなっていればアンインストールは成功しているはずです。
   (コントロールパネルを開きっぱなしにしていた場合は残って見えることがあるかもしれません。
    フォルダを「最新の情報に更新」して確認すると確実です。)

 
■FlashPlayer10.3系の最新版のインストール手順

 1.以下のURLから、10.3系の最新版のインストーラをダウンロードします。
   使っているブラウザにあわせたものをダウンロードして下さい。

     FlashPlayer 10.3系インストーラ(ActiveX版、InternetExplorer用)

     FlashPlayer 10.3系インストーラ(プラグイン版、Firefox等用)

   ※このインストーラは「Adobe Flash Player Distribution」のページに置かれているものです。

   ※Adobe社のサイトの説明(英語日本語)では、以下のページにあるアーカイブ版を
     使うことになっているようです。
        Archived Flash Player versions
     アーカイブ版にはデバッグ版のプレイヤーやmsiインストーラ、
     アンインストーラ、Mac版、Linux版など、色々なものが含まれており、
     ファイルサイズがやや大きくなります。
     アーカイブを解凍した中の「10_3r183_**」フォルダにあるうち、
     以下のファイルが、上記URLで落とせるのと同じインストーラです。
     (**のところはバージョン末尾の数字に置き換えて読んでください。
      また、debug版のほうを使わないように注意。)
        flashplayer10_3r183_**_winax.exe (ActiveX版、InternetExplorer用)
        flashplayer10_3r183_**_win.exe (プラグイン版、Firefox等用)

     ※アーカイブ版の提供は遅くなることもあるようです。

     ※一応日本語ページもありますが英語ページに比べて更新が遅いようです。
        アーカイブ版 Flash Player の提供について

 2.ブラウザなど、FlashPlayerを使うアプリケーションを全て終了します。

 3.1で保存したインストーラを実行します。
   ActiveX版とプラグイン版の両方を使う場合は、両方とも実行して下さい。

 4.インストールが完了したら、コントロールパネルに
   「Flash Player」が出来ていることを確認します。
   ダブルクリックして設定画面を開き、「高度な設定」タブで、
   10.3系の最新版がインストールされているかどうかを確認します。
   (画像は10.3.183.18を使っていた時のものです。
    実際には10.3系の最新版になっているかどうか確認して下さい。)

103flash

 5.Google Chromeを使っている場合は、内蔵のFlashPlayerを無効にします。
   設定方法は以下のとおりです。

      5-1.Google Chromeを起動し、アドレス欄に「chrome://plugins」と入力。

      5-2.プラグイン一覧が表示されるので、右上にある「詳細」を押して詳細を開く。

      5-3.「Flash」の欄に、
              「gcswf32.dll」   ←(Chromeに組み込まれているFlashPlayer)
              「pepflashplayer」  ←(Chromeに組み込まれているFlashPlayer)
              「NPSWF32.dll」  ←(Adobe本家版)
           という3つ2つの項目が表示されているはずなので、
           「gcswf32.dll」「pepflashplayer」を無効にし、「NPSWF32.dll」だけを有効にする。
           (もしかするとpepflashplayer.dllがなくて2つしか表示されていないこともあるかもしれませんが、
            とにかく「NPSWF32.dll」だけが有効になるようにすればOKです。)

               2012/10/23追記:
               ※Chrome22からは内蔵のgcswf32.dllが削除され、pepflashplayer.dllだけになったようです。

               参考: Adobe Flash Player プラグイン - Google Chrome ヘルプ

Chromeflashplayerconfig_2

 6.念のためAdobeのサイトにアクセスして、バージョンを確認しておきます。
     Adobe - Flash Player

Photo

 
うちではこれで無事に10.3系の最新版をインストールすることができ、
ニコニコ動画もYoutubeも問題なく見れるようになりました。

FlashPlayer11系で問題が修正された場合は、普通にFlashPlayerのダウンロードページにアクセスして
アップグレードすればよいと思います。

 
■Chromeでのブロック警告について
  2012/5/19頃から、Chromeで10.3系を使っている場合、FlashPlayerを使うサイトにアクセスすると
    「Adobe Flash Player のバージョンが古いためブロックされました」
  という警告が出るようになったようです。

Chromeflashversioncheckdialog

  どうも10.3系は古いものだとみなされて警告が出てしまうようです。
  「プラグインを更新」を押すと最新のFlashPlayer11系にアップデートされてしまいます。
  「今回は実行する」を押せばよいのですが、ページを開く度に毎回押すのは面倒ですね・・・。
  右に出ている「詳しく見る」から対処方法を示すページに行くことはできますが、
  そこの記述によると、Chromeの起動オプションに
     --allow-outdated-plugins
  を追加すると、この警告が出なくなるようです。
  起動オプションの指定方法については、こちらの記事の「解決方法その2」をご覧下さい。
  ただしこのオプション追加はセキュリティ的にあまり好ましくない面もあるようですので、
  説明を読んだ上で自己責任でご利用ください。

 
■参考リンク

  Adobe Forums: Forum: Using Flash Player

  Adobe Bugbase

  ニコニコ動画の不具合報告掲示板

  Adobe Flash Player (゚∀゚)!!!!!! (2ch Flash板)

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FlashPlayer11.2.202.228以降で発生する問題と対処方法

■2012/6/10追記
 ●6/8にFlashPlayer11.3.300.257がリリースされましたが、問題点2はそのままでした。
   私は同時リリースされた10.3.183.20を使って問題回避しています。


2012/3/28に、FlashPlayer 11.2.202.228がリリースされました。
更新内容については窓の杜ITmediaの記事、リリースノート等を読んでみて下さい。

さて、このFlashPlayer11.2.202.228ですが、環境によっては問題が発生することがあるようです。
この記事ではそれらの問題と対処方法についてまとめてみます。

他にも色々あるかもしれませんが、とりあえず現時点で
私が把握している問題点は以下の3つです。

  問題点1.動画を再生すると映像の全体または一部が緑色になる。

  問題点2.動画の再生負荷が増大し、これまで普通に見れていた動画がまともに見れなくなる。
         また、映像がスロー再生になったり、停止ボタンを押してもしばらく動き続けたりする。

  問題点3.音声をミュートしているのに、壊れたラジオのような雑音が出る。

以下、それぞれの問題と対処方法について書いていきます。

※あくまでも現時点での情報です。また対処は自己責任でお願いします。

 
■問題1.動画を再生すると映像の全体または一部が緑色になったり
       色がずれたようにおかしくなったりする。

  この問題は、NVIDIAのGeForceシリーズのグラフィックカードを使っている場合に
  発生することがあるようです。(少なくとも報告されているのはNVIDIA系ばかり)
  今のところ海外フォーラムのこちらのスレッドが一番情報が集まってるかなと。
    Adobe Forums: Flash Player 11.2.202.228 - still get this green screen on videos

  うちは環境が違うので発生していませんが、対処方法としては以下の3つがあるようです。

  ●対処方法1.FlashPlayerのHWアクセラレーションをOFFにする。

    ◎手順
     1.FlashPlayer上で右クリックし「設定...」を選択。
     2.左下のディスプレイのマークのタブを選択し、
       「ハードウェアアクセラレーションを有効化」のチェックを外す。
     3.動画のページを再読み込みする。

    ◎備考
     ・GPUの再生支援をOFFにするのでCPUに負荷がかかります。低スペックだときついことも。
     ・OFFにしても治らないという報告もあるようですが、よくわかりません。

  ●対処方法2.グラフィックカードのドライバを最新のものにアップデートする。

    ◎手順
     NVIDIAのサイトに行って最新版のドライバをダウンロードしてインストールする。
     自分でやったことはないので、詳しいことは各自調べてください。
        NVIDIAドライバダウンロード        

    ◎備考
     ・Geforce 570Tiで、2011年10月のドライバでは駄目だったのが、
      2012年2月末のドライバにしたら治ったというAdobe側の検証があります。
     ・最新版にしても治らないという報告もあるようです。

  ●対処方法3.FlashPlayer11.2.202.228をアンインストールし、
            FlashPlayer10.3.183.18をインストールする。

    ◎手順
     ・別記事でまとめてあります。

    ◎備考
     ・FlashPlayer11.1には深刻なセキュリティ問題が残ったままなので、
      Adobeは
       「何らかの事情で11.2にしたくないならセキュリティ対策をした10.3.183.18を推奨」
      とアナウンスしています

 
■問題2.動画の再生負荷が増大し、これまで普通に見れていた動画がまともに見れなくなる。
       また、映像がスロー再生になったり、停止ボタンを押してもしばらく動き続けたりする。

  比較的低スペックな環境だと発生するようです。
  うちの環境は

    CPU:CeleronM423 1GHz(シングルコア)
    メモリ:1.5GB
    GPU:Intel 945GMチップセット(H.264のHWアクセラレーションなし)
    OS: WindowsXP Home SP3
    ブラウザ: InternetExplorer8、Sleipnir2.9.9、Firefox11.0、Google Chrome 18.0.1025.142

  という6年近く前の超低スペックなノートPCなので、もろにこの問題にはまりました。
  もともとHDサイズとか60fpsとかの動画はまともに見れなかったのですが、
  11.2.202.228にした途端に、これまで普通に見れていた640x360 24fpsの動画すら
  まともに見れなくなりました。映像遅延・カクカク・止めても少しの間動き続ける。etc.
  720pの60fpsなど、高負荷のかかる動画を開くとスロー再生+シーン飛びを繰り返す感じに。
  (従来はカクカクコマ飛び再生)

  対処方法としては、以下の1つしかないかなと・・・。

  ●対処方法1.FlashPlayer11.2.202.228をアンインストールし、
            FlashPlayer10.3.183.18をインストールする。

    ◎手順
     ・別記事でまとめてあります。

    ◎備考
     ・FlashPlayer11.1には深刻なセキュリティ問題が残ったままなので、
      Adobeは
       「何らかの事情で11.2にしたくないならセキュリティ対策をした10.3.183.18を推奨」
      とアナウンスしています

 
■問題3.音声をミュートしているのに、壊れたラジオのような雑音が出る。

  例えばニコニコ生放送のページに行くと、右側で小さく「ニコ生クルーズ」が流れています。
  この音声はデフォルトではミュートになっているのですが、
  FlashPlayer11.2.202.228を使っていると、
     「放送が切り替わると、ミュートしているにも関わらず少しだけ正常に音が出た後、
      壊れたラジオのような雑音が出続ける」
  という現象が発生することがあります。
  発生しないこともあったので、何らかの条件があるのかもしれませんが。
  ニコニコ動画側の問題である可能性もありますが、FlashPlayerの海外フォーラムでも
  音声に関するトラブルがいくつか報告されているようです。

  こちらも今のところ対処方法は、以下の1つしかないかなと・・・。

  ●対処方法1.FlashPlayer11.2.202.228をアンインストールし、
            FlashPlayer10.3.183.18をインストールする。

    ◎手順
     ・別記事でまとめてあります。

    ◎備考
     ・FlashPlayer11.1には深刻なセキュリティ問題が残ったままなので、
      Adobeは
       「何らかの事情で11.2にしたくないならセキュリティ対策をした10.3.183.18を推奨」
      とアナウンスしています

 
どの問題についても手っ取り早いのは、
  「とりあえず11.2.202.228をアンインストールして、代わりに10.3.183.18を入れてみる」
という方法になるでしょうか。
そのうちバグ修正されて11.2の更新がくると思いますが、いつになるかはわかりませんし、
それまでは10.3.183.18で様子を見ようと思います。

11.2.202.228をアンインストールして10.3.183.18を入れる方法については
別記事でまとめてありますので、そちらをご覧ください。

    FlashPlayer11.2.202.228をアンインストールして10.3.183.18をインストールする方法: さまよう金の髭

 
■参考リンク

  Adobe Forums: Forum: Using Flash Player

  Adobe Bugbase

  ニコニコ動画の不具合報告掲示板

  Adobe Flash Player (゚∀゚)!!!!! (2ch Flash板)

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2012年3月21日 (水)

RGB24をx264(10bit)のi444で可逆圧縮し、どれだけ同じ色を保持できるか調べる。

※この記事はまだ暫定公開の段階であり、現在継続調査中です。
  ディザ処理やデコードなど、挙動がいまいちよくわからない部分がでてきたので、
  今の時点の記事はあまり参考にしないほうがよいです。

※RGB24は、x264(8bit)で--output-csp rgbでエンコードすればRGBのまま圧縮できます。
  この記事は、
     「RGB24を10bitYUV化した場合にどこまで正確に色を保持できるか」
  という実験目的で書いたものです。


■使用ツール
  Avisynth 2.6 Alpha3
  dither v1.14.1
  masktools v2.0 a48
  flash3kyuu_deband v1.5.0
  avs2pipemod v0.4.1
  x264 r2184 32bit 10bit-depth (x264.nl)

■画像ファイル
  こちらのサイトにある4096x4096のall16777216rgb.pngを、2048x2048に4分割したもの。
  元画像には、RGB24で表せる16777216色全てが含まれている。

■使用したavsファイル(これをベースに、色々なパターンにあわせて必要箇所だけ利用)

LoadPlugin("D:\MovieTool\Avisynth\masktools-v2.0a48\mt_masktools-26.dll")
LoadPlugin("D:\MovieTool\Avisynth\dither-1.14.1\dither.dll")
Import("D:\MovieTool\Avisynth\dither-1.14.1\dither.avsi")
LoadPlugin("D:\MovieTool\Avisynth\flash3kyuu_deband_1.5.0_x86\flash3kyuu_deband.dll")

ImageSource("allRGB左上.png",end=1,fps=1)

# RGB24をstack16形式の16bitYUVに変換する。
#Dither_convert_rgb_to_yuv(matrix="601",tv_range=true,lsb=true,mode=-1,output="YV24") 

# Ditherのドキュメントに書いてあった「10bit深度相当にする方法」。ただし出力ビット深度は16。
/*
a = Dither_get_lsb ()
b = Dither_get_msb ()
c1 = a.mt_lut ("x 6 >>",        y=3, u=3, v=3)
c2 = a.mt_lut ("x 2 << 255 &u", y=3, u=3, v=3)
DitherPost (c1, c2, mode=1)	# Add the mode you want and other parameters here
mt_lut ("x 6 <<", y=3, u=3, v=3)
StackVertical (b, last)
*/

# stack16形式の16bitYUVを、f3kdb()で10bitのinterleaved formatで出力する
#
# ・sample_mode=0は廃止予定らしいのでsample_mode=1にしてgrainY,grainCを0にしてみた。
#  sample_mode=0だとdither_algoは0(8bit processing)だけしか使えず、しかもこれも廃止予定らしいし、
#  さらにdither_algo=0だとoutput_mode=0、つまり8bit出力しかできない。
# ・dither_algo=1(ディザ無しでLSBを丸めるだけ)とした。
# ・input_mode=1はstacked format
# ・output_mode=2はinterleaved format
# ・output_depthで10bit出力を選ぶ
#
/*
f3kdb(range=0,Y=0,Cb=0,Cr=0,grainY=0,grainC=0,sample_mode=1,dither_algo=1, \
         keep_tv_range=true,input_mode=1,input_depth=16, \
         output_mode=2,output_depth=10)
*/

# stack16形式の16bitYUVを実質YUV4xxp16となるinterleaved formatにする
#Dither_convey_yuv4xxp16_on_yvxx ()

■avsの例

 ●Ditherで16bit(Rec601)にして16bitのinterleaved formatで出力するavs

LoadPlugin("D:\MovieTool\Avisynth\masktools-v2.0a48\mt_masktools-26.dll")
LoadPlugin("D:\MovieTool\Avisynth\dither-1.14.1\dither.dll")
Import("D:\MovieTool\Avisynth\dither-1.14.1\dither.avsi")
ImageSource("allRGB右下.png",end=1,fps=1)
Dither_convert_rgb_to_yuv(matrix="601",tv_range=true,lsb=true,mode=-1,output="YV24") 
Dither_convey_yuv4xxp16_on_yvxx()

 ●Ditherで16bit(PC.709)にしてからf3kdbで10bitのinterleaved formatで出力するavs

LoadPlugin("D:\MovieTool\Avisynth\masktools-v2.0a48\mt_masktools-26.dll")
LoadPlugin("D:\MovieTool\Avisynth\dither-1.14.1\dither.dll")
Import("D:\MovieTool\Avisynth\dither-1.14.1\dither.avsi")
LoadPlugin("D:\MovieTool\Avisynth\flash3kyuu_deband_1.5.0_x86\flash3kyuu_deband.dll")
ImageSource("allRGB右下.png",end=1,fps=1)
Dither_convert_rgb_to_yuv(matrix="709",tv_range=false,lsb=true,mode=-1,output="YV24") 
f3kdb(range=0,Y=0,Cb=0,Cr=0,grainY=0,grainC=0,sample_mode=1,dither_algo=1, \
         keep_tv_range=true,input_mode=1,input_depth=16, \
         output_mode=2,output_depth=10)

 ●RGB24をそのまま出力するavs

ImageSource("allRGB右下.png",end=1,fps=1)

■avs2pipemodを用いたエンコードのコマンド例

 ●Ditherで16bit(PC.709)→x264(10bit)の例 (フルレンジなので--input-range pcをつけている)
   avs2pipemod_0_4_1.exe -rawvideo allRGB左上-Dither16-PC709.avs | x264_r2184_10bit.exe  - --demuxer raw --input-csp i444 --input-depth 16 --input-res 2048x2048 --input-range pc --output-csp i444 --frames 2 --fps 1/1 --qp 0 --colormatrix bt709 -o allRGB左上-Dither16-PC709.mp4

 ●Ditherで16bit(Rec601)→f3kdbで10bit出力→x264(10bit)の例
   avs2pipemod_0_4_1.exe -rawvideo allRGB左上-f3kdb10.avs | x264_r2184_10bit.exe  - --demuxer raw --input-csp i444 --input-depth 10 --input-res 2048x2048 --output-csp i444 --frames 2 --fps 1/1 --qp 0 --colormatrix smpte170m -o allRGB左上-f3kdb10-Rec601.mp4

 ●RGB24→x264(10bit)【--vf resize:csp=i444:16 (bgr24→yuv444p16le)】の例
   avs2pipemod_0_4_1.exe -rawvideo=vflip allRGB左上.avs | x264_r2184_10bit.exe - --vf resize:csp=i444:16 --demuxer raw --input-csp bgr --input-depth 8 --input-res 2048x2048 --output-csp i444 --frames 2 --fps 1/1 --qp 0 --colormatrix smpte170m -o allRGB左上-10bit-resize.mp4

■デコード環境と、画像の取得・比較方法

  ●環境
    MPC-HC v1.6.0.4014
    Haali Media Splitter 1.11.288.0
    ffdshow tryouts rev4371 (※1)

    ※ffdshow tryoutsは、「ビデオデコーダーの設定」の「RGB変換」で、
        ◎「手法」の「YV12からRGBへの高画質変換」のチェックを外す。
            →外さないと余計な処理が入るため。
        ◎「入力レベル」を「標準」から「自動」に変更。
            →H.264のVUIに含まれるfullrangeフラグを判定させるため。
      という設定変更をしています。
      他の設定はデフォルトです。

  ●エンコード後の画像の取得
    MPC-HCの「Save Image」でPNGとして保存。

  ●元画像とエンコード後画像の一致部分の比較
    AviUtl 0.99k2+拡張編集プラグイン 0.89pで、元画像の上にエンコード後画像を
    合成モード(差分)で合成し、フレームバッファを取得。
    差分合成により、RGB(0,0,0)となっているピクセルは、元画像と同じだと判断できる。
    スクリプト制御で、RGB(0,0,0)となっているピクセルを数えるLuaスクリプトを書き、その数を調べた。
    2048x2048の4ファイルの合計を調べ、RGB24の16777216色のうち、
    どれだけのピクセルが元と同じ色を保っているかを調べている。

■元の画像の色と同じ色を保てたピクセル数の調査結果

  ●RGBのavsファイルをそのままx264に渡してエンコードした場合

  ●avsファイルで各種プラグインによるcolorspace変換を行ってからx264でエンコードした場合

x264
bit-depth
avs  x264
option
同じ色 割合
処理概要 BT.601
or
BT.709
range output
depth
10bit Ditherで16bitに。 709 pc 16 16777119 99.999%
601 pc 16 16713766 99.622%
709 tv 16 16774667 99.985%
601 tv 16 16760115 99.898%
Ditherで16bitにした後
f3kdbで10bitに。
601 tv 10 10883930 64.873%
RGB24をそのまま。 601 tv 8 --vf
resize:
csp=i444:16
2660612 15.858%
RGB24をそのまま。 601 tv 8 2660612 15.858%
8bit Ditherで16bitに。 601 tv 16 2381956 14.198%
RGB24をそのまま。 601 tv 8 2660612 15.858%

  ●RGB24のavsを、ffmegやavconvによりYUV4:4:4(16bit)やYUV4:4:4(10bit)に変換してからx264でエンコードした場合

Tool x264の
bit-depth
Toolからの
raw出力
BT.601
or
BT.709
range 同じ色 割合
ffmpeg r38996 10bit YUV4:4:4(16bit)
(yuv444p16le)
601 tv 16731867 99.730%
YUV4:4:4(10bit)
(yuv444p10le)
601 tv 16776524 99.996%
avconv r32956 10bit YUV4:4:4(16bit)
(yuv444p16le)
601 tv 2660612 15.858%
YUV4:4:4(10bit)
(yuv444p10le)
601 tv 2660612 15.858%

■メモ

 ●x264の「--vf resize:csp=i444:16」でbgr24→yuv444p16leへの変換が行われたはずなのに
   なぜbgr24→yuv444p(8bit)した時と同じ結果になっているのかがよくわからない。

 ●「--vf resize:csp=bgr:16」としてみたが、ログではbgr24→bgr48le→yuv444p16leという
   変換を行っているように見えるものの、これも結果はbgr24→yuv444p(8bit)の時と変わらなかった。

 ●Ditherで16bitのBT.709のpcレンジにした場合でも100%にはならなかった。

 ●Ditherで16bitのBT.601にする場合、pcレンジよりもtvレンジのほうが良い結果になっている。

 ●8bitエンコードする場合、Ditherで16bitにしたものを渡すとRGB24をそのまま渡す場合よりも悪い結果になっている。

■サンプルの提供

 この記事で使った画像とは違いますが、ColorBarsをベースにした画像を
 Ditherやf3kdbを利用してエンコードするサンプルを作成しました。
 色変化のチェックがしやすいと思いますのでよろしければどうぞ。

      RGB24→10bitYUV実験のサンプルファイル

 詳細については同梱してある「説明.txt」をご覧下さい。
 一応この記事で使った「all16777216rgb.pngを4分割した画像」も入れています。

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2012年3月18日 (日)

Chikuzen氏のavs2pipemodとRawSourceの記事へのリンクwith変更履歴

※重要
  これは自分用のメモです。
  2012/03/18時点でのまとめですので最新ではありません。
  最新版は必ずChikuzen氏のブログでチェックするようにして下さい。


Chikuzen氏のavs2pipemodを使わせていただこうと思って過去記事を読んでいたのですが、
使い方だけでなく関連知識についても色々書いて下さっていて非常に参考になるものの、
自分は物覚えが悪いのでまた何度も見に行くことになりそう・・・。

そんなわけで、現時点での過去記事へのリンクを、簡単な変更履歴とともにまとめてみました。
よし、これでオプションの使い方や意味がわからなくなってもすぐ調べられる・・・はず。
RawSource.dllのほうはリンクだけです。

  avs2pipemod

  RawSource.dll


■avs2pipemod

2012/03/14 avs2pipemod その16 (0.4.1)
   'x264raw(tc)'のエラーハンドリングを修正。

2012/03/04 avs2pipemod その15 (0.4.0)
   'dumpyuv'を'dumptxt'に変更し、YUY2やRGBに対応。

2012/02/18 avs2pipemod その14 (0.3.7)
  新機能 "dumpyuv" を追加

2012/02/16 avs2pipemod その13 (0.2.2)
  x264raw/x264bdの出力内容に"--frames"を追加

2012/01/30 avs2pipemod その12 (0.2.1)
  新機能'x264raw','x264rawtc'を追加

2012/01/28 avs2pipemod その11 (0.1.2)
  エラーの出るavsを使用した際にクラッシュしていたのを修正。

2012/01/05 avs2pipemod その10 (0.1.1)
  コードを大幅に書き直し。
  avisynth.libが不要に。
  avisynth.dllのバージョンを検出し、挙動を切り替えるように。

2011/12/31 avs2pipemod その9 (20111230)
  ビデオ出力処理をavs2pipeの最新のものから移植。

2011/09/19 avs2pipemod その8 (20110919)
  -trim追加

2011/07/09 バッファサイズ (20110709)
  バッファを256KiBから128KiBに減らしてパフォーマンスを調整

2011/07/03 avs2pipemod その7 (20110703,20110703-2)
  -audioオプションを廃止し、-wavと-extwavオプションを追加
  -rawvideoの引数にvflipを追加
  -audioでも-extwavと同じ挙動をするように変更

2011/05/10 avs2pipemod その6 (20110510)
  x264bd=tffをx264bdtに。

2011/05/07 avs2pipemod その5
  'packedraw'を廃止して'rawvideo'に変更

2011/05/04 avs2pipemod その4
  getoptを使うことに。aud16やrawaud24とかはなくなり、かわりにオプションの後ろに'=16bit'とかを付けるように。
  x264bdの出力をx264のr1936以降(--bluray-compatあり)用に変更

2011/05/01 avs2pipemod その3
  YUV4MPEG2出力時の色空間変換を改良
  'rawaudio''rawaud16''rawaud24'を追加

2011/04/28 avs2pipemod その2
  'packedraw'オプションを追加

2011/04/26 avs2pipemod
  'audio'オプションの他に'aud16''aud24'というオプションを作った
  'video'オプションを'y4mp''y4mt''y4mb'の3種類に変更
  入力がフィールドベースだったときのフレームベースへの変換
  'info'の出力情報を変更
  経過時間の表示
  'benchmark'オプションを追加
  Y4M出力時のstdoutのバッファを拡張


■RawSource.dll

2011/09/26 RawSource.dll その6

2011/06/15 RawSource.dll その5

2011/05/30 RawSource.dll その4

2011/05/23 RawSource.dll その3

2011/05/21 RawSource.dll その2

2011/01/11 RawSource.dll


ついでにavs2pipemod 0.4.1のヘルプも貼っておきます。

avs2pipemod  ver 0.4.1
built on Mar 14 2012 20:50:37

Usage: avs2pipemod [option] input.avs
  e.g. avs2pipemod -wav=24bit input.avs > output.wav
       avs2pipemod -y4mt=10:11 input.avs | x264 - --demuxer y4m -o tff.mkv
       avs2pipemod -rawvideo -trim=1000,0 input.avs > output.yuv

   -wav[=8bit|16bit|24bit|32bit|float  default unset]
        output wav format audio(WAVEFORMATEX) to stdout.
        if optional arg is set, audio sample type of input will be converted
        to specified value.

   -extwav[=8bit|16bit|24bit|32bit|float  default unset]
        output wav extensible format audio(WAVEFORMATEXTENSIBLE) containing
        channel-mask to stdout.
        if optional arg is set, audio sample type of input will be converted
        to specified value.

   -rawaudio[=8bit|16bit|24bit|32bit|float  default unset]
        output raw pcm audio(without any header) to stdout.
        if optional arg is set, audio sample type of input will be converted
        to specified value.

   -y4mp[=sar  default 0:0]
        output yuv4mpeg2 format video to stdout as progressive.
   -y4mt[=sar  default 0:0]
        output yuv4mpeg2 format video to stdout as tff interlaced.
   -y4mb[=sar  default 0:0]
        output yuv4mpeg2 format video to stdout as bff interlaced.

   -rawvideo[=vflip default unset]
        output rawvideo(without any header) to stdout.

   -x264bdp[=4:3  default unset(16:9)]
        suggest x264(r1939 or later) arguments for bluray disc encoding
        in case of progressive source.
        set optarg if DAR4:3 is required(ntsc/pal sd source).
   -x264bdt[=4:3  default unset(16:9)]
        suggest x264(r1939 or later) arguments for bluray disc encoding
        in case of tff interlaced source.
        set optional arg if DAR4:3 is required(ntsc/pal sd source).

   -x264raw[=input-depth(8 to 16) default 8]
        suggest x264 arguments in case of -rawvideo output.
        set optional arg when using interleaved output of dither hack.
   -x264rawtc[=input-depth(8 to 16) default 8]
        suggest x264 arguments in case of -rawvideo output with --tcfile-in.
        set optional arg when using interleaved output of dither hack.

   -info  - output information about aviscript clip.

   -benchmark - do benchmark aviscript, and output results to stdout.

   -dumptxt - dump pixel values as tab separated text to stdout.

   -trim[=first_frame,last_frame  default 0,0]
        add Trim(first_frame,last_frame) to input script.
        in info, this option is ignored.

note1 : in yuv4mpeg2 output mode, RGB input that has 720pix height or more
        will be converted to YUV with Rec.709 coefficients instead of Rec.601.
        and, if your avisynth version is 2.5.x, YUY2 input will be converted
        to YV12.

note2 : '-x264bd(p/t)' supports only for primary stream encoding.

note3 : in fact, it is a spec violation to use WAVEFORMATEX(-wav option)
        except 8bit/16bit PCM.
        however, there are some applications that accept such invalid files
        instead of supporting WAVEFORMATEXTENSIBLE.

note4 : '-extwav' supports only general speaker positions.

 Chan. MS channels                Description
 ----- -------------------------  ----------------
  1    FC                         Mono
  2    FL FR                      Stereo
  3    FL FR BC                   First Surround
  4    FL FR BL BR                Quadro
  5    FL FR FC BL BR             like Dpl II (without LFE)
  6    FL FR FC LF BL BR          Standard Surround
  7    FL FR FC LF BL BR BC       With back center
  8    FL FR FC LF BL BR FLC FRC  With front center left/right

note5 : in '-x264raw(tc)' with dither hack, output format needs to be
        interleaved(not stacked).

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